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【米国株OP】キャッシュ・セキュアード・プット(XLU)

みなさん、こんにちは!いつも、こちらのnoteをご覧いただきましてありがとうございます。

オプション初心者の方向けに「米国株オプション取引入門」という記事をアップしました。今後、初心者の方の訪問も増える可能性がありますので、キャッシュ・セキュアード・プット(CSP)やカバード・コールの実践取引についても説明していこうと思います。

1)取引内容と銘柄

今回実施したトレードはキャッシュ・セキュアード・プット(CSP)になります。別名、現金確保プット売りと呼ばれるものです。

取引した銘柄は、米国株セクターETFであるティッカーコードXLUと呼ばれるものになります。米国株にある11セクターの中では、公益事業セクターに該当します。個別銘柄では決算リスクが伴うので、セクターETFを選択してみました。

2)エントリー

下記チャートはXLUの週足と月足のチャートになります。

【XLU】(左)月足(右)週足

エントリーしたのは2022年11月25日でした。この時の株価は約71ドルとなっておりました。週足を確認するとかなり強い展開となっていることがわかりますね。

下記はMarket Chameleonの画面ですが、XLUのIV30が20.0%、IV30 % Rankが60.7%と高めのボラティリティであることが確認できます。

米国主要ETFとセクターETF

株価が上昇するとボラティリティは下がることが一般的ですが、株価上昇しながらそこそこ高いIVとなっておりましたので、下記のとおりCSPを仕掛けました。

  • 銘柄:XLU(公共事業セクターETF)

  • 取引内容:プットオプション売り

  • 権利行使価格:65ドル

  • 権利行使期日:2023年1月20日

  • 取引価格:0.67ドル

10%下げるのであれば現物株持ってもいいか、と思うラインで仕掛けます。私は週足のチャートをみて、65ドルあたりが直近の底値であったので選択しました。

満期が近いとあまりプレミアムが高くなりませんでしたので、約2か月後の満期を選択しております。

3)取引結果

下記チャートは、XLUの1/9週時点のものになります。エントリーから約6週間が経過しましたが、株価はレンジ相場を形成しました。

【XLU】(左)月足(右)週足

65Pのプレミアムはすでに減価しておりましたので、2024年1月9日に反対決済(0.05ドルで買戻し)をして利益確定としました。Market Chameleonで1/9のIV30を確認すると、19.2%とやや下落という感じでした。

今回のトレードでは株価やIVはほぼ変動していないので、セータによるタイムディケイによりプレミアムが減価したと考えられます。

65P@0.67(-1枚)⇒ 0.05(+7,738円)

実は、この翌週、XLUが3%以上下落して、株価が68ドルあたりまで下げておりますので、結果的にはここで利確しておいて正解でしたね。

4)まとめ

今回はXLUのCSPの取引実績を報告させていただきました。今回は、満期を待たずして反対売買で決済をしましたが、もし、どうしても欲しい株であれば、満期までITMになるまで待つのも方法です。

私の場合は、プレミアムが減価した場合は、さっさと利確して、ローリングアウト(満期が長いオプションに乗り換えること)を行うことにしてます。今回のXLUはそこまで欲しい株でもなかった(もともとプレミアム獲得が主の目的)ので、ローリングは行いませんでした。参考になれば幸いです。

本日も最後まで御覧いただきましてありがとうございました。次回の記事も御覧いただければ幸いでございます!

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DVmark 🐾 Option Trader
ありがとうございました!