山の上に住む部族の話
こんにちは、牧野肇です
今回は私の好きな話があるので紹介させていただこうと思います。
山の山頂に住む部族の話です。
〇山の部族の話
ある山の上に住んでいる「A」と「B」二つの部族の話です。
二つの部族はふもとに川の流れている山の上に住んでいます。
人々は川の水を山頂の小屋に水を届けることで収入を得ています。
ただ二つの部族には大きな違いがあります。
それが働き方の違いです。
・Aの部族の働き方
Aの部族は水をバケツにたくさん入れて山頂まで届けて収入を得ています。
・Bの部族の働き方
Bの部族は小屋までのパイプラインを引いて水を小屋に供給するために働いています。
さて、どちらが豊かになっていくでしょうか?というお話です。
〇AとBの働き方の違い
Aの部族はバケツ一杯1,000円の収入を得るために一生懸命水を運んでいます。
対して、Bの部族はポンプを設置してパイプラインを小屋まで引き水を自由に使えるようにするために一生懸命働いています。
つまりBの部族は子の働き方ではまだ収入を得ていません。
現状ではAの方には収入がありBには収入がなく、Aが魅力的に見えることもあります。
ここで考えていただきたいのは今後はどうなるのかについてです。
Aの部族は若いうちは沢山の水を運ぶことができるようになり、バケツが1杯から2杯、3杯へと増えていく。
そして年を取り体の管理が厳しくなり2杯、1杯。最後は運ぶことができなくなり老後を過ごすことになります。
一方、Bの部族は現在の収入はありませんがパイプラインを完成させた時に自分がその場にいなくても一日2,000円であったりひと月60,000円というように安定した収入を得ることができます。
その後は安定した収入があるため水運びや新たなパイプラインを作る時間があります。
パイプラインが増えれば増えるほど時間にも収入にも余裕が生まれるのです。
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〇積みあがることに努力をする**
AとBはどちらも一生懸命働き努力を惜しんでいません。
違いは努力の方向性にあります。
積みあがる努力をしているかどうかです。
これが同じだけ努力をしていても違いが表れる原因です。
〇最初は目に見えない
Bの部族はパイプラインが完成するまでは収入がありません。
むしろプラスでAの部族と同じようにバケツを運ばなくてはなりません。
Aから見たら「もっと運ぶ時間を増やせば収入が増えるのに」と思われるかもしれません。
しかし、完成した途端に収入と時間のコントロールが可能となります。
完成した後はさらにパイプラインを作るのもよし、ゆっくりと自由に暮らすもよし。
選択肢が無限に広がっていきます。
〇おわりに
話をまとめると、
・Aは若いうちに水を沢山運ぶことに努力をして収入を得ている。
⇒頑張った分だけ目に見えて成果が出るが、自分の能力や周りの環境によって収入が変化する。そして今日頑張っても明日には収入がないこともありうる。
・Bはパイプラインを完成させることに努力して完成後に収入を得ている。
⇒成果が出るまで収入を得るものではないが、完成後は自分がいない状態でも動いており時間と収入と時間を自由にコントロールできる。
この二通りの努力は将来どういった結果を生むのか。
あなたは今どちらの働き方を選んでいるでしょうか?
一度、考えるキッカケになればと思います。
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