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【遊戯王解説書】悪魔の労働環境〜デモンスミスR-ACE〜【本文無料】(アザミナ情報追記2024/7/27)

ns:通常召喚
ss:特殊召喚
LS:リンク召喚
FS:融合召喚
XS:エクシーズ召喚
ef:(効果)発動
消火栓:R-ACEハイドラント
E:EMERGENCY!
エア:R-ACEエアホイスター
インパ:R-ACEインパルス
RACE:R-ACEタービュランスの②効果およびそれでセットされた魔法罠スミス:魔を刻むデモンスミス
詠聖:刻まれし魔の詠聖
小棺:刻まれし魔の鎮魂棺
大棺:刻まれし魔の大聖棺
ラクリ♂:刻まれし魔ラクリモーサ
ラクリ♀:紅涙の魔ラクリモーサ

本noteを通して使用している略号

◼️はじめに

皆様、noteをご覧に来ていただき誠にありがとうございます。
本noteはデモンスミス入りR-ACEについての内容となっております。
R-ACE使用目線となりますが対策等を含めて様々なテーマにおいて、構築の一助となれれば幸いです。
デモンスミスに関する基本的な知識がある方は「構築の理論」まで飛ばしていただいて問題ございません。また、R-ACEに関する基本的な知識、およびプランニングの確認をしたい方は、お手数ですが下記のリンクよりご確認いただければ幸いです。

◼️主なカードの紹介

【デモンスミス】

●スミス

基本的な運用としては①の「デモンスミス」魔法・罠のサーチ効果により、詠聖をサーチして、ルリーをssします。これを起点として大棺からラクリ♂、ラクリ♂から本カードをssしてベアト→咎姫の流れを行います。まさかの1枚初動が追加され、そのうえで今までとルートが違うため貫通力も向上しています。
リンク値を簡単に稼ぐことができるため、相手が形成する盤面を崩壊させる役割も持っています。しれっとついている②の効果は、小棺からssした本カードに小棺の効果で装備することで簡単に成立します。ただで付けた小棺を墓地に送るだけで墓地送り(破壊ですらない)できるため、盤面はぐしゃぐしゃです。

●詠聖

スミスからサーチする先の札ではありますが、実は縁の下の力持ちとして活用できます。サーチしたカードを墓地に送る必要はないため、手札で被ったルリー捨てることもできます。また、手札でだぶついているR-ACE札を捨てることもできます。

●小棺

リンク1だけど、非常に条件が厳しい。ように見えてガバガバだったので出張パーツになった根源です。手札、デッキからデモンスミスをssすることが基本ですが、なぜかクイックです。また先述のようにデモンスミスに簡単に装備できます。単純に打点としても600上がるため、2400ラインを作りつつ、さらに墓地送り効果をスミスが使えるため重宝します。装備する先は悪魔族・光属性モンスターでいいので、ルリーなんかに装備させることもできます。ただしリンクモンスターには装備できないので、ハイパワーサロス的なことはできません。

●大棺

悪魔族・光属性モンスターを含んでいればなんでもよいため、簡単に出すことができます。展開の流れで融合効果を使う下準備は整っているため、さらに展開を伸ばすことができます。
デモンスミスギミックのウィークポイントはここになるので、無効系手札誘発がある場合はこちらに投げるとよいかと存じます。
闇より出でし絶望は結局なんだったのか・・。

●ラクリ♂

FS時に墓地・除外からデモンスミスをssできます。除外からもつってこれるため、変なタイミングでDクロを打っても空かされる可能性があるのでご注意ください。打点は2400ですが、しれっと②の効果で攻撃力600ダウンするので3000ラインになります。小棺がもし残っていると3600ラインまで到達するため、馬鹿にできません。
墓地に送られた場合、リソース回復+バーンがある点はご注意を。

●ラクリ♀

こちらはRAGE OF THE ABYSS(2024年7月27日発売)のパックに収録されているカードです。
ns,ssをするとデッキからスミスを墓地に送ることができるため、光属性・悪魔族を1枚追加で供給することができます。光属性・悪魔族1体を作ることができれば、そのまま下記に挙げる展開に移ることができました。
それまではルリーは引いていてもゴミだけど、詠聖で落とせば特に気にならない程度の札でしたが、1枚初動となってしまいました。
本noteで掲載している内、『構築の理論①』はこのカードがなかった時の情報、『構築の理論②』ではRAGE OF THE ABYSS以降の話しとなっていることをご留意いただければ幸いです。

