<前編>顧客にデータで価値を届けるエネルギッシュなパートナー会社に行ってみた
今回は「利用予測型レコメンド」「利用者配布」サービスを提供している株式会社フライウィールに突撃インタビュー!
▼それぞれの施策の内容についてはnoteにてご紹介しています♪
日々大変な買い物の負担を軽減させたい! 簡単・便利な注文体験「注文予測型レコメンド」
配布するカタログ数を半分にしても利用金額はほぼ維持!AI活用で一人ひとりに最適な配布をめざす「利用者配布」とは?
さきむら自身、担当としてフライウィールの皆様とご一緒させていただき早3年。
「まったく知りません!」は失礼なのでフライウィールさんの変遷を下調べしてみました。
なるほど、「データを活用しきるノウハウを持った会社がいないなら、自分たちで起業して日本社会に価値貢献するのがいいのでは」と思って今に至るらしい。
そしてなんと、記事の中で生協との取り組みについてもいい感じに紹介してくださっている…
とはいえ、「ぶっちゃけ、生協と取り組んでどうなのよ」が気になってきたのでお話を聞いてきました!
それでは、行ってみましょう!
フライウィールさんのおしゃれなオフィスに伺い、Business Development Manager(事業開発担当)の 神門さんと、生協とのProgram Manager(プロジェクト管理担当)の髙橋さんのお二人にお話を聞いてきました。
「フライウィール」「Conata」 に込められた想い
― では早速ですが、社名の「フライウィール」は日本語で「はずみ車」という言葉ですよね。感覚としてどれくらい「はずみ車」になっていると思いますか?
神門さん:
生協との取り組みのはずみ車としては10%くらいかなと思っています。
理由としては、ようやくデータが集まりだして、施策ができるようになってきてここからがスタート地点です。
髙橋さん:
神門さんが10%なら、私は1~5%くらいかなと(笑)
私が入社して生協のプロジェクトを担当している中で、商用に至ったものもいくつかありますが、全生協から見たらまだまだ少ないと思っています。
― ようやくスタート地点に立てた、ということですが、生協の皆様にお役立ちできるサービス提供にこれからもお力添えいただきたいと思っています!
そんなフライウィールさんが提供するデータ活用プラットフォーム「Conata(コナタ)」って、名前はどんな意味が込められているのでしょうか?
神門さん:
Conata は、ラテン語で「試み」「挑戦」を意味します。顧客一人ひとりのデータを最大限活用し、多様な試みをしながら顧客に最善なコミュニケーションを届けていくという想いが込められています。
髙橋さん:
また、Conata という名前は「クライアントと一緒になって、顧客一人ひとりのそばに寄り添った意思決定をサポートする」ことを意味しています。語源である「此方(こなた)」という言葉は「こちらのほう」という意味ですが、その対象は自分のことでも、相手のことでも用いることができます。わたし(フライウィール)は近くにいながら、あなた(お客様企業)と一緒に意思決定を行っていく。そして、あなた(顧客)にベストな情報を届けるという意志を表しています。
― Conataの込められた意味もですが、ロゴも歯車がデザインされていてこだわりを感じます。 Conataについてもう少し教えてください!
神門さん:
Conataはもともと、パーソナライズレコメンデーションプラットフォームとして構想されていました。マーケティングから物流など様々な用途に拡大していく中で、ニーズに合わせて今の姿になっています。
現在のConataは最速で企業の課題を解決し、データサイエンティストが伴走するのが強みです。
それが今度は「自社でもConataを運用したい」というお客様のニーズが出ているので、フライウィールが使って価値提供するだけではなく、ご使用いただいて価値提供するという形にしたいと考えています。
フライウィールで働く人たちが大切にしていること
― ミッションとして「データを人々のエネルギーに」と掲げており、バリューの紹介ページにも「バリューをあなたのエネルギー」というキーワードを見ました。フライウィールの社風としてエネルギー溢れる人って多いですか?
神門さん:
フライウィールは創業から6年目の会社で、顧客ごとに柔軟に対応できる側面もあります。そういった意味で、この会社をひとりひとりがドライブしていくという意味では、エネルギーがあると思っています。
髙橋さん:
一緒に働くデータサイエンティストもお客様に価値を届けるという気持ちで働いていて、エネルギッシュな人が多い印象です。
― フライウィールさんの生協担当の方とお話しているときに「会社でミッションやバリューが浸透している」とおっしゃっているのが印象的でした。
神門さん:
会社のアワードが半期に一回あって、会社のバリュー(行動指針)に沿った方が社員の投票によって決まり表彰されるという仕組みになっているので、みんな意識していると思いますね。
5つのバリューがあり、例えば「Believe in Data賞」があったりします。
― 社員の方が投票で決めると、それぞれメンバーの行動も意識できるのでいいですね! ちなみにお二人が一番大事にしているバリューはなんでしょうか?
髙橋さん:
大切にしたいなと思うのは「Focus on Impact(インパクトを重視する)」。やるべきこと・やりたいことはたくさんあるけれど、その場面において集中することを見極めることは大事だと思っています。
神門さん:
私は「Respect Open Communications and Feedback (オープンなコミュニケーションとフィードバックを尊重する )」です。様々な立場のメンバーがプロジェクトに入りながら動かしていくので、オープンに話合うことも多い文化があります。そして、そこで生まれる価値があると思っていますね。
― コミュニケーションの話でいうと、社員の交流となるイベントがいくつかあると伺いましたが、実際はどうでしょうか?
神門さん:
社員同士の交流では「ガチャランチ」という文化が一番浸透しています。ランダムに選ばれた3~4人で会話をしながらランチをして、そこで出会った人と話ができる仕組みです。
髙橋さん:
「ガチャランチ」は毎週1回あって、社員は全員参加が可能です。WEBでもリアルもでも参加することができて、仕事やプライベートの話もなんでもしますね。人脈もできるし、社員にも好評です。
神門さん:
ランダムにメンバーを割り振って交流する「ガチャランチ」の取り組みは、創業当時からありました。私が入社した当時、社員数は約40人程でしたが、社員数が約80人程度になった今でも「ガチャランチ」続いています。いつまでも継続していきたい機会ですよね。
― フライウィールさんの社員数も増える中で今まで関わりがなかったメンバーとも話す機会ができると、困ったときに頼れる人も増えるし、いい取り組みですね! DX-CO・OPプロジェクトとして、スタートアップマインドを学びたいと思っているのですが、真似できるところは取り組み方から真似していきたいと感じました!
後編では、フライウィールさんの技術や生協と取り組んでの想いを教えていただきます。おたのしみに🙋♀️