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タイ編5 旅人になる

ついにチェンマイでの滞在が半年となった。
なんとあっという間なんだ!
一瞬で時が流れていくのを感じた。

私はやはり日本に帰りたくないと思った。
チェンマイにまだいようと思えば居られたのだが、なんとなく「飽きてきた」
そんなころ、出会う旅人たちがオーストラリアでタイマッサージは物凄く稼げるよ、なんて話を聞くようになった。
私はマッサージが死ぬほどしたい!という感情はなかったけど、自分の出来る事に需要があるというのは国を移るには十分な理由であったと思う。

しかし、お金だ。
単純に計算して、タイから一番近いダーウィンへの航空券とビザ代を支払ったら、所持金は1万円もない。
急に行って、なんとかなるものなのだろうか・・・??
そんな不安より、情熱の方が明らかに勝っていた。
フォーカスをそちらに向けて、ポチッと飛行機の予約ボタンを押した。
挑戦するとか、情熱を追う、とかそんな概念で動いていない。
ただ、無性に先に進みたい、という気持ちだったのかもしれない。

となると、必然的に彼と離れる事になる。
実際私は解放感だった(笑) 重たくなってきた彼との関係に終止符を打つための突破策だったかもしれないといっても過言ではない気がする。

そして私は出発当日の朝を迎えた。

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