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KORG D-12 復活なるか?

その昔、KORGのD-12というマルチトラックレコーダー(MTR)を使っておりました。MTRとは簡単に言うとレコーディングの機材で、PCベースになるまでこの機材を使って録音をしていたのです。

しかし制作ソフトがどんどん進化した結果、2007年くらいには使用機会がほとんどなくなってしましました。同時に機材自体の調子も悪くなり、使うこともなく永い眠りについてしまったのでした。

しかし最近、古い機材を再活用したいと思いまして、今のシステムに組み込むセットアップを試みました。すると、どうしても簡単なもので良いのでミキサーが必要であるということになり、故障して眠っているD-12に白羽の矢が立った訳であります。

そもそも、どういった故障であったかというと、電源が入らないという初歩的なものでありまして、ハードディスクに問題があるということは薄々気が付いておりました。しかし修理に出すというのも面倒臭いし、そうそうお金を掛けたくないというのもありまして…。じゃあダメもとで分解してみよう!となった訳でございます。

分解してみると、D-12のハードディスクはIDE接続のもので6GB。今時こんなものありません。なんせ2000年くらいの製品ですからね。当時は超画期的だったのでしょうが、あれから20数年が経っております。世の中は想像出来ないほど進化してしまいました。

ということで、接続出来るハードディスクが手に入らず…という感じでしたが、探して探して探しぬいて、やっと見つけました!IDE接続で20GBの新品!容量は関係ありません。起動してミキサーとして使えれば良いのですから。早速ポチッとクリック。

数日後、ハードディスクが届きました。しかしこれで電源が入るとは限りません。ハードディスクが悪いのだろうというのは素人の勝手な読みであり、他の部分が悪ければもうお手上げです。しかもネットで購入したハードディスクですから、それが本当に求めているものであるかも分かりません。ネット上の売り文句には「IDE接続」と書いてありながら、写真を見るとSATAの端子になっているものが少なくなく、なかなか信用出来るものがなかったのです。

届いたものは間違いなくIDEのものでした!早速接続を試みます。恐る恐るパワーボタンを押すと、電源が入りました!そしてハードディスクのイニシャライズ。故障の初期は突然イニシャライズを始め、永遠に終わらないという現象もありました。そんなことが脳裏をよぎります。果たして今回はどうなるでしょうか。

5秒で終わりました。

D-12、無事に復活です。しかしVALUEダイヤルが効かなくなっており、入出力とエフェクトの選択が出来なくなっておりました…。まぁこれは仕方ない。最低限デジタルミキサーとしての役割は果たせそうなので、これで良しとすることにしました。

音響の世界も日々進化しており、5年も経てばもう古くなってしまうという感じです。しかしワタクシの場合、最新のものを求めている訳ではないので、もう十分過ぎるほど機材関係は充実しているのではないでしょうか。自分の音楽は別に最先端のものではないですからね。

今回のD-12の復活によって、その他の古い機材も十分に活かせそうです。
これまでも部分的には使ってきましたが、これからはもっと活躍してもらおうと思っております。今後はFM音源やPCM音源、AWM2音源が大復活することでしょう!


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