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「ふりかえり」「むきなおり」で未来を考える ~コープのアジャイルvol.4~

DX-CO・OPプロジェクトでは節目を迎える際、
「ふりかえり」だけでなく「むきなおり」も実施します。

2つの違いはこちら。

ふりかえり:過去を顧みて、現在を正す
むきなおり:進むべき先を捉えて、現在を正す

どちらも、現在を正し、前進するためのものです。

ふりかえりでは

「こんなことがよかった」
「ここが課題だった」
「じゃあ次からはこう変えてみよう」

と、チームで経験を共有し、言語化することで次に活かすために実施しています。

では、この聞きなれない「むきなおり」は何のために実施するのか?
それは目指したい姿やあるべき姿に向かうために

「こんなところが足りていない」
「進めて行くにあたり、ここがもやもやする」
「これをやったらもっと良くなる」

を洗い出し、現状と理想の差分を埋めていくのに必要なことをチームで決めるために実施しています。

プロジェクト内では以下の順番で「むきなおり」を各施策の担当するチームで実施したことがあります。

1.リーダーより施策について今後の意図と方針の共有
2.1を聞いてメンバーの感想、コメントの出し合い
3.全体で質問、疑問の交換
4.アイデア・意見・認識ズレの共有
5.やるべきことの洗い出し
6.チームとして直近やることTOP3決め

miro(フローチャートツール)を使ってむきなおりをしました📝

このプロセスを踏むことで、「ありたい姿」の認識一致と具体的な「やること」が共有され、着実に次の一歩を踏み出すことができます。
これぞ、「だんだん」トランスフォーメーション!!

こういったフレームワークを使うことにより「ただの反省会」になるのではなく「みんなで前を向いて次に向かおう!」という気持ちに私自身もなれました。
また、チームのメンバーだけでなく、プロジェクトのリーダーも交えて実施したことにより色々な角度からの意見が出たように感じます。

とは言え、日々の業務ではやることが多くて、考える時間さえなかったり…
しかし、あえて時間を確保し、「ふりかえり」や「むきなおり」をすることで、現在を正し、意外と最短ルートでものごとを進められるかもしれません。