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未経験者はポートフォリオを作らない!?

最近ポートフォリオについて色々情報が流れてきたので私も書いてみようと思います。作り方については詳しい方がたくさんいるので少し違う視点から、実際に未経験者はポートフォリオを作るのか?というお話にしてみました。

未経験者のポートフォリオの優先度はかなり低い

未経験者がWeb業界を目指して勉強しているとほとんどの人はポートフォリオを作りません。理由は技術を磨く時間に大きくリソースを割いているからです。

Web系の場合だいたい学習時間は半年から1年くらいが多いです。
その間に学べる項目はHTML、CSS、jQuery、Photoshop、Illustratorとそれに関連する知識で止まります。これら基礎を習得するだけで手一杯になるため、ポートフォリオまで手を回す余裕がないことが挙げられます。

過去にWeb業界への転職目的で同時期に勉強した人たちでポートフォリオを作ってくる人は全体の約2~3割程度でした。

ポートフォリオの質が上げられない

ポートフォリオを作れたとしてもまた別の問題が出てきます。それはポートフォリオの数と質ですね。ポートフォリオに載せるために何かしらの成果物を作る必要があるのですが、ここがほぼ書籍などの課題で作ったもので止まります。理由はやはり時間的な理由で自分で考えた成果物まで手が出せないことです。

未経験者が学習期間中にオリジナルとして出せそうなものの定番は名刺やポストカード、自分で作ったWebサイトあたりです。これらは作り慣れていないのでどうしても質が上がらない、作った数も少ないのでポートフォリオがものすごく簡素化したものになります。

ポートフォリオの生かし方が分からない

そもそもポートフォリオを何のために作るかよく分からない人も多いですね。技術職で重要視されるのがその人が持っている技術レベルです。ポートフォリオは履歴書等の資料では分からない部分を分かるように見せるためのものとなっています。

ですのでWeb業界への就職を考えた場合、ポートフォリオの優先度は高くないとならないものです。残念ながらそれが逆転しているのが実情のようです。

勉強中にポートフォリオまで対応するのはすごく大変かと思いますが、Web業界で活躍したい!という人であればこちらも手を抜かずにしっかり作り上げてほしいと思います。

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