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ビーンボールでも愛して(詩)

ほらもう僕のウェーブレンスは
途切れ途切れになっていて
ほらもう車椅子の軋む音だけが
骨の髄に染み込んじゃって

点滅する景色 舌が丸まっている
身体中痒くて 吐き気が止まらない

僕は君に何もしてないのに
君に助けて欲しいだなんて
都合良すぎるよね?知り合いでもない

でも我儘言った事ない人生で
初めてのボールを投げるなら
絶対君だよね?ビーンボールでも愛して

ほらもう僕のウェーブレンスは
幼子の落書きみたいって
君がもう手を叩いて笑ってる
その姿を今も期待していて

霧の中の影 首の血管が浮いている
動けはしない 身体は拘束されてる

僕は君と話した事ないのに
君を強く求めてるなんて
気持ち悪すぎだよね?知り合いでもない

でもずっと我慢した人生で
初めてのボールを投げるなら
絶対君だよね?ビーンボールでも愛して

きっとこれは取り返しのつかない間違い
けど僕には未だにひとつも失うものがない
触れたら砂になっても
勉強不足のせいにする

僕は君に何もしてないのに
君に助けて欲しいだなんて
都合良すぎるよね?知り合いでもない

でも我儘言った事ない人生で
初めてのボールを投げるなら
絶対君だよね?ビーンボールでも愛して

波は今 ゆっくり静かに とろけて終わってく

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