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群馬DX未来会議文字起こし済!

こんにちは、DXWORLD五十嵐です
今回、2月から始まるTOHOKUDXWORLDコンテンツの参考に。

GUMMADXWORLDで一番視聴率が良かった。
当日のリアル会場の入り、限定動画配信での再生回数が一番多かった。

オープニングコンテンツ「群馬DX未来会議」

を、文字起こししました。

★以下内容★


司会:さしみ

MC:さしみ


郡馬DX未来会議の登壇者の方を紹介いたします。
郡馬県庁より黒神さん、株式会社イノベーション執行役員の大塚さん、セレブリックス株式会社の今井さんにも来ていただいています。
お三方は郡馬県出身ということで今日は地元の話も伺えたらと思います。
まずは自己紹介をお願いいたします。

★自己紹介★パート

(大塚さん)
今は、株式会社イノベーションのグループ会社で株式会社innovationX solutionsというSaasビジネスですね。企業間の取引をデジタルを使って円滑化していくビジネスをしている会社の代表に就任しまして。 

今期から事業開発担当ということで上場企業なのでこれから事業の幅を広げたり、より深くしていくという売上ボリュームをあげていくことを考えています。
ここでいきなり著書のゴルフの本を紹介させていただきます。
世界遺産PJの仕事をしていた時に都心部から地方に来てすることがなかった時に好きだったゴルフを始めてみました。地方にはなんと1000円200球の打ち放題で250ヤードというとても安く利用できる場所がありました。1年で70台で回れるようになりゴルフの本を出版し累計15万部を売り上げました。ゴルフの話はこれ以上話すと長くなりますので今日はこのぐらいにしておきたいと思います。

(今井さん)
株式会社セレブリックスの今井です。息子、親族も見に来ています笑
普段は営業活動を支援している会社でマーケティングの責任者をしています。またセールスエバンジェリストという肩書をもっています。
もっと営業ってスマートにできるのでは?と思っていてスマートな営業を発明していくことをミッションとし法人営業の研究と調査をしています。
その取り組みの中で2冊本を出しました。
「Sales Is」と「お客様が教えてくれた「されたい営業」」と営業に関する本ですね。今回メタバース空間で本を買えるという貴重な体験もできます。まずやってみるが大事ですね。
(またお知らせですが営業に関するカンファレンスを2月に実施する予定です。
ジャパンセールスコレクションという営業の日本一を決めるコンテストを行いますのでご興味ある方はぜひお申込みいただけたらと思います。)

(黒神さん)
郡馬県庁の産業経済部の未来投資・デジタル産業課で係長を務めている黒神と申します。
しがない係長がお話することあることかなという感じですが、今日は勉強の場として参加させていただきます。内気でございますが今日はよろしくお願いいたします。

★群馬県の現在地とこれから★


(司会)
大塚さんに郡馬県庁の新規事業の創設、今井さんには群馬県の魅力を伝えていく営業を是非お聞きしたいですね。まずは郡馬県庁の現在地を黒神さんよりお話いただきます。

(黒神さん)
私が所属する未来投資・デジタル産業課は素晴らしい名前だと思います。
経済を考えた時にコロナ禍の関係もあり今なかなか大変な状況ではあります。
ただ20年、30年先を考えた時、活力ある社会経済を構築していかなくてはいけないというのが我々のメッセージです。
そのためにはイノベーションが大事と考えていて我々の課は
デジタル産業の創出を考えたりスタートアップ等の成長支援をしたり企業誘致で県外からノウハウや交流を深めて色々なものを産み出していきたいという想いをもっています。
県庁は様々な仕事をしておりデジタルトランスフォーメンション課もあり時代が必要としている部局があります。私が属する産業経済部は経済を盛り上げていくところです。

その中で群馬県の現在地についてお話します。
人口は全国18位で192万人です。栃木県と同じぐらいです。
2004年とか上毛カルタでも人口200万とありましたが、今は192万と人口は減っております。
一つPRしたいことがありまして移住希望者ランキングは5位です。
群馬県は自然が多く、東京からも近いということでコロナ禍もあり移住希望者が増えている状況です。

群馬県の特徴ですが、ものづくりが盛んで特に輸送機器が多いです。
太田にSUBARUの国内唯一の製造拠点がありそこに関連する企業が多くあります。
産業のほかに観光資源が豊富です。国内有数の温泉地で草津、伊香保、水上温泉など
どこにでも誇れる温泉があります。
また豊かな自然の尾瀬、世界遺産の富岡製糸場もあります。

ただ大きな課題もあり、人口減があるなか交流人口を増やしていく必要性を感じています。
また自然災害、インフラが古くなる中で住みよい環境を作っていくためにデジタル化にどう対応していくかも考えています。

