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皮なしだと意外に簡単!たこ焼き器で焼くハーブたっぷりサルシッチャ

サルシッチャを食べたことはありあますか?あの、ちょっとおしゃれなイタリアのソーセージ、みたいなやつです。

サルシッチャとは食材を腸詰めにした物のことを言うそうです。肉やハーブ、バジルなどを腸詰めにしたものが多く、イタリア発祥で、古代ギリシャの頃から作られているそうです。

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こんなのが家で作れたら、お料理上手と言われそうですよね!

ハードルが一見高そうなこのサルシッチャ、やり方次第では意外に簡単にできるのです!

腸詰にしたものが正式なのですが、手に入りやすい食材を美味しく手軽に楽しむために、そのまま丸めて作ってしまいます。

【たこ焼き器で焼く自家製サルシッチャ】

材料
・挽肉1キロ(自分で挽いた方が食感が良いで すがひき肉でもOKです。)
・塩6g(出来れば美味しい塩を。)
・砂糖12g(塩の倍)
・ハーブ類100〜250g(生でもドライでもOKです。)
・赤ワイン20〜50cc位(安いやつでも十分美味しいです。白ワインでもいけます。)
ポイント
・肉の脂が溶け出さないように、肉の温度を冷たいまま保って作業するのが大切です。ボールの下に保冷剤を置くと良いです。
・ハーブは生が理想ですがドライでも大丈夫です。そのためハーブの重さは大体の目安です。
これより少なければ肉感アップ、多ければハーブが強くなります。
・ハーブの種類はその時に家&庭にあるものでOK。種類は問いませんが、しそが入ると日本人好みの味になるのでお勧めです。

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美味しい塩分濃度について

その道を極めるために海外でも修行を重ね、日本でも数少ないシャルキュティエであり、メツガーであるメツゲライ クスダ(兵庫県芦屋市)の楠田裕彦さんは同郷の友人です。

そこで図々しくも彼に聞きました。美味しい塩分濃度は何パーセント?

すると、その彼が言うのです。

「肉はどの部位を使ってるの?」と。使う肉の部位や肉の挽き具合によって油分の割合も肉の味も変わってくる。だから一概に美味しい塩分濃度を言う事は出来ない、と。

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☝因みに、彼のお店のショーケースです。イートインスペースもあります。

『メツゲライクスダ』まるで海外旅行をしてるような気分になれます。神戸に行くときは是非とも行くべきお店です。

https://metzgerei-kusuda.com/

なので、究極の塩分濃度についてはこれからも試行錯誤を繰り返して自分の最高を極めていくしかなさそうです。

食べてくれた人たちに一番褒めてもらった、現時点でのベスト塩分濃度は0.6パーセントです。

お肉について

サルシッチャは基本的には豚肉で作るものだそうです。ですが、旨味がもっと欲しいな~と思って牛肉をプラスすると美味しさ⤴しました。ハンバーグに近づくイメージです。

ただ、やはり先述の友人の話を聞き、美味しい豚肉を極めたい、と思い今は豚肉のみで作っています。

また、美味しさを左右するのに食感は外せないポイントです。最初はひき肉で作っていて、それでも十分に美味しかったのですが、自分で塊肉を包丁で刻んでみると、その肉々しさに感動。これはぜひとも試して頂きたいです。

旨味の溶け込んだ脂を閉じ込めたい

形成したお肉に穴があるとそこから肉汁が流れ出てしまうので、表面を滑らかにそして中の空気をしっかり抜くことが大切です。

最初はソーセージの型を作っていたのですが、意外に綺麗に作ることは難しく、もっと簡単に形成できないかな~と試行錯誤を重ねていたところに転機が訪れました。このサルシッチャをあるイベントで大勢の人たちにふるまって欲しい!との依頼があったのです。

大勢の人たち(約200人)にサルシッチャを配るとなると、焼いたものをいちいち切らないと数が足りないし、しかも切ったら肉汁が流れ出てしまうことは容易に想像がつきます。

どうしたもんかと悩む私の目に飛び込んできたのは、家の隅に転がっていたたこ焼き器でした。

早速、試したところ大成功! 

で、たこ焼き器で作る自家製サルシッチャ完成~!となったのです。

こちらはグッドネイバーズジャンボリーでの様子。
森の間伐材を有効利用するために作った「スウェーデントーチ」の炎を利用して焼いたサルシッチャをヒロシさんと紀子さんご夫妻にも食べていただきました。

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作り方

1、ワインのアルコールを飛ばして冷ます。(大人が食べるときには、この工程は省略可能)

2、生ハーブを洗い、出来るだけ水分を飛ばして(布巾で拭いても良い)茎や傷んだ所を取り除きフープロをまわす。

3、塩と砂糖とワインを入れてフープロをまわす。ハーブの種類によっては色が変わりますが気にしなくて大丈夫!細かくなるまでまわした方が食感が良いのでしっかりと! 

4、フープロにお肉の一部を投入。まわしてハーブと肉をしっかり混ぜ合わせハーブ種を作ります。

5、好みのサイズに刻んだ残りのお肉とハーブ種をボウルに入れて、粘りが出るまでしっかりと手で混ぜる。水分が足りないときはワインを追加。
何とか固まるくらいの柔らかさに。

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【ポイント】
肉の脂が溶け出さないようにボールの下に保冷剤置いて混ぜます。
手が冷たくなるけど、そこは我慢!

5、たこ焼き機の大きさに合わせて丸めてバットに並べてラップしないで冷蔵庫で1時間くらい寝かす。

(ラップをしないことで表面が乾き、焼いた時に肉汁が出るのを防ぎます。が、時間がないときはそのまま焼いても大丈夫!)

6、焼く時は、たこ焼き機をしっかり熱してからタネを入れる。

以上です!

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美味しく出来たら嬉しいです。                    最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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