![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171660366/rectangle_large_type_2_37a7658ef84e7d6c883e3eeea6d315f3.png?width=1200)
120.10:01 名もなき読書家はスランプでも本を欲する
友達から衝撃発言。
「離婚した。」
今の時代、離婚自体は衝撃でもなんでもない。
だが、友人の状況を見ていると、その選択肢はないと思っていた。
だからつい「え!」と大きな声を出してしまった。
友人は「うん。」と冷静。
後で大いに反省した。
素直な反応だったのだが、否定的にとられたかもしれない。
驚きを表しただけで、全く否定はしていないのだ。
あなたの選択を支持する、と会話の中で伝えた。
気持ちが伝わっていると良いのだが。
スタートダッシュで力尽き、それ以降読書が出来ていない1月。
ちびちびと読んではいる。
しかし、まとまった読書時間が無いので進まない。
進まないのに、また本を買ってしまった。
先日東京に行った際、丸の内の丸善に足を運んだ。
そこで、たまたま欲しい本のサイン本が置いてあったのだ。
逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』である。
かなり有名、且つ人気の本なので、タイトルは知っていた。
しかし、人気が最高潮だった当時は、全く読む気が無かった。
本屋大賞を取っているくらいだ。
面白いに違いない。
ただ、当時は小説から遠ざかっていたし、なにより戦争やソ連に全く興味が持てなかったのだ。
そんな私を変えたのが、以前もnoteで書いた1冊の本。
米原万里『打ちのめされるようなすごい本』である。
彼女を知ってから、ロシアやソ連に興味を惹かれはじめた。
(米原万里さんは、文筆家であり、ロシア語の同時通訳者であった。)
そこで、彼女が書評したロシアに関する本をいくつかAmazonのリストに追加した。
その際、『同志少女よ、敵を撃て』がぱっと頭に浮かんだ。
なんだか、とても読みたくなった。
そこで、この本も欲しい本のリストに追加した。
そして、先述の通り、東京という地でサイン本に出合ってしまった。
買ったのは文庫版であるが、それでも分厚い部類に入るだろう。
読めるかどうか一瞬不安だったが、ミーハーな私は「サイン」を諦めきれずに買ったのである。
これを運命と呼ぶにはまだ早い。
まだ読んでいないから。
しかし、こういう出会いで手にした本である。
大切に読みたい。
大切にし過ぎて、何年も眠らせることのないように。
来月の読書リストに入れようかな。
しまった!
1月の読書リストが滞っているのだった。
ついつい、新しく手に入れた本で高揚していたが、今は読書の小休止。
果たして、1月の読書リストはどのくらい読めるのだろうか。
2月の読書リストについても考えなければならない。
名もなき読書家ではあるが、読書に関しては真剣であるので、何かと忙しいのであった。