★郡馬県が全国に発信力を高めていくには?★


(司会)
郡馬県を発信していくという営業についてどうお考えですか。
(今井さん)
群馬県がしていることはすごいなと思ったのと同時に知らなかったという思いですね。
やっていても伝わっていないのでは意味がないことになりますので
やっていることの情報をどうデリバリーしていくことが重要だと思います。

あと誰にメッセージを届けるのか?が大事だと思います。郡馬にいる方なのか郡馬県外にいる方なのか。
たとえば今回DXとなると比較的若い方にアンバサダーをお願いするとか従来の伝え方を見直す必要があると思います。

もう一つは何をやっているのかは分かったけれど、なぜそれをやっているのかは分からなかった。
人は想いに共感して動くので観光地がいくらでもある中でなんで郡馬に行くのかというストーリーは重要だと思います。
たとえばリトリートとか頑張って稼いでマッサージやサウナで回復することにお金を使う。
サウナは現代人の悲鳴だと思っています。そこでなぜ郡馬県がサウナをやっているのかという文脈につなげていくことがポイントになってくると思います。

(司会)
大塚さんはどうですか。
(大塚さん)
今井さんと似た視点で捉えています。
ただ群馬県にこだわる必要はないと思っています。都市部の方って群馬県に何があるのか知らないんですよ。
群馬県に行きました!はでなく草津温泉をみてきれいな湯畑をみて草津温泉に行きたくなるのですよね。
群馬県に行けました!ヤッホー!とならないわけですよ。個別の商品を尖らせるべき!と思います。
個別のシーンをみてすごくおいしそうとか心に残っているからそこに行ってお金を落とすのです。
なので群馬県の名前を押すことに意味はないと思います。だったら群馬県の名前を変えたほうがよいですよ。
分かりやすい名前に変えたほうがいいです。
(今井さん)
それではサウナ県とかどうですか?」
群馬県は絶景を見ながらサウナで整えられるという特徴があります。
東京とは異なり室内ではなく絶景を前に外気浴ができるのです。
あと今のお話聞きながら郡馬県の観光施設1個1個を尖らせることは必要だなと感じたのと同時に
例えば県外の方は富岡製糸場の次にどこへ行ったらいいのか分からない。距離が離れすぎていることもありますし、県内の地図が感覚的に分からない。
そこで例えばサウナとか目的を作ると郡馬にいく文脈ができ一日のデザインをしやすくなると思います。

(黒神さん)
農業、ものづくり、観光は一つの産業と捉え今までの観念に捉われず一つ一つ尖らせることが大事と感じました。
(大塚さん)
個人的には榛名湖はどうにかならないかなと思っています。開発しがいのある場所だと思っていてめちゃくちゃいい場所なんですよ。なのにまだ河口湖や山中湖のようになっていないのです。

★DXは何ができるのか★


(司会)
DX官民共創で何ができるのでしょうか。
(大塚さん)
群馬県は県庁に官民共創スペースのNetsugenを作ったりととても進んでいます。
そこで役割分担の明確化が重要だと思っています。
DXの本質はデータと仮想空間と現実の行き来です。
地域としてやるべきことは大切な資産を残していくことが大きなテーマだと思います。
例えばなくなっていく飲食店など今、絶滅酒リストを作成していますが、それをデータとして残していく。
レシピというデータを作ることができますね。職人さんは温度や気候により違いが出てくるので月1回など定点観測してデータを残す。次にそのデータをいかすビジネスが出てきたりする。
シルクの養蚕データとかもありますよね。それをビジネスにしています。
地域のデータを残してその先に新しいものがうまれてくる仕組みがあります。


その次に財源が大事だと思っています。
ふるさと納税財源は報告先の義務はないのです。
ふるさと納税の本質は自治体の競争をうみだし自治体の魅力を惹きだしていくことが本質なんです。ってことはその財源は使えるということです。
この財源を各自治体毎に地域ファンド化してなくなってしまう大切なデータを残していく。スタートアップの企業が来てそこに自治体が出資をする。
この仕組みができると移住もできるし新しい人材がどんどんくるしそれを使って何ができるかと民間企業も思うわけです。これをするとサステナブルな社会になっていくと思います。失われていくものを大切に残していくためにDXはすごく使えるなと思うわけです。そして財源もある。
これは本気の提案です。

★データ化していく中で今までの営業との違いがうまれる?★


(今井さん)
身近なDXと未来のDXを分けて考えることが大事だと思います。
今できるDXを活用した営業はインサイドセールスというオンライン上で
非対面で商談できます。エリアを問わなくなってきてお客様が全国区になる。
売る先をちょっと変えると収入も増えるかもしれない。

未来のDXは想像できないですが
たとえばメタバース空間内でアバターが営業するとなると今までの見た目で決まる第一印象がいらなくなる。
第一印象が大事なのは変わらないですが情報源が見た目ではなく今までのやりとりのデータなどになってくる。嘘がつけない営業になってくると思います。