【アザミナ】

RAGE OF THE ABYSS(2024年7月27日発売)のパックから追加されたカテゴリです。なんでも妨害or初動(原罪宝使用)となります。

●罪宝の欺き

手札・フィールドのモンスターをリリースしてアザミナカードを手札に加えます。サーチするのはアザミナカードは次で紹介する融合カードとなります。罪宝カードなので、魔女からでもアクセスができるため、初動としても中継地点としても役立つ点が魅力です。

●聖なる薊花(アザミナ)

下記のアザミナ融合体を簡単にFSするためのカードです。コストはレベル4につき1枚を手札・フィールドから墓地に送るだけです。欺きが永続魔法なので、欺きからサーチしてそのまま使用できます。
使用すると、"何でも無効"または"罪宝カードサーチ"を選ぶことができます。また、欺きは墓地に送られたエンドフェイズにセットでき、アザミナは融合体を戻すことでサルベージできるため、次ターンに再度使用することでき、無駄がありません。

●背信聖徒シルヴィア

何でも無効です。強いです。拮抗勝負もこれで怖くありません。

●告死聖徒ルシエラーゴ

FS時にアザミナカードか罪宝カードをサーチすることができます。
持ってくる罪宝は魔女狩りが基本となります。なので欺きでマイナス1となっているのでその点を保管することができます。

【関連カード】

●ルリー

結局ずっと高い子です。
1枚から小棺になれる、詠聖からサーチできるため必須のパーツとなります。時間が許せばメルカリで買うのがおすすめです。私はそうしました。

●ナンナ
利用価値が爆上がりした子です。
こちらもステータスから1枚から小棺になれるため、モンスターを3以上場に出せたらスミス展開に移れることとなります。
→RAGE OF THE ABYSS発売日以降はモンスター2枚で展開可能となったため、購入を急いでください・・。

◼️展開

【スミスからの展開】

スミスが1枚初動となります。

スミスAef詠唱サーチ→
詠唱efルリーサーチしてそのまま墓地へ→
ルリーefss→
ルリーで小棺LS→
小棺efスミスBss※→
スミスAefルリーをデッキに戻してss→
スミスABで大棺LS→
大棺efスミスAと小棺戻してラクリ♂FS→
ラクリ♂efスミスBss→
ラクリ♂とスミスでベアトXL→
ベアトef消火栓落とす→
ベアトと大棺で咎姫LS→
ラクリ♂ef大棺戻してバーン→
咎姫ef消火栓ss→
消火栓efエアサーチ→
エアnsefALERTサーチ→
ALERTefタービュランスサーチ→
咎姫とエアでサンライトウルフLS→
消火栓とサンライトでリトルナイトLS→
消火栓とエア除外してタービュランスefss→
タービュランスefRACE
【盤面】リトルナイト+タービュランス+RACE、除外に消火栓とエア

※ラクリ♀がリリースされた後はラクリ♀をssします。

【消火栓からの展開】

スミスの登場により今まで課題となっていた消火栓が1枚初動としてカウントできるようになりました。過去には、ラドン展開は成せるという性質を持っていましたが、R-ACEの強みであるRACEにゴミなしで到達できる点が非常に大きいです。また、消火栓に繋ぐことができるポプルスのnsも1枚初動としてカウントできるようになっています。

消火栓nsからefでプリベンターサーチ→
消火栓でリンクリLS→
消火栓除外してプリベンターefss→
プリベンターとリンクリでナンナLS→
プリベンターef消火栓ss→
ナンナで小棺LS→
小棺efリリースしてスミスss→
スミスと消火栓で大棺LS→
大棺efナンナと小棺戻してラクリ♂FS→
ラクリ♂efスミスss→
ラクリ♂とスミスでベアトXS→
ベアトefタービュランス落とす→
ベアトと大棺で咎姫LS→
ラクリ♂ef大棺戻してバーン→
咎姫efタービュランスss→
タービュランスefRACE→
タービュランスと咎姫でサンライトLS→
スミスefラクリ♂戻してサンライトの先にss→
サンライトefプリベンターサルベージ→
サンライトとスミスでリトルナイトLS→
リトルナイトef墓地の消火栓除外
【盤面】リトルナイト+RACE、手札にプリベンター、除外に消火栓

