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#4【Dify入門 】FAQ自動返信AIチャットBOTを開発してみよう

今回は、Difyを使ってFAQチャットボットを導入する方法についてご紹介します。

よくある悩みとして、顧客対応に時間が取られすぎて、他の仕事が進まないと感じたことはありませんか?

よくある質問に毎回対応していると、時間がもったいないと感じることが多いですよね。

でも、顧客対応は企業にとって非常に重要であり、手を抜くわけにもいきません。

このようなジレンマを抱えている方におすすめしたいのが、Difyを活用したFAQチャットボットです。

このチャットボットを導入することで、顧客からのよくある質問には自動で対応してくれます。

その結果、あなたの時間を節約しつつ、顧客満足度を維持・向上させることが可能になります。

本記事では、Difyを使ってFAQ自動返信チャットボットを開発する手順について、わかりやすくハンズオン形式で説明していきます。

これから一緒に、効率的な顧客対応の第一歩を踏み出しましょう!


アプリケーション説明

今回は例として、自社プロダクトとして販売している化粧水に関してのよくある質問を自動で返信するチャットボットを開発しようと思います。

1. RAG(ナレッジ)の登録

今回はよくある質問をPDFにまとめれ、その情報をRAGで保存します。

  • RAGは、AIの生成モデル(ジェネレーティブモデル)と外部情報を検索して参照することで、より正確で文脈に合った回答やコンテンツを生成する技術です。

  • 通常、チャットボットに質問すると、生成AIはあらかじめ学習したデータから解答生成します。

  • ただ、多くの企業は自社特有の情報を持っているためAIが自動的に適切な回答を提供することが難しい場合あります。

  • そのような場合に自分の持つ情報をRAGとして登録することで、生成AIがその情報を元に回答を導き出してくれます。

  • 企業内でのチャットボットなどを開発するときにRAGが有効的です。

2. チャットbotの作成

  • 登録したRA Gの情報を元にチャットボット構築していきます。

具体的な処理フロー

  1. ユーザが質問を入力

  2. アプリケーションが質問に関連する情報を取得

    • アプリケーションは、事前に登録したFAQの情報を取得します。

  3. 質問と検索結果をもとにテキストを生成

    • アプリケーションは、質問と取得した検索結果を元に、大規模言語モデルを使用して回答を生成します。

  4. ユーザに回答を出力

    • 最終的に、アプリケーションは生成された回答をユーザに表示します。

この流れにより、ユーザは効率的に必要な情報を取得し、具体的な回答を得ることができます。

RAGの登録

よくある質問集をPDFにして、RAG登録します。

  • 上部にあるナレッジをクリック

  • ナレッジを作成をクリック

  • 作成したtextファイルをインポートを選択

  • よくある質問集PDFをアップロード

  • 次へをクリック

  • チャンクの設定は自動を選択

  • インデックスモードは経済的を選択

  • 詳細設定は変更せずに、保存して処理を選択

  • ナレッジが作成されましたと表示されれば登録完了

チャットボットの作成

登録したRA Gの情報を元にチャットボット構築していきます。

  • 最初から作成をクリック

  • アプリ

    • チャットボットを選択

  • オーケストレーション方法

    • 基本を選択

  • アプリのアイコンと名前

    • FAQ自動返信BOT

  • 説明

    • 顧客さらのよくある質問に関して自動で返信します。

  • 生成AIモデルを選択します。ここでは「gpt-4o-mini」を選択します。

  • オーケストレーションにプロンプトを入力します。

あなたは優秀なカスタマーサービスを提供します。

# 条件
- ユーザーから受け付けた質問に対して、適切な回答をコンテキストから検索して適切な回答をします。

  • コンテキストの追加をクリックして、先ほど登録したRAGを選択し追加します。

挙動確認してみる

プレビュー画面で質問してみましょう。

チャットボットがRAGの情報を元に以下のように正確に回答しているか確認してください。

もし、回答精度が低い場合は、RAG情報の精度をさらに高めるか、プロンプトの指示文を修正することを検討しましょう。

これにより、回答の精度が向上します

まとめ

以上でチャットボットの作成は完了です。

ほんの数クリックでプログラミング知識もなしで高品質なチャットボットを作れるのはすごいです。

チャットボットはAPI公開も可能ですので、自社のサービスに組み込むことも可能です。

プライベートや会社の中でも多くの活用シーンがあると思うので、ぜひ活用してみてください。

この記事を書いた人 : https://x.com/1205malumalu

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