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ユニクロのフリー雑誌を集めてみた
「ファッション(誌)は3年後にもう一度評価しよう」という大昔に読んだ記事が印象的で、気に入ったファッション誌は保存して読み返す派です。ゼロ年代の『Nikita』とか今読んでもすごく面白いですね。
そんな中、創刊号から全て手元に残しているのがユニクロのフリー雑誌『LifeWear magazine』。 2019年の第1号から年2回の合計11冊出ており、最新号はレジ横などで貰えます(オンラインアーカイブでも一部読めます)。
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商業誌ではあり得ないと思う
「これ捨てちゃいけないやつでは..」と思うに至ったのは、2020年3月発刊の第3号のインパクトです。
表紙絵はJason PolanさんのT-rex 骨格標本で、UTで3回コラボしたというこの絵師さんは、第3号発行のわずか2ヶ月前に亡くなっています。しかしこの第3号では3ページにわたる追悼企画が組まれ、そして3号全体のテーマは「Our Tomorow」…と、準備期間が長い半年サイクルの刊行物において、ひょっとしたらこれは企画を急遽変更したのではないでしょうか。
そしてそもそもこの絵師さんですが、ユニクロや編集部にとっては思い入れのあるかたに違いないのですけれど、購買層にとってはどうか。そう考えると、これは販売部数と広告で成り立つ商業誌ではやりたくてもできない企画、編集部の思いが伝わる企画なのだ、『LifeWear magazine』はそれができる媒体なのだと感じました。
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グッズの刺繍もLifeWareな感じ
2022年の第7号から始まったと思われる『LifeWear magazine』刺繍グッズも特長です。刺繍が入るとオリジナルの服より500円程度高くなるのですが、「同じ服なら」とついつい特設店まで電車代を払って行ってしまいます。
刺繍はマガジンハウスの『POPEYE』読者が好きそうなカジュアルでベーシックなロゴ。着回しもやすく、「生活ニーズから考え抜かれ、進化し続ける普段着」(ユニクロ)というLifeWareのコンセプトを、刺繍ひとつで体現している気がします。(10号の刺繍デザインは好みが分かれそう)
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5年前のコーデは今でも輝いているか
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今から5年前にあたる2019年の第1号の、私が当時かわいいと思ったコーデですが(写真参照)、多数派ではないにせよ今でも街で見るかも? ズボンのフィット感とか、裾とか、色や柄の雰囲気とか…ファッション素人ながら違いっぽいものを多少感じる気がするんですけれど…これは好きなら着ますね。
ちなみに3年前の第5号の場合、コーデがすごいのか、写真がすごいのか、洋服自体がすごいのかが不明ですが、今の流行との違いは正直あまり感じませんでした。
以上、実際のところ、ユニクロの服やサービスには残念な思い出もたくさんあるのですが(今週末もアニヤ発売でサーバが落ちるんでしょうけど)、フリー雑誌『LifeWear magazine』は手放しでおすすめしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!