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減るかもしれない?コーディング案件
中々びっくりするお題ですが、最近こういう話を耳にすることが増えてきたような気がしています。どうしてこのような話が流れているのか考えてみたので書いてみようと思います。
ノーコードツールが案件に耐えうる内容になってきた
最近本格的にノーコードツールを使用してみたのですが、使ってみた感想として「コーディングしなくてもWebサイトはできるんだ」と感じました。
ノーコード系は昔から似たようなものが提供されてきたのですが、案件で使えるかどうかと言うと物足りず広まらなかった記憶があります。
その後Wixが出たあたりから状況が大きく変わりノーコードの制作案件が増加し始めました。今では制作側でノーコード系を導入している割合が4割という話も出ているようです。
AIチャットサービスも追い風に
Chat GPTやGitHub Copilotの様なAIチャットサービスが作業で使えるようになってきたのも理由になるでしょう。先日新サービスが発表され大きな盛り上がりを見せているChat GPTは画像を解析して回答する機能があり、実際に試してみた人も多いようです。
次にGitHub Copilotですがこちらを使うと案件で欲しいHTMLのコード生成、
生成したHTMLから紐付いたCSSコードの生成も行うことができるようです。また、MicrosoftもMicrosoft Copilotを発表しOfficeとの連携ができるようになって、世の中AIが席巻し始めてきているようです。
ノーコードやAI導入の影響
ノーコードツールを使ってWebサイトを制作するとどんなことが起こるのか。単純に制作期間の短縮と費用削減が挙げられます。
今までコーダー部署がなく外注していた企業が外部コーダーに発注せずともノーコードツールやでAIチャットサービスWebサイトを作り上げることができつつあるので、結果コーディング案件が減ることに繋がりそうです。
Webページの組み立て時間についてはまだ手間かかるなと思っていたのですが、Figma to STUDIOというプラグインが出てきてデザイン直Webページ構築の流れも生まれてきたので、こちらも大きく流れが変わりそうです。
こういった、今まで手数がかかると思われたものがある程度簡単にできるのではと世間に認識されるとWebサイト作業費が下げられる可能性が出てきます。
では、コーディング案件は本当に減るのでしょうか?
コーダーの作業範囲が変わっていく
現在のWebサイト制作は多岐にわたっていて、単なるコーディングだけではなくCMSを活用したり、フロントエンドやバックエンドのフレームワークを導入するなど案件によりアプローチの仕方が大きく変わると思います。
例えば従来のコーディングでは難しい複雑なアニメーションやプログラムを多用する部分であったり、Next.jsやNuxtJSのようなフロントエンドのフレームワーク、AstroのようなWebフレームワークを使えるようにしておけば将来に備えることができるでしょう。
最近のコーダーは作業範囲が広いためマークアップエンジニアという肩書きが増えました。今後Webサイトの案件に合わせて柔軟に対応できる地力が求められていくと思われます。