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空飛ぶドーナツ(詩)

優しい顔で嘘をついて
皆から嫌われちゃって
少しずつ孤独になって
それがとても気持ちよかった

失う物がない事の 寂しさと安心感
クズはクズのまま 生きていければいい

悲しい顔は上手だけれど
嬉しい顔は下手くそなの
少しずつ無口になって
ぬいぐるみへと変わっていくの

無機質な人でいい これ以上は誰も
傷つけたくはない 関わりたくないのさ

それで僕は穴が空いたまま
全てをこぼしちゃって
これからずっと何もないんだよ
飛べそうになるくらい

それで僕は頭悪いから
全てをこぼしちゃって
怒られるのは知っているから
ただ黙っているよ

楽しい日々は送れないよね
暗い未来が待ってるだけさ
少しずつ死が近づいて
怯えたままで最後を知るの

半分こなんかしない する相手がまずいない
当然の報いってやつ 納得感しかないね

それで僕は穴が空いたまま
それすら気付かなくて
これからずっと何もないんだよ
飛べそうになるくらい

それで僕は僕の声さえも
飲み込んでしまってる
これからずっと何もないんだよ
飛べそうになるくらい

誰もいない空を飛んでいく
ベットに帰りたいな

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