「壁打ちできる情シスの専門家」とともに企業のコーポレート部門を支える
情シス業務にはシステム運用やメンテナンス、セキュリティ対策など必要な知識やスキルが膨大で、かつ新しい技術も次々に生まれています。
しかし専任の担当者採用がなかなか進まず、コーポレート部門として業務を兼任しながら対応している企業が多いのが現状です。
今回は人事・労務としてdely株式会社(以下dely)にご入社された大倉さんが、コーポレートIT部門の専任になるまでの経緯と、「シスクル」を通してどのように課題を解決できたのか、お話をお伺いしました。
■1人目の労務担当から専任の情シス担当者になった経緯
ーー1人目の労務担当者としてdelyにご入社された大倉さんが、専任の情シス業務も対応されるようになったきっかけを教えて下さい。
delyには従業員数30名程度のフェーズで一人目の労務担当として入社しました。初めは労務として、オペレーションの整理や紙運用の電子化を進め、人が少なくても効率的に業務ができる仕組みを構築していました。
従業員が増えて、チームメンバーも増え労務のオペレーション業務も引き継ぎできるようになったあたりで、人事企画や総務・法務・経理など他の管理部門の仕事もマネジメントするようになりました。
情シス部門も管掌しており、専任のメンバーがいる時もありましたが、基本的には一人情シスとして兼任するようになっていました。
管理部門の採用が進み、経理や法務など任せられる人が入社することで、自分のリソースを専門の人事分野に集中させていくこともできましたが、片手間で情シスをやっているうちに課題が山積みになっていました。
とくに私自身が情シスの専門家というわけではなかったのですが、監査対応やセキュリティ課題、社内の業務効率の向上などに情シスの課題、遅れを取り戻すために情シスにもっと力を入れなければいけないと考え、専任で担当することを会社に提案し、専任情シス担当となりました。
ーー情シス担当になって直面した課題にどのようなものがありましたか?
情シス業務を担う上で、課題に対して必要なことは調べたり学んだりと知識はつけていきました。
しかし、前任者も経験者もいない中では、果たして何が正解なのか、実際にはどのように進めていけばいいのかもわからず、相談できる人がほしいと思っていました。
情シスのコミュニティも参加してはいましたが、社内セキュリティにも関わることかつ自身の知識不足から踏み込んで相談することもできず、課題を抱えながら業務をしていました。
そんな悩みを感じていたときに「シスクル」のサービスに出会いました
■「シスクル」で一人情シスがチーム体制に
ーー「シスクル」に問い合わせて解決した課題を教えて下さい。
世の中の一人情シスが皆さん抱えている課題だと思うのですが、情シス人材の壁打ち相手ができたことが一番大きかったです。
新しいツールやAPI連携の方法といった部分は、ネット記事からでも情報を拾えますが、自社に当てはまる現場感や成功談・失敗談を生々しく聞くことができ、実際の業務をする際に非常に参考になりました。
一人情シスだと自分が考えたアイディアを壁打ちすることもできず、また悩みを共有することもできず孤独になりがちです。そのような中で、考えていた課題解決するための流れや、生まれた疑問を相談できることの価値は非常に大きいです。
他社の進んでいる会社の情報を参考にできたことで、社内で稟議などの説明する際に説得力を持たせられたのもよかったと思っています。
ーー「シスクル」を導入して変わったこと、よかったことはありますか?
「シスクル」のサービスが提供している、コーポレートPMとコーポレートエンジニアの2名体制というのがよかったです。
コーポレートエンジニアの方は豊富な経験があり、導入経験のあるツールなどを導入する際は手を動かしていただきながら一緒に環境構築することができます。
また躓きやすいポイントや代替案なども専門的な視点で事前に教えていただけるので安心できました。
そして、コーポレートPMの方には情報やプロジェクト管理で助けていただいています。
コーポレートエンジニアの方と個別に業務委託を締結しようとすると、契約内容での作業範囲などでどこまでお願いしてもいいのか迷うことがあります。
そのあたりをコーポレートPMの方に拾っていただけるので、単純にコーポレートエンジニア1名とやりとりするよりも実際のプロジェクト進行が早いと思います。
また自分が専門知識を持っていない分野に関してコーポレートエンジニアの方へ業務依頼する際に、知識を持ったコーポレートPMが壁打ちし、やりたいことを整理してコーポレートエンジニアに渡してくれるので助けていただきました。
一人情シスだと日常的に業務に忙殺されてプロジェクト進行が遅くなりがちですが、良いペースメーカーにもなってくれています。
■会社のカルチャー「Trade On」を具現化する仕事がコーポレートIT部門
人事をやっていた時から変わらない価値観ですが、コーポレート部門がやりたいことや自分たちの都合を優先して会社の成長を阻害しては意味がないと思っています。
セキュリティを高め、統制をとるためのツールの導入やルールづくりなどは常に金銭面と運用面のコストとの天秤にかけられます。
ガチガチのルールを作るほうがリスク管理の観点では楽ですが、事業フェーズや環境の変化とバランスをとりながら、守りすぎず攻めすぎず常にバランスの取れたベストな選択を考え続けています。
この考え方は会社が大切にしている「trade on」というバリューに紐づいており、バランスの取れた選択が従業員の満足度を高め、それがいいサービスを作ることをサポートし、サービスを利用するユーザーを満足させることができ、結果的に持続的な会社の成長に返ってくると考えています。
■一人情シスで悩みを抱えている方に向けて
ーー最後に、大倉さんと同じように、社内でお一人で情シスを担当している方に向けてメッセージはありますか?
仕方なく一人情シスになってしまい孤独さや課題を感じている方も多くいると思います。また採用を進めたくても、理解者が少なく社内で採用枠を取ることが難しかったり、採用にかける時間が捻出できなかったりと悩みは尽きないと思います。
「シスクル」のようなサービスを使って、外部のプロと課題を共有すると一人情シスがチームになります。同じ目線で情シスの未来を考える仲間ができた気がします。
将来の採用を成功させるための時間やノウハウを蓄積することも見据えて、まずはチームを作ることをお勧めします。
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