新しいアイデアは「ギャルマインド」から
こんにちは。
税理士法人上坂会計 DXメンターチームの笹岡です。
先日、プレジデントという経営者向けのビジネス雑誌を読んでいたところ、面白い記事を見かけました。
今回のプレジデントは「わがままに生きる」というテーマ。
そのテーマに関連して、
『「ギャル式ブレスト」はなぜ、自由にものが言えるのか?』
というコラム記事がありました。
ギャル式、、、ブレスト?
ブレスト、というのはいわゆるブレインストーミングのことですね。何人かで集まって意見を出し合ってアイデアを生み出す手法のこと。
それのギャル式とは、、、一体どういうことなんでしょう?
ギャル式ブレストは、合同会社CGOドットコムという会社が独自に開発したブレインストーミングのフォーマットのようです。
記事の中では、まず『ギャル』の定義から始まります。
皆さん、ギャルの定義、知っていますか?
ギャルは、以下の要素を兼ね備えた人物のことだそうです。
自分軸
直感性
ポジティブ
「自分軸」というのが今回の雑誌のテーマである「わがまま」であること。つまり、自分の考えや感覚を大切にする気持ちのことです。
「直感性」というのは、そのままなのですが、直感を大切にする、ということです。あまり難しいことを考えずに、素直に思った通りに行動しよう、ということですかね?
「ポジティブ」というのは、明るい(ギャル風に言うと「アゲ」)状態でいる、という意味かと思いがちなのですが、実は違うらしいです。自分や他人が落ち込んでいる(「サゲ」の状態)時に、それを受け入れてあげること。これがギャルがいうポジティブだそうです。
なんとなく、仲間や共感を重んじているイメージがあるギャルらしい考え方で、素敵ですね。
ギャル式ブレストとは、このギャルの定義に則ってブレストを行う、ということのようです。
つまり、年齢や性別に関係なく、皆がギャルマインドを持って、他の人の目や評価など気にせず、自分が思ったことを、直感に従って発言することを重視するのです。そして、周りの人もその人の考え方を受け入れるのです。
なんとなく、ビジネスの現場でも最近よく言われる「デザイン思考」や「心理的安全性」に近しいものを感じます。
とはいえ、いきなりギャルマインドを持てと言われても、なかなか持てそうに無いですよね?
なので、ブレストを始める前に、「祈りの時間」を設けるのだそうです。
皆が胸の前で手を合わせて、目を瞑り
「ギャルは怖くない」
「私は今、〇〇市で一番のギャルだよ」
と祈りの言葉を心の中に念じる儀式を行うと、自分の中にギャルを降ろせるらしいです。
本当にこれで自分の意見を出しやすくなるのかな、と思ってしまうのですが、こういう時間を入れることによって、打ち合わせが「エンタメ性を持ったイベント化」され、普段とは違った発言や考え方が出やすくなるのでしょうか?
私が勤める税理士法人上坂会計でも、半年に1回「ビジネスキャンプ」という社内イベントを行っています。職場から少し離れた温泉地等の施設で成果発表を行ったり、意見を出し合ったりするイベントなのですが、これも普段とは違った環境に身を置くことで、普段あまり使わない脳みそを刺激し、新しいアイデアを生み出すことを目的に行っています。
やっている内容自体は全然違いますが、なんとなくギャル式ブレストに通じるものがあるな、と個人的には思いました。
古来、いいアイデアが生まれる環境として「三上(さんじょう)」が言われています。三上とは、「馬上(ばじょう)」「枕上(ちんじょう)」「厠上(しじょう)」のことで、つまり「移動時間中」「寝床でうとうとしているとき」「トイレの最中」のこと。
これら三上の共通点として、「開放的な気分である」「リラックスした状態である」で、そういう時にこそ良いアイデアが生まれます。
ギャルマインドは、「自分をさらけ出してよい」「周りが自分を受け入れてくれる」という状態なので、開放的でリラックスした状態である三上と同じ効果があるのかもしれません。
皆さんの会社でも、会議やアイデア出しの際は、是非「ギャルメンタル」を皆が持てる工夫をされてみるといいのではないでしょうか!
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