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甥っ子専用3Dプリントタグ!
3Dプリンターでおもちゃを作ってみた
当社では、3Dプリンターを自由に使えるようにしています。仕事の案件だけでなく、社内で使うツールや趣味のものでも、自由に利用していいという方針です。そんな中で、こんな会話がありました。
会話のきっかけ
私:たまに自分の子ども向けのおもちゃをプリントしてるじゃない?もっと時間をかけて、もう少し本格的なものを作ってみたら?
弟(専務):子どもが今、ポケモンのメザスタにハマってるんだよね。3体のタグを急いで選ぶ必要があるんだけど、たくさんあって、ポケモンの相性も考えると結構大変なんだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1716337455241-w4LIdcaDsa.png?width=1200)
私:じゃあ、相性ごとのインデックスを作ってみたら?
ということで、甥っ子向けのおもちゃを本気で作ることになりました。
試作品1号
![](https://assets.st-note.com/img/1716337591667-ALOczGxooI.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1716337613717-yRPXEx79mt.png?width=1200)
使用した3Dプリンタ:
AGILISTA-3110, KEYENCE
約1,000万円
最初に出来上がったのはこちらです。半透明の樹脂を使ってデザインしましたが、相性の模様が見づらく、半透明なので裏側が透けて模様が重なってしまいました。
弟は考えました……
完成品
![](https://assets.st-note.com/img/1716338019824-INo0qay3TH.png?width=1200)
そして、こちらが完成品です。
模様はタグの内部に埋め込む設計に変更しました。3Dプリンターの特性を活かし、内部を稲妻型の空洞にしました。しかし、空洞部分にはサポート材が充填されます。通常、サポート材はプリント後に洗い流しますが、今回は内部に封入するという特殊な使い方をしました。サポート材は不透明なので、透明な外部から透けて内部の模様が見える仕組みになっています。カラーは出来上がったタグを塗料に浸透させることで着色しました。
私:おお!すごいじゃない!色もきれい!
弟:凸形状や凹形状だと表現しきれないので埋め込みにしてみた。サポート材が不透明なので、それを封入したらきれいに模様が出たよ。
よっしゃ!
甥っ子の声
弟は満を持して子どもに見せました。
はるちゃん(7才):ふーん(あっさり
え!?
いや、そういえばそうか。タグをインデックスで整理することでポケモンの選択を迅速にし、戦術の組み立てをより効果的にするというメリットは、7才児には少し難しかったようです。
そんな中……
![](https://assets.st-note.com/img/1716338837007-bWTPL57NK0.png?width=1200)
https://pokemonmezastar.com/information/i240415.html
稼働終了のお知らせ。
というわけで、甥っ子がこのタグを使ってボックスを整理し、その効果性を実感して「お父さんと叔父ちゃん(私)、すごいーー!!!」と言わせる作戦は失敗に終わりました。