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カサブタが治ると皮膚は丈夫になる
友達の勧められ、読書を去年から始めた私もついに20冊ほど読み切ることができた。小さい頃、絵本や漫画、アニメなどで空想の世界に浸っていることが好きだったので、本を好きになるのは当然かもしれない。今は、主に有名どころ?(私調べ)ばかりを読んでいっているが、どの本も私の心に深く刺さり、読む前と読んだ後では少し成長できている気がする(たぶん)。私なりに本を読んできて、誰かに感想を共有したい、本好きの人と繋がりたいと思い、ここNotionで感想をあげていきたいと思います。拙い文章かと思いますが、楽しんでいただけると幸いです。
今回読み終えた作品は、住野よるさんの「青くて痛くて脆い」です。
まずシンプルに読んだ感想として、すごい面白かったです(伝われ!)。タイトルにもあるように若い時の青さ、痛さ、脆さを登場人物たちから感じることができます。自分なら何にでもなれると思い込み、周りとは違うとすかしながら傷つくことを恐れて学生時代を過ごしてきた私には、骨身に沁みました。主人公は、人に不用意に近づきすぎないことを生きるテーマにしていました。これは、自分も相手も必要以上に傷つけないためであり、生きていく上で必要なことだと思いました。現に、私も人によって態度を変えていますし、話す内容もどこまで踏み込んで良いのか考えますし、皆さんもそうだと思います。私も極力傷つきたくないです。ただ、この小説は傷つくことで人は成長できるのだというメッセージを強く届けてくれました。何か新しいことやできないことに挑戦するときは、うまくいくのか不安ですし、人から批判されるのも怖いものです。でも、やってみないと何も始まらないし、大抵失敗して傷つくでしょうが、その中にも成長はあると思います。だから、ちゃんとボロボロになってでも前に進もうとこの本を読んで思えました。
ぜひ、読んでない人は絶対面白いので読んでください!