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乗りこなせなかった京都市バス
京都芸術大学(在学当時は京都造形芸術大学)の通信教育部で京都にスクーリングがあった時、本校舎は東大路沿いにあるため、バスの便は比較的よいですが、写真コースのスクーリングが行われる高原校舎は本校舎から離れていたこともあり。ほとんど、茶山駅まで叡電で行き、そこから徒歩で通いました。宿も当初、京都駅の八条口側のビジネスホテルを使っていましたが、東福寺駅での乗り換えが面倒なので、祇園の花見小路の裏手に小さな宿を見つけ、通学時間が読めるので祇園四条駅から京阪で出町柳駅まで行き叡電に乗り換えるルートばかりを使うようになりました。結局バスは全く使わず、乗りこなす必要はなかったのでした。
オーバーツーリズム解消できない?
土地勘が全くなく、バスの系統が複雑過ぎて、時間もみえないので、怖くて乗れないというのが、市バスを敬遠した最大の理由でした。昨今、オーバーツーリズムで、市バス混雑問題が起きている。なぜ外国人は鉄道を使わないのか。おそらく、住んでいる地域には近距離鉄道が少なく、バスの方が乗り慣れているためではないでしょうか(50年ぐらい前の話だが、米国に旅行したことがある。都市間移動さえバスを使いました)。南北方向の移動は電車で東西方向の移動は徒歩でと割り切るだけで、かなり解消するのではないでしょうか。観光客が市営地下鉄や京阪など、そもそも住んでいる地域で乗り慣れていない鉄道を使って移動しないのではと思います。ましてや、市バス路線がJR京都駅を中心にしていることも、禍いしているような気がします。郷に入れば郷に従え。鉄道+徒歩移動に誘導するというのはどうだろうか。その方が途中で飲み食いするから街にお金が落ちるし。専門家からは「そんな単純な話じゃない!」と言われそうだが、個人的には市内の移動にバスに30分も乗る気がしないですね。金閣寺と銀閣寺以外の観光地は大概、電車と徒歩で行けるんじゃないかと思います。京都は歩いた方が、いろいろ発見がありあすし。どうでしょうかね。
バスに乗るのは、複雑な路線を駆使して乗りこなせる地元住民だけにした方がよくないでしょうか。最近の京都新聞に載っていたけど、何億円かかけて、これから、バス降車時の運転台横にある料金箱を老朽化による交換に伴い、両替だけでなく釣り銭も出せるタイプに変えていくみたいだけど、運転手さんの負荷が増えそう。バス乗車については観光客と市民を分離する方向で考えたほうが、双方ハッピーにならないだろうか。今後、大型自動車の運転者不足も問題になっていきますよね。市バスの運転手さんには、運転業務に専念していただいた方が良いかと思うのは私だけでしょうか。
結論は…
乗りこなそうとすることが間違いでした。私が乗りこなせなかったのはしごく当たり前の話なのですが、「市バスを乗りこなす」ということを“京都人”になるための要件の一つに加えてもいいかもしれませんね。