今日のつぶやき:カリーニングラードと周辺国(ポーランド編)
どうも!寝るカズキです^^✨
カリーニングラードに到着してはや1ヶ月。
念願の彼女との同棲生活も順調です。
懸念されていた物価の問題もそこまで深刻ではなく、
なんとかやりくりしかながら生活しています。
ここ最近よく耳にするバルト三国やポーランドとの関係性の悪化。
上記のロイターのニュースによれば、ポーランドがカリーニングラードからの移民を警戒して、障壁を建設することを検討していると報じられています。
ただ、主観的な意見を述べると、ポーランド政府が本気でこの障壁を立てるとは考えられません。なぜなら、ポーランドを含めた周辺国は石油やガスなどのロシアからのエネルギー資源に依存しているからです。
ここで、ポーランドのエネルギー事情と展望について見てみましょう。
両国間の国際関係の悪化を背景として、ロシアからのエネルギー依存から脱却しようと試みているポーランド。しかし、2021年時点でロシアからの石油依存率は57%と依然として高い水準を保っていることがわかります。
2049年までの炭鉱採掘を停止する目標を掲げ、クリーンエネルギーへの移行を目指しているポーランドですが、実現可能性は高いとはいえないでしょう。
中央工業研究所の発表によれば、2040年までの予測として、電力供給において、火力発電所が依然として3割を超えるウェイトを占めるだろうと言われています。
また、将来的な観測はさておき、2022年現在のヨーロッパの厳しい冬を越えるためには、隣国の資源大国であるロシア産の化石燃料が欠かせません。
当然、輸出入に必要なカリーニングラード・ポーランド国境を制限するメリットは限りなく少ないどころか、かえって自殺行為ともいえるでしょう。
元々悪かった対露感情は悪化の一途をたどっていますが、ロシアからの輸入を制限すれば、国内の電気・ガス・光熱費が高騰することは間違いありません。
そんな訳で、ポーランドとの国境に障壁を立てて、両国間の貿易に悪影響を与えるような決定はしないだろうというのが僕の考えです。
僕としても、国境閉鎖でポーランドへ行けないのはデメリットなので、国境を閉めらると困るというのが本音。国境が閉まってしまうと、わざわざモスクワまで飛行機で移動してから、中東や中央アジア経由で帰国しなければなりません。
次回は、カリーニングラードとバルト三国の関係性について書いていきます。
つづく。