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kintone-MotinoBoard連携でDBD戦歴を分析してみた(Part2)


Dead by Daylight(DBD)というゲーム


非常にビジネスにおいて学びの多いゲームです。
判断力、利他の心といったものが要求されます。野良サバイバー・キラー両方プレイしており、キラーは全種類やっております。今振り返ると、結構やりこんでいる…

2017年?18年くらいからプレイしております…

どうせDBDをやるなら結果を記録したい。そんなことを思ったのが2022年、どうせなら導入したばかりのkintoneで戦歴アプリを作って戦歴をためてみようと思いました。
kintone…そういえばサイボウズOfficeからの乗り換えでjavascriptカスタマイズもやらなければならないのでついでに戦歴アプリで勉強しよう!となり「楽しみながら学ぶ」ということになりました。

kintoneでjavascriptカスタマイズ

javascriptカスタマイズをやったことがない私。kintoneはコンテンツが充実しているので…cybozu developer networkでいちから勉強しました。

理解するより手を動かせ!
ということで…

とりあえず進めてみたのは…

チュートリアルの「はじめようJavaScript」から初めて「はじめようkintone API」を進めていきました。
実際は、javascriptカスタマイズを戦歴アプリで試す際は「JSEdit for kintone」プラグインを入れました。

しかし、学習が進んでいくとタイプミス、エラー部分など使い勝手の点で物足りなくなるので…Visual Studio Codeを利用してJavaScriptカスタマイズの学習を進めました。

YouTubeで「kintone vscode」「kintone カスタマイズ」とかで動画コンテンツがありますので検索してみるといいかと思います。
私がJavaScriptカスタマイズで実現したかったことは、
・自動ルックアップ
・フィールド値による別フィールドの表示非表示
・フィールド値による別フィールドへの値反映
・エラー出力
・年齢計算
・ファイル転送
・マスタから値を引用してドロップボックスもどきに反映
・レコード保存時に別アプリにレコードを追加する
・タブ表示など
cssファイルは基本的にいじらず、データ周りのところをJavaScriptカスタマイズで行いました。cssファイルはkintoneのアップデートにより知らぬうちに動作しないことがあるのでいじらない!とJavaScriptカスタマイズでやるやらないの線引きをしっかりと設定しておりました。

kintoneでたまった戦歴を分析する

kintoneでDBDの戦歴をkintoneの標準機能にある集計機能で集計すると、

kintone集計機能でキラー使用数を集計

行項目が1つ飛ばしで表示されない…
ということでBIツールであるMotionBoardと連携させて集計しようということになりました。
MotionBoardはウイングアーク1stさんがリリースしているBIツールです。BIツールとはBusiness Intelligence(ビジネスインテリジェンス)の略で、膨大なデータを収集・分析・見える化して経営や業務に役立てるソフトウェアです。


kintone と Motionboard を繋ぐ

kintoneとMotionboardを繋ぐドライバはMotionboardのカスタマーサクセスサイト内にありました。とはいえ、場所など分からなかったので、カスタマーサポートに相談、接続設定の方法も教えてもらいました。メールとのやり取りでもOKなのですが、最近はzoom支援もして下さるので画面を共有しながらサポートを受けられるのはスピーディーで強みですね。

サバイバーの戦歴を分析してみた

2023年10月01日からの戦歴を集計、分析画面は全てMotionboardで行いました。

①総合実績

私は「1人目退場」「2人目退場」「3人目退場」「脱出」で結果を見ています。

サバイバーの実績

意外と脱出していること、そして第一村人からの最初の退場人率が高いのには驚きです。

②対戦キラーとマップの関係をヒートマップで

対戦キラーとマップの関係をヒートマップで表現してみました。これはkitnoneにはない機能です。

対戦キラーとマップ

試合数が数値になり、回数が多くなれば赤くなるというチャートです。意外と体験していない組み合わせが多いと当時にレイスの偏り方が半端ないです。レイスはうまい人が多いので喜びの庭、グリーンビル広場などが多い印象ですね。

