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五輪観戦記録

時が経つのは早いもので昨日、東京オリンピックが閉幕した。

今回のオリンピックでは得るものだけでなく、失うものも多くあったように思う。だがそれは一先ず横に置き、ここに観戦記録を残しておく。

普段からよく見ているテニスや中学・高校とやっていた陸上競技を中心に見てきたので、個人的に感じたことなどをメモ的に記録していきます。

(少々マニアックな話になるのは申し訳ないです。)

・テニス男子シングルス

優勝はアレクサンダー・ズべレフ。決勝の対戦相手ハチャノフも調子が良さそうだったが、ズべレフのプレーのクオリティが高すぎて圧勝という結果だった。

サーブ、ストローク、配球どれをとっても隙がない。準決勝のジョコビッチ戦でも感じたが、ここ最近の彼のプレーは本当にすごいし、近いうちにグランドスラムのタイトルも獲るのではないかと思う。あと絶対王者ジョコビッチに対して「答え」を持っている数少ない選手だと思う。サーブからの展開や深くセンターに返したり考え抜かれた配球だった。ジョコビッチがセンター攻撃を苦手としているのは有名な話だが、それで実際にポイントを獲れるのがすごい。

彼については以前ここでも書いたが、これからも注目したい。


そして銅メダルはパブロ・カレーニョ・ブスタ。彼に関しては2019年全豪の錦織との死闘も記憶に新しい。今大会では、3位決定戦でジョコビッチを下したことに驚いた。持ち前の集中力と粘り強さが発揮されていてとても良い試合だった。

ジョコビッチが2連敗するのって10年以上ぶりぐらいだと思うのだけど、今大会では日本の暑さと湿度にもやられていたように見えた。ゴールデンスラム達成が果たされなかったのは残念だが、彼がテニス史上最強の選手なのは間違いないと思うし3年後のパリで達成してくれるのを期待してる。

日本からは錦織。初戦でランキング7位のルブレフに勝利できたのは大きな収穫だったと思う。実際、今開催中のシティ・オープンではベスト4まで進出して好成績を残していて調子も上向きだと思うので、全米に向けても楽しみ。


・陸上競技

何といっても昨日の男子マラソン、大迫傑さんの走りにすごく感動した。メダルまでは41秒。よくここまで迫ったと思う。特に、ナイキのオレゴン・プロジェクトで共に練習していた前回メダリストのG・ラップを抜き去る瞬間や、2位集団に15秒まで迫っていた時とか最高に痺れた。彼の力強いラストランを観れてよかった。

他には女子1500mで田中希実さんが4分の壁を破る日本新記録、そして決勝8位。これは本当にすごい快挙だ。世界大会の中距離種目で日本人はずっと苦戦していたが、こうして決勝で戦える選手が出てきた事がとてつもなく嬉しい。自分は中・高生の頃に1500mを専門としていたから、特に、この距離には思い入れがある。

あと気になったのは走高跳。個人的にフィールド種目の中でハイジャンが1番好きで、昔からよく観てきた。結果はバーシムとタンべリが同率優勝で金メダル。記録も試技数も同じだったがジャンプ・オフは行われず、同時に2人が金メダルという結果がとても珍しく印象的なシーンだった。以前からバーシムの翼の生えたような美しい跳躍が大好きだったから、彼の優勝は嬉しい。彼はボンダレンコと共にここ数年、この種目を引っ張ってきたが、いつも惜しいところで金メダルを逃してきたので今回、悲願が果たされて良かったと思う。

注目の男子100mはイタリアのジェイコブズ(ヤコブズとも読むのかな)が優勝。これは意外な結果だった。今大会、イタリア勢の活躍が目立っていたと思う。先ほど書いた走高跳のタンベリもイタリアだし、4×100mリレーでの金メダルにも驚かされた。

他にも男子3000m障害や女子10000mも印象的だった。まだまだ書きたいけれどこの辺りにしておく。


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色々と散文的に書いてしまってすみません。

競技は他にもサッカーや野球、競泳などを見たけど詳しくは割愛。

やはりスポーツ観戦は好きだな。こんな状況だけどアスリートの方々が競技に取り組む姿勢や、その背景にあるストーリーの数々に強く胸打たれたのでメモ的に語りたいことを語らせてもらいました。

ではまた。

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