プラスチックの健康リスク
マイクロプラスチック
マイクロプラスチックとは、
・空気中
・水道水
・土壌中
に存在する微小なプラスチックのことを指します。
国連の補助機関である国連環境計画(UNEP)では、5ミリメートル以下の
水に溶けない粒子をマイクロプラスチックの微細なプラスチック片で、
製品の劣化やごみの不適切な処理により生じます。
世界中で年間約800万トンのプラスチックが海に流出しているそうです。
私たちの暮らしにとても身近なプラスチックは、
・製造コストが安い
・安全
・加工しやすい
など、たくさんのメリットがありますが、海に流出したプラスチックが分解されてマイクロプラスチックになっているのが現実です。
このマイクロプラスチックが、人体に対して悪影響を及ぼす
ということが近年の研究で明らかになっていますが、2021年の研究では、人間が年間平均で5,800個以上のマイクロプラスチックを摂取している可能性が示されています。
特に、加工食品製造時の機械や包装材料からの
微細なプラスチック粒子が食品に混入することや、プラスチック容器や
フィルムでの包装が摩擦や加熱を経て食品に移行することがあります。
マイクロプラスチックが体内に入ると、
・消化器の疾患
・内分泌の機能低下
・肥満
・心血管疾患
・神経変性疾患
・アルツハイマー病
・パーキンソン病
などの発症にも繋がると報告されています。
動物実験では、代謝異常やリーキーガットを引き起こすことや母体レベル(妊娠している)とその動物だけではなく、その子供、その孫の世代にも
永続的な代謝異常をもたらします。
マイクロプラスチックは、年々増加しており、
これからも健康被害に遭う人は増える傾向にあります。
BPAフリー
E3Live Japanで販売しているドリンクボトルはBPAフリープラスチックを使用しています。
BPAとは、bisphenol A(ビスフェノール A)
BPAフリーは、このプラスチックの原料となる化学物質のBPAが含まれていないという意味です。
このBPAの安全性は、法や基準に則ってはいますが、洗剤で洗浄した場合や酸・熱によって、その成分が溶け出すという報告がされ始め、1997年頃から、甲状腺や精巣・卵巣などのホルモンをつくって分泌する内分泌系器官への影響が心配され始めました。
そこで、欧米、そして日本でも動物での検証実験が進められました。
その結果、それまで考えられていたよりも低い量でも、その動物の子どもの性周期 ※ に異常が見られたのです。
また、長い時間が経過してから影響が現れることなども報告されました。
1番心配されるのが、食器や容器から飲食物に移ったBPAが、食事を通して口から摂取される経路です。
動物実験の結果がどの程度ヒトに当てはまるのか、他の器官への影響はどうなのかは、まだ研究・議論中とのことですが、諸器官がまだ十分発達していない胎児や乳幼児への影響はいかがなものでしょう・・・
環境汚染と人間の健康
体に不要であると同時に、マイクロプラスチックを海に流すことで小魚などがプランクトンと間違えて食べてしまい、私たち人間はそのマイクロプラスチックを食べた魚を食べ、体の中にマイクロプラスチックを取り入れてしまうことになります。
環境汚染は、自分たちの体を汚染していることと同じなのです。
※性周期初潮から閉経までの発情周期と月経周期