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800冊超えたし、そろそろ再読の時期
読書メーターを始めてから10年以上が経った。1日1冊ペースで読んでいた日もあれば、ここ最近みたくなかなか小説を読めてない日もありで一定のペースではないけれど、1,000冊目前になったのか!と思えるのはちょっと自分でも驚く。
最初の200冊くらいは感想も「面白かった」程度のことしか書けず、なんとかかんとか50文字、100文字書いていた記憶がある。最近は255文字では足りずにガンガン読書メーターのコ
残酷・鬼畜・不道徳されど論理は美しい 白井智之『少女を殺す100の方法』
自分が愛してやまない白井智之作品を読み終わった。ずっとこの本は気になっていたけれど、ついについに読んで大満足したので語りたい。
本作は5つの短編を収録したノンシリーズ短編集。過去の白井作品既読の人にはわかると思うけれど、どれも本格でどれもめちゃめちゃのぐちゃぐちゃ。この本のタイトルはまさにそれを表している。1つの短編で20人の少女が死にます。だから、それが5作品で計100人死にます。それがこ
「書くこと」は「書くこと」でしか鍛えられない
せっかくnote始めたので、少し駄文も書いてみたいと思いました。金曜夜でちょっと変なテンションになっているので許してほしい。
読書メーターを見返して思う読書メーターを初めて今日で550冊目にたどり着きました。もうここまで読むと半分くらいの小説が頭からすっと抜けているので、ちょくちょく再読したいとなんとなく思っていました。どうやって再読本探そうかな~、と考えていたのですが、漫然と「これまで書いた感
東川篤哉『密室に向かって撃て!』にガチで挑んだ読者の記録
タイトルの通り、本格ミステリにガチで挑んだ顛末をここに記す。ミステリ本を読むときに登場人物を忘れないようにメモるくらいのことは何回かしていたけれど、発言や描写、事件の状況や時系列などを細かくメモしながら読み、「絶対解き明かしてやる!」と意気込んだのは初めてである。
あと、この記事には一応犯人だとか、ネタバレとかは書かないのでご安心して読んでください。書くとしたら「解決編は〇〇章」ぐらいの要素なの
とんでもないものに出会ってしまった……白井智之『お前の彼女は二階で茹で死に』
ミステリとホラーを中心に小説を読んでいるけれど、今年ドストライクな作者に出会ってしまったので、noteはじめました。
最初に言っておくとこの作品をランダムに選んだ100人に読ませたら、70人は顔をしかめて不快になり、27人はなんだこれはと怒りだし、残りの3人くらいがトリックとロジックの鮮やかさに魅せられる。そんな超ニッチ小説です。
本格ミステリ大好き+平山夢明作品大好きな人は、超大好きになる可