歴史能力検定2級-おすすめ教材・勉強方法
本日、歴史技能検定2級の受験をしてきました。
早速自己採点をしましたが、合格レベル(60%正答率)は超えたと思います。
この記事では、実際に受験をした私が合格のために必要な勉強方法、参考書について共有したいと思います。
背景
歴史検定を受ける目的は、通訳ガイドの試験免除を狙うことが当初の目的でした。
9月半ばから2か月ほどかけてじっくり勉強してきましたが、単に合格することだけでなく、実際のガイド業務でも活用できるよう周辺知識なども学びながら知識を付けるようにしました。
ただ、今回ご紹介する資料、勉強方法は、試験に合格する上で必要十分で、無駄がない方法と思っています。
この勉強方法、資料をベースに、余力・時間がある場合に周辺情報などを学ぶのがいいものと思います。
推奨する教材
試験に合格するために私が推奨するのは以下の四つの教材です。
30日完成スピードマスター日本史問題集(略してスピマ)
Youtube日本史聞き流し
日本史年表
過去問2年分
こちらのYoutube動画は、非常におすすめです。
落ち着いた話し方で適度に臨場感もあり、聞き手を飽きさせないと思います。
日本史年表はいろいろ探しましたが、こちらが私にとっては一番良かったです。
編年体で天皇、年号が入っており、全体の把握にはとても助かります。
この資料を印刷して、重要と思われる年、および、イベントをマーカーでハイライトするのがいいと思います。
最後に、過去問について、必要ないと考える方もいますが、私はぜひやることをお勧めします。
何がどのように求められているかを知るのはやはり大事です。
推奨する勉強の進め方
勉強の中心になるのがスピードマスター日本史問題集(略してスピマ)になります。
この本はとても薄いですが、中身が濃く、充実しています。
覚えるべきことが端的に記載されていてとてもいいのですが、そのまま丸暗記するのは以下の難しさがあります。
文字ばかりで興味がわかず飽きやすい、続かない
テスト部分の解答が別冊になっており、確認がしにくい、効率が悪い
全体の流れが把握しにくい
以上の難しさがありますが、他の教材をうまく使い、また、テスト問題についてはANKIアプリを活用して進めるのがいいと思います。
具体的に、私がおすすめする方法は、以下の手順で各時代、古墳時代、奈良時代、平安時代などの区切りごと進めます。
Youtube日本史聞き流しでまず聞く
集中して1.5倍速でヒアリング。対応する部分のスピマの解説ページを読み込み
スピマのスピードチェック(テスト)を実施
このテストをANKIカード化し、効率的・効果的に進める。重要と思う年・出来事を日本史年表でマーク、メモをしておく
以上の手順ですべての時代を1回し終わらせます。
これで1セットとします。
2セット目は Youtube聞き流しはオプションにして、2. 以降のステップを実施します。
この際、2回目なので解説読み込みは覚えていない部分のみしっかり読み、残りは流し読み程度。
3. 4. は前回と同じで進めます。
3セット目以降は、2.のスピマ解説もオプションにし、まず3. テストを受けてみてできないところを、2.スピマ解説、および、1. Youtube聞き流しで再確認する方法で進めます。
以上の進め方で3~4セット、または、スピマのテストが7割程度正解できるようなった段階で、過去問を解いてみます。
過去問を解くことにより、これまで覚えてきた知識がどのような形で質問されるのか、また、覚えるべきポイントは何かといったことが自分自身の感覚で把握できるようになります。
例えば、今回私が受けたテストでは以下の印象を持ちました。
具体的に何年といったことより、何世紀ごろなのか、また、他の出来事との前後関係はどうなっているか
地図上で位置を求める知識が2つ以上は出題される
難問と思われるものでも、基本的な知識ベースの消去法で選択できるものが少なからずある
過去問を解いたうえで、再度5セット目以降を進め、知識・記憶を確かなものにしていきます。
以上の繰り返しで焦らず着実に進めれば、合格はほぼ間違いないと思います。
なお、歴史問題のANKIカード化については私もこちらで記事にしていますので、ぜひご覧ください。
ただ、私の場合ANKIカード化に時間がかかり過ぎてしまったので、本来の勉強時間が削られてしまいました。
追記
2025/1/11
合格通知が無事に届きました。
とりあえず安心しました。
最後に
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