読了
いつぞやの記事で、マルクス・ガブリエルの『なぜ世界は存在しないのか』をこれから読む、と書いたのですが、実はこちらは読了済み。そのままの流れで、同氏の『「私」は脳ではない』のほうも読みました。どうやら『世界は〜』から続く三部作の二作目ということらしい。三作目のほうは、まだ翻訳が出てないようですね。
さて、この『「私」は脳ではない』なんですが・・・まあ(僕にとっては)難解ですね。『世界』は、まだなんとか理解できたのですが、『脳』は咀嚼に苦労しました。正直に言って、半分も理解できてない。特に後半が難しい。前半に比べて明らかに回りくどい文になっているというか、おそらく意図的にぼかした言い方をしている。もしかすると、著者自身も消化( or 昇華)しきれていないテーマなのかもしれないなあ、という印象です。翻訳のせいか?翻訳者に失礼かもしれないけど。
読みやすさでいえば、『世界』のほうが読みやすいと思いました。哲学に明るい人が読むとまた違う印象を持つかもしれない。
ともかく、一回読んだだけでは消化しきれない本なので、しばらく経ってからもう一度読んでみようかと思っています。
・・・覚えてたらね。