③マップ別の戦歴

キラーは関係なくマップ別の戦歴を集計しました。

サバイバーマップ別戦歴

トーバ着陸地点が意外と多いこと、脱出経験のないサファケーションピット、バダム幼稚園Ⅱがあることにも驚きです。古のマップなのでうまうまキラーは知っているが故にサバイバーからすると難易度が高いのでしょう。

④対戦キラー別戦歴とキラーのプラットフォーム

キラー別の戦歴を集計しました。

サバイバーキラー別戦歴

ナイトメアとリッチでは脱出したことがないんですね…
ナース・ブライトは強いですが脱出率も他と比べて低いです…

⑤サバイバーパーク

こちらはMotionBoardのワードクラウドを使っております。使用頻度の多いパークは大きい文字で表示されます。そもそも、パークをkintoneで入力する時は複数チェックリストにしています。パークは4つまで実装できるのですが、kintoneでファイル出力すると複数チェックリストの選択肢ごとにフィールドが生成されて該当するところは「1」で表現されているのでデータ活用しづらいのです。なので一度MotionBoardで読み込ませて、明細表としてcsvファイルでダウンロードします。すると、1つフィールドに選んだ4つのパークがカンマ区切りで入っていますので、ExcelのPower Query エディターを使って4つのパークをそれぞれ1つずつのフィールドに分解し、パークをUnion:縦に繋いでデータを使うことでワードクラウドに表現することができます。

使用頻度が高いパークが大文字かつ赤く表現されています。
まあ、セルフケアと植物学の知識のセットはマストですよね。
よく使う組み合わせとしては、
①セルフケア、植物学の知識、ウィンドウズ・オブ・オポチュニティ、忍苦の時もしくはディストーション
②小さな獲物、デジャブ、過剰な熱意、内なる力
③セカンドウィンド、きっとやり遂げる、ほか2つ
という具合でした。

キラーの戦歴を分析してみた

①総合実績

私は「全逃げ」「1人退場」「2人退場」「3人退場」「全滅」で結果を見ています。

キラー戦歴

2人退場が多いかと思いきや、意外と全滅していることに驚きです。意外と強いかも、自分…

②使用キラー頻度と実績

キラー成績

以外にドクター、カニバルを使っていることは肌感覚としてありましたが、均等にプレイしているとはいえ…そして、カニバルの成績はあまりよくなく…意外と自分はアーティストが強いというのがデータをみると分かります。

③使用キラーとマップの関係をヒートマップで

使用キラーとマップの関係(数値は試合数です)

サバイバーと同じく体験したことのない組み合わせが多く、運営さんは何かしらデータをもってマップを割り振っているのかななんて思います。

④マップ別の戦歴

キラーマップ別実績

オーモンドが一番多いかと思ったらカラスの巣でした。。。
そして意外とアザロフが少ない…って1年で4回なのか…
広いマップであるオーモンドの勝率よりも、古のマップであるザ・ゲームや治療シアターの方が勝率低いです。

⑤キラーパーク

サバイバーと同様Motionboardのワードクラウドを使っております。

キラーワードクラウド

遅延パーク使用率が高く、共鳴する苦痛、イラプションなど多い中で、ペンティメントと組み合わせることが多い玩具がそれほどでもないという感じでした。

最後に

Dead by Daylightはビジネスマインドを養えるゲームです。その時の立ち回りを瞬時に判断しなければならない、利他的行動が必要というビジネスに必要な要素があるからです。とはいえ、ゲームなので
「楽しむことが第一」
だと思っております。途中で切断してしまうプレーヤーもいらっしゃいます。だけど、ビジネスだと「最後まであきらめない気持ち」って大事ですよね。何があるか分からないからこそ、2吊り目からが勝負!発電機1台まだあるぞ!という気概で臨むことを大事にしています。みんな、楽しくやろうぜ!

また、kintoneとMotionboardの検証も大いにできたと思っております。kintoneはデータ活用を前提とした項目を自由に設定できることが強みであり、ライトなデータウェアハウスとして使えるということを実感しました。また、Motionboardの多種多様な表現、ワードクラウドを初めて使ったりしたのですが、まだまだ深い世界がありそうです。

今回活かした知見をビジネスにしっかりつなげていこうと思います。


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