【欺きからの展開】

アザミナからスミスを経由することができるため、ウーサを立てながらの展開が可能です。

ルシエラーゴef悪魔狩りサーチ→
墓地のアザミナefルシエラーゴ戻してアザミナ回収→
C1アザミナC2悪魔狩りef魔女サーチ、悪魔狩り墓地送ってシルヴィアFS→
魔女ss手札コスト→
魔女ef原罪宝セット→
原罪宝ef魔女コスト消火栓ss→
消火栓efエアサーチ→
エアnsefALERTサーチ※→
ALERTefタービュランスサーチ→
消火栓とエアでナンナLS→
ナンナで小棺LS→
小棺efリリースしてラクリ♀ss→
ラクリ♀efスミス落とし→
ラクリ♀とスミスで大棺LS→
大棺efナンナと小棺戻してラクリ♂FS→
ラクリ♂efスミスss→
大棺とラクリ♂とスミスでウーサLS→
ラクリ♂ef大棺戻してバーン→
タービュランスefss→
タービュランスefRACE
【盤面】シルヴィア+3ウーサ+タービュランス+RACE、除外に消火栓

※のタイミングでシルヴィアに泡影等を打たれた場合はニビルをケアする必要があるため、消火栓を残してシルヴィアとエアでナンナを作る。相手のニビルに合わせてALERTを打つことでタービュランスのサーチに繋がる。

2024/8/2 修正

◼️構築の理論①

※RAGE OF THE ABYSS発売前の情報となります。もし、RAGE OF THE ABYSS発売以降は『構築の理論②』で行なっていますが、基本的な考え方をこちらで述べておりますので、まずは『貫通札について』までご一読いただければ幸いです。

【権利について】

各権利を理解することで、デモンスミス入りのR-ACEがどう動いているのかを認識することができます。

●召喚権
どんなテーマでも行使する言わずと知れた権利です。モンスターを盤面に1体供給し、各々の効果を発揮していきます。
R-ACEの展開において、1枚初動としてnsを狙いたい札はエアのみです。前述の通り、消火栓からでも展開はできますが、消火栓は原罪宝から展開を伸ばすのがリターンが良いため、ここにns権を使用するのはリスクの高い行為となります。

●E
エアからの集束部となります。
Eの役割としては、タービュランスへの無効系手札誘発ケアを考慮するとなるべく残したい札でもあります。また、相手ターンに盤面を崩されたあと、再構築することもできるため、なるべくキープしたい権利でもあります。

●原罪宝
これは篝火、ポプルス、魔女(魔女狩り)からの集束部となります。
一見すると初動となる札が多く、必要に見えるカードですが、権利が大きく被っている点に注目してください。
要素として計6枚採用すると初手で被る確率は15.4%になるため、採用の際には注意が必要です。

●咎姫
1枚初動として認識する場合は、ベアトを絡める必要があるため、スミスの集束部となります。しかし、咎姫はタービュランス着地時の無効系手札誘発に対するケアとしての運用もあるため、咎姫の先打ちはリスクとご認識ください。

●固有効果
R-ACEの手数は上記の展開に加え、さらに場面へモンスターを供給する要素が多い点に支えられています。リンク値を稼ぐことができればスミスの展開に繋がるため、なるべく使用できるように出す順番にご注意ください。

タービュランス:手札からss
プリベンター:手札からss+除外から供給
エンジン:手札からss+デッキから供給
エア:相手に反応して手札から供給
インパ:相手にデッキから供給
消火栓:上記カードの供給
ヘッドクオーター:手札からns

【使用する権利について】

各権利の行使は使えば使うほど、使える権利の数が少なくなっていき、後に受ける可能性がある妨害への耐性が低くなる、というリスクが高くなる認識を持てたかと存じます。
ゆえに各初動が使用する権利をまとめ、比率を調整する必要があります。

