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カケルデザインマガジン

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「カケルデザイン」を掲げつつ、くふうAIスタジオ デザイン推進部で働くメンバーの個性を存分に味わえるマガジンです!
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2022年6月の記事一覧

【読書記録】「対話型ファシリテーションの手ほどき」をデザイナーにオススメしたい

デザイナーは仕事の性質上、ファシリテーションの力が必要になる場面が多いものです。 作る前の段階でのヒアリングやユーザーインタビュー、作っている最中は他のメンバーやクライアントからフィードバックをもらうなど、「対象の人物から求める情報を適切に・正確に引き出す、またそのために会話の進行や話す場について設計する」ことは最終的なデザインのクオリティへダイレクトに反映されると考えています。 私もデザイナー歴そろそろ5年目、もう一段アップしなければならないポイントはここだな…と切実に感

漫才のボケとデザイナーの役割

前回は漫才の「ツッコミ」の役割と、デザインを関連づけて、検索サイトの「結果がなかったとき」のふるまいを分解してみました。ユーザの行動に対するフィードバックを「ツッコミ」としたとき、シーンによりますがどのようなやりとりをすればいいのかを、これまでと少し違った観点で検討するきっかけになりました。 今回は漫才のもうひとつの役割「ボケ」とアイディエーション。また、デザイナーの役割について書きます。 ボケの役割漫才の「ツッコミ」の役割の整理と同様に「ボケ」の役割も論文や書籍などを読

ペルソナとターゲットユーザー像との向きあい方

先日関わったプロジェクトでペルソナとターゲットユーザー像を定義しました。 そこで、ぶつかったことのない問題にぶつかり、あらためてどのようにペルソナとターゲットユーザー像と向き合うか学びがあったので共有します。 今まではプロジェクトの目的に合わせてユーザーイメージを作り、こんなときこのユーザーならどのように動くのか?どのような情報が欲しいのか?などと作成したユーザー像をもとにペルソナさんを動かし、チームで同じ目線で議論を進めることが出来ていると感じていました。 そのプロジェ

仕事で使いやすいFigmaのワイヤーフレームキットを作ったので経緯をまとめました

こんにちは。またしてもFigma communityで公開したfileについての解説noteです。今回は頻出するUIパーツをワイヤーフレームとして使える状態にまとめたキット、「和文ワイヤーフレームキット」の作成経緯をつらつらと書いていきます。 タイトルの「仕事で使いやすい」は自分たちの仕事において使いやすい、という意味合いです…というお話です。 ことの発端発端は仕事中の気づきでした。 Da Vinci Studioデザイン部では「こういうものって作れますか?」とご相談いただ

Google Mapの表示をカスタマイズしてサービスに最適化した話

株式会社Da Vinci Studio のフロントエンドテクノロジストの shiba です。 「ユーザーの働き方の選択肢を増やす」をコンセプトとした「リモートワークのくふう」プロジェクトにてデザインや一部フロントエンドの実装を行っています。 このサービスではGoogle Mapの埋め込みを活用したマップの上にコワーキングスペースの情報を表示する機能を提供しています。 マップ周辺の表示についてデザイン部にデザインレビューを依頼していたときに「Google Mapの情報が多