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【実録】31歳、宅建試験への挑戦② 直前期〜本番編

こんにちは!本日もご覧いただき、ありがとうございます。
間が空いてしまいましたが自分が忘れないように記録しないと…!先日からの宅建合格記録の続きとなります。

1. 直前期のメンタル

カリグルに行ったのもそうなのですが、10月に入った頃には「やり尽くした感」がすでに出てしまって、勉強のモチベーションが著しく下がっていました。過去問は47点取れることもありましまし、分野別問題集はすでに4周くらいしていました。もともと勉強は好きではないので「もう勉強したくない!疲れた!」「さっさと試験受けさせて終わらせてくれ」と本気で思っていました。
結局このモチベーションダウンは試験2日前くらいまで続きました。どのくらいモチベーションが下がっていたかというと、試験2日前にカラオケ行くくらい…(笑)今思うとブン殴りたいですけどね。

ところが、試験前日になって猛烈に不安になってきました。「本当に受からなかったらどうしよう…?」という当たり前の不安がようやく襲ってきて、試験会場で真っ青になる自分、自己採点で30点しか取れない自分、新卒や同僚が受かったのに落ちてる自分…とか、もう嫌な妄想ばかり浮かんできて、泣きながら過去問を解きました。

前日なので両親も「◯◯(私)ちゃんならできる!絶対大丈夫!」「がんばってね!」とLINEをくれたのですが、そんな応援の言葉すらもすごく無責任な言葉に聞こえて、イライラしてしまったので全て未読無視したりもしました。

そんな中迎えた当日。なんで宅建って午後なんだろう…さっさと朝のうちに終わらせたかった(笑)あまり眠れなかったので6時くらいに起きてまた問題集をめくるものの、「あれもこれも全部勉強し足りない」ような気がして焦ったりもしました。数日前までは試験会場近くの定食屋さんを調べて、しっかりお昼を食べてから向かおうと考えていましたが、緊張していてとてもじゃないけどまともな食事はできる状態ではなく、カフェでサンドイッチだけなんとか詰め込んで会場に向かいました。

2. 試験会場にて

試験会場は選べるものの、座る席は受験番号順なので当然選べません。私の場合、前の席の方が派手なロゴパーカーを着ていて視界に入るたびに激しく気が散り、隣の席の方は試験中にブツブツ独り言を言っていて………はっきり言わせていただくと「席ガチャ」は最悪でした(笑)
ガチャガチャしたデザインのロゴTって、確かに規定では禁止されてはいないけど…試験の場では意外と周囲の迷惑になるんだなと初めて知りました。私が気にしすぎなのかな…まあ試験で気が立ってたし…ルールではなくマナーの問題かもしれませんが、自分も気をつけないと。

そんな中、始まった試験。私はいつも宅建業法→法令制限→税・その他→民法の順で解いていました。
業法は「死のガイドライン」など初見でドキッとする問題もありつつ乗り越えて、「天空率」が出てきた法令制限のあたりから「アレ……?ムズカシイ…?」と焦り始め、税その他ではどの参考書も講義動画もYouTubeも「まあ10年以上出てませんから」とすっ飛ばされていた住宅ローン控除が出題されて絶望し、民法なんてほぼ泣きながら解きました(笑)大袈裟ではなく、呼吸が荒くなったのを感じて、胸に手を当てて少し深呼吸したほど。どうしよう、めちゃくちゃ難しい、わかんない!知らない!何これ!ウワァァァァァ!!と本当に試験中パニックになっていました。
いま冷静になって考えると、「どのテキストにも載っていない初見の用語を出すことで受験生を混乱させるが、実際は消去法や過去問にある知識で正解はちゃんと導き出せるようになっている」とわかるんですが、その時は「あんなに勉強したのに知らない言葉がまだあるの!?!?!?」って焦ったんですよねぇ…ほんとに意地悪な出題者(笑)
ひと通り解き終えて、もちろん見直しも何度もしたものの、最後の5分くらいは本当に頭を抱えていました。「こりゃ、"もう一年"だな……」と。
試験会場を出て、周りの会話を聞いても「難しかったね」なんて言ってる人が誰一人おらず、そこでまた絶望しました。「難しかったと思ったのは私だけかもしれない…?」 駅までの道も泣きながら歩きました。


3. 自己採点

本当は試験終わった後にスーパー銭湯に直行して、そこの休憩スペースで自己採点しようかと思っていたのですが、日曜夕方で「入場制限のため1時間半待ち」とのことで諦めてベローチェに入りました。ついでに言うと昼食もベローチェだったのにまたベローチェに入ってしまいました。そのくらい判断力が落ちていました。