ポプルスは篝火から展開することによって召喚権を使用せず、同系の魔女の様にコストを使用しません。また、リンク値1を追加していることによって1枚から大きなリターンを得ることができる札となっています。
その反面、ポプルス自体は権利を2つ使用してしまうため、リスクリターンが噛み合っているセットとなります。
2024年7月のレギュレーション変更により、篝火が準制限となり、リターンを得られる確率が3割減しています。

【貫通札について】

1枚初動はもれなくうららと無効系手札誘発を受けるタイミングがあります。
各札が使用する権利を踏まえて、妨害を受けた上でRACEに到達できる貫通札を洗い出すと以下のようになります。

※「魔女・篝火」は両者の合算
※「原罪宝」は"魔女・篝火"に原罪宝を合算

さらにここから、各札の採用枚数を設定し、対応する貫通札の枚数を強度として数値化します。数値化することで、貫通札の観点から比率上良いプランを検討することができます。

まずは初動以外の札の枚数を固定化します。Eは制限なので1枚。その他は強度を基準にし、該当が1つしかない原罪宝(本体)、プリベンターは枚数を上げても強度が1しか変わりません。故に強度を上がるという観点では最低枚に留めるのが妥当かと存じます。

逆に私自身がゴミと認識していた詠聖が、強度にフォーカスを当てると1枚で4上がります。
貫通札として活用できるとともに、スミスとの引き被り、2回目のルリー展開ができる点を考慮すると、2枚目の採用は十分に妥当性があると認識できます。3枚目については下記で述べるスコアにおいて、初動と比較するとスコア上昇値が低いため、優先度は低いかと存じます。

次に初動の枚数を検討します。
強度を参考にすると、どちらかを無しにし、他を最大値取った場合よりも魔女1、篝火1、ポプルス1の総枚数3枚の方が良いと判断できます。
魔女と篝火自体の該当は2箇所しか存在しないものの、それぞれが他の要素とも関連しているため、「1枚でも採用している意味が生まれる」形となります。
魔女のバリューが最も低いですが、対となる罪宝狩りはコストを負担する役割を持ち、ss時にもチェーンを組まない点、拮抗に対応するためのシルウィアも採用圏内であるため、一概に篝火の下位互換と言えません。
以上のことから各1枚初動は最低1枚は採用する方向で検討します。

先述「原罪宝は比率を気をつける」よう言及しております。貫通札での立ち位置でも同じことが言えるため、それぞれの配分を変えた際のスコアの変化を確認します。
スコアは採用枚数に応じて重みを変える必要があると認識し、各枚数における確率を基礎とします。さらに、初動を引く確率×貫通札を引く確率をそれぞれ初動に対して求め、合計値をスコアとします。

各初動を最低1枚ずつ採用した上で、さらに1枚ずつ追加した際のスコアをプロットすることで貫通札として採用できる最適解ができると考えました。
最大枚数採用すれば当然数値が高くなるため、採用枚数の合計が12〜14枚でそれぞれ最も良いものを表に示します。

あまりにも地味な作業であるため、主要部のみ載せてありますが、付録として6〜18枚までの情報を掲載しておりますので、こういう情報が好きな方は本noteをご購入いただけますと大変励みになります。

【後手について】

以前も紹介しているように、R-ACEには矢が多いです。その上で最終的にRACEが決まれば捲り切ったことになります。
ハードルになるのはスミスから展開されたウーサやシーザーといったシステムモンスターとなるため、まずはこれらを抑えるとともにテーマ固有の妨害を3つほど超えて到達する必要があります。

ハードルが高すぎます。

単純計算で5〜6枚消費した上でタービュランスを着地させる必要があるため、計7枚は手札が必要となります。
奇跡的にR-ACEにはインパ→エンジン→エアという流れによってカード総数を8枚にすることができます。また、Gや才でのドローor奪取により捲る土台が存在しています。
以上の点からこれを期待値1として確保し、臨機応変にまくることが後手の課題となります。
また、前者を無力化することができる泡影も差を埋める札として有効となります。

【構築について】

初動13(1.5):消火栓2、エア2、増援1、魔女1、魔女狩り1、篝火2、ポプルス1、スミス3
突破札8(1):インパ3、G3、才1、泡影1
貫通札8(1):墓穴2、抹殺1、プリベンター1、E1、原罪宝1、詠聖2
その他11(1.5):うらら3、タービュランス1、エンジン1、ヘッドクオーター1、ALERT1、RESCUE1、CONTAIN1、EXTINGUISH1、ルリー1