*(大塚さん)今井さんに群馬県のものを営業してほしいですね。
*(今井さん)日本中の焼きまんじゅうをなくしますよ 笑

(司会)ここで郡馬県庁は10年先ではなく20年先を考えているということで詳しくお聞かせください
(黒神さん)
郡馬県庁のトップも次の未来への意識が非常に高い方で20年、30年先にいかに持続的な地域を作るかに力を入れている。そのためには活力ある社会を作り若者がこないといけないですよね。そのビジョンとして2040年の新・群馬県総合計画
「年齢、性別、国籍、障害の有無等に関わらず、全ての県民が
誰一人取り残されることなく、自ら思い描く人生を生き、幸福を実感できる自立分散型の社会」
を目指しています。
そのためにできることとして産業の付加価値を高めていくために日本最先端のデジタル県を目指しています。ビジョン実現に向けて大事にしていることは3つあります。

①    官民共創コミュニティで100年持続する公共を創り出す
②    新しい領域で動きだせる人材という群馬県の造語である始動人が大事。
③    快疎(蜜ではない地域のニーズの高まり、ゆとりある生活)

群馬県総合計画大事にしてること

★郡県県の郷土愛★


群馬県の郷土愛は強いですね。
上毛カルタもありますし。上の句いったら下の句がでてくるんですよ。
今月曜日の夕方に教育の一環としてカルタをしていますね。
また郡馬に戻る方は3割と聞きましたが、私の周りでは僕以外全員郡馬に戻りましたね。
ねぎみそラーメンとかね。

★群馬県のこれからのお金の使い方★


(今井さん)
20年先の未来を考えているって素敵ですね。
お金の使い方は3つあると思っていいて投資、消費、浪費。
20年先の若い子供達には投資、年配の方には消費。投資を見ている所は素晴らしいですね。

(大塚さん)
投資の選択肢として子供の教育環境はあると思います。
今3歳の息子の教育環境を考えて移住も視野に入れています。
教育環境はだれにも言い訳できない移住の理由です。人も集まるし若い人も育っていく。
群馬県の高崎とか選択肢も多く魅力的です。群馬県の教育環境はこうなっていますと指していくことがとても大事だと思います。

(黒神さん)
群馬県庁としても教育イノベーションに力をいれていて、
いい大学に行って大企業の歯車になるのではなくさきほど申した始動人を生み出すことが大事だなと考えています。自分でものごとを考え課題解決していく力をつけていく。そういった人達をどんどんおこしていきたいという想いがあります。
(大塚さん)
アメリカに錦織圭選手が出ているIMGというスポーツアカデミーがあります。
郡馬県は風土的にそういうスポーツ施設を作るのにとても適切な場所だと感じています。

★黒神さんよりお二方へ質問タイム★

Netsugenステージ


★大塚さんへの質問★


(黒神さん)
地域のデジタル活用の方法について聞きたい
(大塚さん)
無理にデジタル活用することはないと考えています。
地域とデジタルはアレルギー反応がある方もいますし相性は悪いと思います。
人が生きていたものや歴史があったから今この地にあるものを残していくことが大事であり
そのために人の記憶ではなくデータを使っていく。
人の感情とか生温かいものを残していくために地域のデジタルを活用していくことだと思います。

★今井さんへの質問★


(黒神さん)
受注に基づいてモノをつくるのはめちゃくちゃ得意なんです。
ただこれからは技術を提案して自分達で市場を作っていくことが必要だと感じていてそこに向けての
アドバイスをお願いします。
(今井さん)
産業を尖らせることと誰に届けるのかが大事かなと思っています。
営業は困っている人に必要なタイミングで届けるとお客様に買っていただけますよね。
困っていない人に営業すると嫌われますよね。なので「誰に」を探し続けるのがとても大事だと考えます。

あと群馬県民は想像力が豊かだと思っています。
なぜかというと子供の頃遊ぶところがないので、身近なもので工夫して遊ぶということをしてきました。
遊び方として日常の小さなルーティンを壊し続けてライフイノベーションをしてきた方が多いと思います。勝手に遊ぶ場所を広げたり行っちゃだめだよという所に行ってみたり。
なので自分達の情報を届ける時に新しい工夫を考えることは得意なんじゃないかなと。
身近にある当たり前を童心に戻って小さく壊してみるというのは新しい営業の改革のきっかけになるのではないかなと思います。
(司会)
これは郡馬出身だからこそ出る回答ですね!

(黒神さん)
カチコチの考え方で仕事をしがちですが、当たり前を当たり前と思わないところが大事ですね。

(司会)
ずっと聞いていたいのですが、こちらでセッションを終わりにしたいと思います。有難うございました。

以上。

次回DX未来会議は、TOHOKUDXWORLDへ続く。


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