めだかのこ
若草ヒヨスさんの「めだかのこ」
感想を以下にしたためました↓
こういうのが読みたければアックスなんだな。
と思う。こういう人が生きられる場所が、なきゃいけないよな。
と願う。
まるで生コンだ。生のコンクリートみたいな密度と質量。
情念と苦心、退廃と混沌とコンクリートミキサーにかけてぶちまけた(もちろん今のフレーズは銀河万丈さんボイスだ)ような、どうしてもこれを描きたい!完成させてやる!という思いの強さが線になって形を成しているような作品。
これを、ドレスコーズの志磨遼平さんが読んだと思うと胸が熱くなるよね。
あんなトシ食ったら絶対もっとカッコよくなる人が、めだかさんを見たら、ちょっと自分みたいだと思うって絶対。
このお話は、いつかまた続きや別アングルのお話を描いてほしいな、と。
それがこの感想文の最後のわがまま、ひとつだけ。
百年でも待つから、いつか純喫茶めだかに戻っておいで。
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