スミスを採用するにあたり、Gの受けが非常に悪くなっています。逆に下手にGツッパをしてRACEをしたとしても、相手もスミスを採用していることから、貫通される可能性が十分にあります。そのため、なるべくGの被弾を少なくする対応が必要となってしまうため、うららと抹殺を採用しています。
少なくとも先手においては両者ともに有能な妨害札となり、うららについては天盃龍に対して、ベアトから落とし、サンライトで回収する動きを取ることができるため、最低でも1枚は採用したい札となります。手札誘発としては期待していません。

■構築の理論②(RAGE OF THE ABYSSリリース後)

【権利について】

今回追加されたアザミナの権利は原罪宝となります。なので権利については変更はありません。
しかしスミス側で1枚初動にカウントできる札が増えています。1枚初動の最大枚数は30枚にものぼり、この後の表がとんでもないことになってしまいました。

【貫通札について】

ということでまずは各1枚初動に対応する貫通札の表を見ていただきます。

※「原罪宝」は"魔女・篝火・欺き"に原罪宝を合算

この時点でだいぶやる気をそがれました。
各カードに対する評価として理論①と同様に強度を示します。
今まではプリベンター等を貫通札としてカウントし、その枚数を調整するやり方を取っていましたが、もはややる必要がなく、ギミックとして必要だから持っているくらいの感覚でも差し支えないことがわかります。また、詠聖が1枚で機能するようになったため魔女が篝火と同格の札となります。
しかし、あまりにも権利被りが存在しているため、比率を減らすか、要素を削るべきかから精査が必要となります。

変色部は初動枚数を一致させるために調整した箇所

上記表と従来の表を比較すると、1枚初動の枚数は10枚で同じにも関わらず、スミス抜き以外は強度が1.5倍まで跳ね上がっています。
スミスを抜かなければ、いずれも化け物強度であることがわかります。ゆえにR-ACE対面を考えているテーマはRACEが通った前提で対応を検討した方が建設的かと存じます。
この上でスコアを計算します。なお、条件として消火栓だけは2枚目があった方が持続性があると判断し、消火栓を最初から2枚採用にした上で計算します。

魔女・篝火・欺きは同性質であるため、どれが先でもスコアが同じです。
魔女の1枚目は魔女、2枚目は悪魔狩りでバリューが上がるため魔女2枚目を優先して入れています。
その後は、篝火と欺きの比較となります。欺きはアザミナからルシエラーゴで展開した後、墓地のアザミナを回収し再使用することでシルヴィアが立つため、被った際になお強いと判断します。
なので優先度としては「魔女②>欺き②>篝火②>欺き③>魔女③~」と考えます。

また、詠聖が1枚初動となったことでスミスと同等の評価となり、強いとされていた篝火よりも評価できる札となりました。考えてみれば当然なのですが、スミスの3枚目より詠聖の2枚目の方が強くなったのは個人的に驚いています。詠聖は、スミスでは受けきれないドロバを受けることができるため、3枚目の比較をすると詠聖に軍配が上がる認識です。

①の時よりもさらに地味な作業がやたら多かったので、こちらも主要部のみ載せてあります。付録として10〜30枚までの情報を掲載しております。また、強度が全入れには劣るものの、篝火を抜いたパターンも掲載していますので是非ご覧いただけると幸いです。

【構築について】

初動16(2):【ns権7】消火栓2、エア2、ポプルス1、ラクリ♀1、ルリー1【原罪宝権5】魔女2、篝火1、欺き2【スミス権4】スミス2、詠聖2
妨害7(1):インパ3、G3、フワロス1
G避け6(0.5):墓穴2、抹殺1、うらら3
その他11(1.5):タービュランス1、エンジン1、ヘッドクオーター1、ALERT1、RESCUE1、CONTAIN1、EXTINGUISH1、プリベンター1、E1、原罪宝1、アザレア1

