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オフコース 雑記

先日、知り合いのお宅にお邪魔しまして…。
その方はワタクシより7~8歳年上の方で、近々引っ越しをされるということで、片付けの手伝いに行ったという訳です。
「プレイヤーはもう無いけど、レコードならまだあるよ」と仰るので見せてもらうと、ジャンルは様々和洋問わずの宝の山がありました。

 その方は特に音楽マニアという訳ではありませんが、多感な時期が70年代だったということで、きっと当時の若者の多くがそうであったように、音楽が生活の一部になっていたのでしょう。埋もれていたLPレコードは井上陽水、かぐや姫、NSP、アリス、チューリップ等々…。その中にオフコースもちゃんとありました。

 しかし、1枚だけあったオフコースのLPは「JUNKTION」。これはオフコースの5人がようやく揃った5枚目(ライブ盤を除いて)のアルバムですが、音的にはアコースティックを基調としており、メンバーも正式に5人ではなく、5人バンドにしようとすら考えていなかったであろう時代のアルバムです。何故「JUNKTION」だったのかを問うと、「好きな曲が入っていたから」ということでした。オフコースのアルバムはそれしか無かったので、その後のヒット曲を収録したアルバムは無いのかと尋ねると、思いもよらない答えが返ってきたのです。

 「オフコースってさ、小田さんと鈴木さんの2人のイメージなんだよね。その後色々ヒット曲が出たけど、私が思うオフコースのイメージと全然違っちゃって興味が無くなった」

 この手の話、様々なところでさんざん聞いてはいましたが、こんな身近な人から直に聞くとは思いもしませんでした。しかも取り立ててオフコースファンだったという訳でもなく、ラジオで聞いて良い曲だと思ってレコードを買う感じの音楽ファンが、そんなことを思っていたとは…。そして「小田さんと鈴木さん」というワードがすんなり出てくるところに、感動にも似た感情を覚えました。

 リアルタイムで70年代を知っている人からすると、オフコースってそういうイメージが強いのかもしれませんね。逆にワタクシなんかは、オフコースを知って遡っていったら、「えっ!?昔は2人だったの??」という感じでしたから。なので人によっては「オフコースって4人だよね?」ということもあるのでしょう。

 イメージって面白いですね。他愛もないことですが、人それぞれの中に、それぞれのものがあるんだなぁと思った次第です。でも何より、オフコースのファンでもない人から「小田さんと鈴木さん」というフレーズが出てきたのが非常に嬉しかったのでした😊



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