15時に試験が終わって16時頃からちょこちょこ予備校の解答速報が解禁されるということで、まずとある予備校の解答速報で自己採点をしました。自分が選んだ番号をぽちぽち押して「採点」ボタンを押すと点数が表示される系のサービス。ひとまず採点してみたところ、出てきた点数は「31点」。やっぱり……と一瞬頭を抱えたのですが、よく見ると、自分が入力した答えの隣にある「模範解答」の欄が虫食い状態。そうです、まだ全問の解答速報が出たわけではなかったのです。いやそんな状態で自己採点サービスオープンすな!?!?!?と思いつつ、もう少し調べていると「このサイトなら全問採点できる」とTwitterに載せている方がいたのでそちらで採点をしてみました。

先ほどと同じ答えを入力し、また採点ボタンを押すと「35点」
び、び、微妙〜〜〜!!とこれまた頭を抱えたのですが、よく見てみると「35/45点」と書いてあります。前回書いた通り、私は不動産会社勤務で5点免除を持っていたので50点満点ではなく45点満点なのです。「え、ってことは…10問しか間違えてない実質40点ってこと…!?!?!?」とそこでようやくウギャーーーーーーと喜ぶことができ(ベローチェなのでサイレントにですが)、泣きながら母に「いけたかも!」とLINEをしたのでした。


4. 合格発表

合格点を取れたら取れたで、今度は「マークミスしてないよね…?」「最後5分頭抱えてないで見直しすればよかった…」とそれはそれで不安でした(笑)だって一番怖いじゃないですか、「受かってたと思ったら実際落ちてた」パターンって…。なので会社の上司や同僚にも「まだ祝わないでください!」と言っていました(笑)

とにかく試験が終わったことが嬉しかった。それが何より幸せでした。通勤のときにもう棚田先生やJoe先生のYouTube観なくていいんだ、好きな音楽を聴きながら歩いていいんだ。お昼休みも勉強しなくていいから外に食べに行けるし、仕事終わりにたいして用もないのにLUMINEやPARCOを閉店時間までうろうろすることだってできる! テキストも問題集も持ち歩かないからバッグが軽いなぁ…。そんな「当たり前の幸せ」をこの半年弱は失っていたので、いちいち感動したものです(笑)終わった翌週にはピューロランドで開催されてたオールナイトのハロウィンイベントに参加するほどパーリーオーナイしてました🎃

そして迎えた11/26の合格発表。弊社9時就業開始ですが、合格発表は9時半という中途半端すぎるスケジュール(笑)「もし落ちてたら早退しますからね!」と言いつつ、迎えた9時半。びっくりしましたが、「いにしえの大学合格発表」スタイルで、大量の受験番号の中から自分の番号を探すので、パッと開いてから見つけるまで時間がかかりました…無事に自分の受験番号を見つけて「ありましたァ………」とめっちゃ小さい声で職場にも報告しました(笑)後ろで様子を見ていた先輩からは「静かだから落ちたのかと思った」と笑われました(笑)

それでもまだなんとなく「本当に受かったのか?」「受験番号見間違えてないか?」という思いが拭えず、ようやく実感したのは数日後に合格証書を手にしてからでした。ちゃんと自分の名前がある、よかった。

もう二度と…こんな試験勉強したくない……!!(切実)


はい、というわけで私の宅建チャレンジは無事に「合格」という形で終えることができました💮 一発で合格できて本当によかった…これをもう一年やるのはね、私には無理です(笑)

私自身、こんなに勉強したのは人生初でした。私は私立中に入って高校受験をパスして、大学受験も勉強したくなかったので公募推薦を受けたのです。もちろん私立中に入るための勉強はしたけれど、落ちたら公立中に行けばいいだけだったので真剣さが違いますし、公募推薦は苦手な世界史を捨てて得意の英語だけで戦うための方法でしたし、とにかく逃げてばかりの人生でした。今回は初めて逃げ道を選ばず(というか選べず?)、胸を張って「がんばった」と言えるほど勉強しました。まさか三十路になってからそんな経験ができるとは思わなかった。もう二度とやりたくないですが(笑)、いい経験になりました。

ここまでの難易度でなくとも、もっとゆるい資格にはどんどんチャレンジしていこうと思います!まずは合否のないTOEICから!!(笑)やるぞー!!

ご覧いただきありがとうございました。また次回!


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