初動としては16枚確保することで、期待値2を確保しています。ns権の被りが気になるように見えますが、数値で見るとこの比率なので数字に従います。(何か欠落している可能性もあるので最終判断は各個人の判断でよろしく願います。)
また、インパルスを妨害としてカウントしています。モンスター2体並ぶだけでプレッシャーを与えることができるため、インパからエンジン→エンジンからエア→エアでRESCUEをサーチするとns権を使用せずスミス展開+エアからのEを狙うことができます。①でも述べましたが、後手から捲るには手数がどうしても必要となります。また、フワロスもGと同レベルで手数を増やしてくれる札となるため、相手にプレッシャーを与えることができます。正直ここは各3枚にしたいところです。
が、先手は先手で問題が発生しており、それはフワロスの影響です。G並みの影響力を持っています。スミス展開から始まった場合は目も当てられません。なので極力これらの札をはじく意味合いで墓穴抹殺うららはMAX採用でデッキ枚数を40にする誠意を持った対応が必要となります。

また、篝火を抜いた場合は下記の通りになります。構築の参考にしていただければ幸いです。

初動16(2):【ns権7】消火栓2、エア2、増援1、ラクリ♀1、ルリー1【原罪宝権5】魔女2、欺き3【スミス権4】スミス2、詠聖2
妨害7(1):インパ3、G3、フワロス1
G避け6(0.5):墓穴2、抹殺1、うらら3
その他11(1.5):タービュランス1、エンジン1、ヘッドクオーター1、ALERT1、RESCUE1、CONTAIN1、EXTINGUISH1、プリベンター1、E1、原罪宝1、アザレア1

【構築について②】(2024/8/4追記)

さらに調整を加えます。

初動14(2):【ns権6】消火栓2、エア2、ラクリ♀1、ルリー1【原罪宝権4】魔女2、欺き2【スミス権4】スミス2、詠聖2
妨害10(1):インパ3、G3、ズメイ2、うさぎ1、ニビル1
G避け5(0.5):墓穴2、うらら3
その他11(1.5):タービュランス1、エンジン1、ヘッドクオーター1、ALERT1、RESCUE1、CONTAIN1、EXTINGUISH1、プリベンター1、E1、原罪宝1、アザレア1

認識としては少し単純な妨害を増やす方向で調整しました。
調整の段階で、手札誘発が非常に飛び交う環境ゆえに、権利を3種持っている場合は展開ができ、そうでない場合は、重ね引きが間にあっていないという事態が発生しました。

そこで考え方を改め、単発で機能する手札誘発としてうさぎとニビルを採用します。この両者は先手の展開で作った肉壁を、相手が越えるために展開を重ねた際、ケアをし辛く、ターンが返ってくる可能性がある札として認識しています。

で、さらに調整を加えてCSに出てみました。
結果は・・

細かなレポートは付録に掲載しますが、大まかに認識として甘かった部分が●つあります。

●生半可な盤面ソースでは追いつかない
先述にてGとインパを妨害として同列にしていましたが、現環境での盤面形成はインパからのエンジン+エア(RESCUEサーチ)では足りないということです。Gは当然ながら相手の展開を抑止しながら手札(手数)を増やしてくれるカードです。それに対してインパからの展開は抑止はしてくれません。相手のフル展開を捌くには手数が不足してしまい、そのまま負けに繋がっています。
この点は今環境が多少の手札誘発を乗り越えた上で強固な盤面を形成することができるテーマがCSに持ってくることができるボーダーになっているが故に、発生していると考えられます。

●Gフワロスが重すぎる
調整の段階でもうすうす認識していたものの、いざという時の対応がかなり微妙な形で構築してしまっていました。
今までは明確な止まりどころとしてタービュランスとしていましたが、構築上最後の一手にしてしまっているがゆえにアクセスするまでの過程が厳しいと判断しました。ゆえに止まりどころを別途作るよう、再度検討する余地がある認識を持ちました。
あるいは妨害系手札誘発の比率を増やして肉壁を越えづらい状況を作ることを検討する必用があるかと存じます。

※現状の経過報告として掲載しております(2024/8/4)

■最後に

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
少しでもデモンスミス入りR-ACEの理解に貢献できたのであれば幸いです。いいねやフォローも励みになりますので是非お願いいたします。

他にもnoteを書いておりますので、そちらも一読していただければ幸いです。

《付録1:権利の表詳細》

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