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初めての裁判: 未払い賃料請求事件 No.4

こんにちは。

大家をしております。
人生で初めて裁判を原告として経験していますが、ようやく第一回弁論が終わりました。
第一回弁論までの経緯と被告の答弁書への反論については、こちらの記事でご紹介しました。

https://note.com/dynam/n/na6dc2a4c490a

この記事では、第一回口頭弁論の結果、議論の内容について共有いたします。

第一回口頭弁論

今回の訴訟は、スピード解決を期待し少額訴訟で提訴しました。
しかし、被告が答弁書で反論をしてきたため、第一回口頭弁論では双方の言い分を確認する場になると予想していました。

裁判所に到着し、呼び出し期日・時刻の5分前に指定の法廷に入りました。
法廷には大きな丸テーブルがあり、書記官、司法委員の方が座っていました。
しばらくすると裁判官が入室してきたので、席を立ち、裁判官の着席後に私たちも着席しました。
その時点で被告がまだ来ていなかったので、書記官が外に確認にいきました。
書記官が戻ってきて、被告が出廷していないことを裁判官に告げました。
すると、裁判官は被告の参加なしで審理を進めることを宣言しました。

審理が始まると、原告が提出した訴状・準備書面の内容、および、被告の提出した答弁書の内容について裁判官が一つずつ確認をしていきました。
訴状の内容について、私に「内容に相違はありませんね」という趣旨で確認があり、私は「はい」とだけ答えました。
また、被告の答弁書についても、記載された内容をそのまま確認するという
感じでした。

一連の確認が終わると、裁判官が少額訴訟なのですぐに判決を出しますとの説明があり、私は一旦退出し、待合室で待つことになりました。
5分ほど待った後、書記官から法廷に戻るよう指示があり、戻って着席しました。
裁判官からは、これまで確認した内容の説明と判決の概要説明がありました。
判決では、原告の訴状の内容を全面的に受け入れるというものでした。
また、この判決は被告にも送達され、その後2週間で被告側の異議申し立てがなければ判決が確定するとのことでした。

ということで、今回の訴訟は当初私が少額訴訟で期待したとおり、1回の審理で完了するという結果になりました。
ただし、被告側の非協力的な対応によりスピード解決とはなりませんでした
また、この判決に対し被告側で異議申し立てをする可能性も十分にあり、その場合には通常訴訟に移行します。
もともと、今回の審理で通常訴訟への移行を想定していたので、心構えはできています。
しかし、今回被告が欠席した理由は私の反論に対する反証などを主張するネタ、根拠がないためだと思っています。
つまり、今回の判決を受けて、被告側で通常訴訟に移行するメリットもあまりないのではないかとも思っています。
そのため、被告側で今回の判決に異議申し立てをしない可能性もあるとも思っています。

即日判決になった理由

通常、少額訴訟では一回の審理で判決ができます。
ただし、今回のように被告が答弁書を提出した場合、口頭弁論に欠席した場合でも、欠席扱いではなく答弁書の内容で審理に参加し主張したという扱いになるようです。
そのため、今回の口頭弁論後に通常訴訟に移行するものと思っていました。
しかし、移行せず一回の審理で結審となった理由は、

  • 被告の答弁書での主張に対し、原告側でその主張に論理的、かつ、証拠を示した反論がされた

  • 被告の主張の信ぴょう性がないことを被告側で証拠立て証明できていた

ためであると考えています。
つまり、私が準備書面で狙った作戦がうまく功を奏したためではないかと思います。

まだ安心はできませんが、このまま判決が確定すれば御の字。
しなければ、引き続きこれまでの作戦に従って進めていくまでです。

今回の判決の確定するのか、通常訴訟への移行となるのかの結果が出た後、次回の記事にて今回の判決文の内容について共有したいと思います。
ご期待ください。

最後に

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#家賃滞納
#本人訴訟
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なべなべ
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