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【服従の心理】是非、この本は読んでください。

最近読んだ本で

「日本人全員に読んでほしい」

と思った本を簡単に紹介したいと思います。

それは、スタンレー・ミルグラムの

「服従の心理」です。

【本の内容】

「アイヒマン実験」を通して

個人は権威に対して

「いい印象を与えたい」と思うと

自分の目の前の狭い技術的側面に没頭し

自分の道徳心は簡単に排除されてしまう。

もっと言うなら、思考が停止。

※「アイヒマン実験」を知らない人は
 ググってください。

ざっくりと説明しましたが

この本の中で、例えとして

空軍の爆撃の話があります。

【爆撃で例えるなら】

爆撃機のパイロットが

標的が潜伏する建物に、爆撃を命じられたなら

パイロットは、「建物に爆撃する」 

という技術的側面に没頭し

「建物の中に標的の以外の人物がいるかもしれない」

という思考が抜け落ちます。

こんな感じで、服従してしまうと

個人は自分が何をする役割なのかという

手段に囚われ、残忍な事もやってしまう。

※実際に、アイヒマン実験で大半の実験者が
 学習者に死ぬ程の電流を与えてしまっている。
(実際には与えていない)

うちの職場でも

上司の命令をそのまま実行し

傍から見ると手段重視で、

上司の意図に目を向けると

ちょっと変なことしてる人が、結構います。

【残業も服従】

あと、無意味な残業とかもそうですけど

「上司が残っているから帰りにくい」

なんていうのも

ほぼ上司に悪い意味で服従してるのと一緒。

【何故、こんなことを書くのか?】

昨日、忘年会でした。

うちの職場の人は皆

周りの人の顔色を伺って行動するので

忘年会がお開きになっても

誰も席を立たず店から出ない

よって、誰一人として外に出ません。

もちろん「早く帰りたい」って

嘆く人も中にはいます。

僕は、そういう人のためにも

幹事がお開きの乾杯したなら

その瞬間に周りに挨拶して店を後にします。

中には、「山口帰るの早くない?」

なんて言ってくる人も居ますが

その人達にも説明します。

お店に迷惑かけない為にも早く帰るべきだし

あと、僕は目的もなくダラダラするのが

本当に苦手。

【過去の話】

過去に宴会がお開きしてから

二次会に行こうって言ってた人達が

店から出てくるのを

30分以上待つことがありました。

僕は、一緒に外で待ってた先輩数名に

「先に2次会の店に行こう」

という提案をしましたが

「まだ〇〇さんでてきてないから、待とう」

と言われたので、「馬鹿馬鹿しい」

と言い残して帰りました。

この〇〇さんは、上司の隣に座って

出られなかったかもしれないですが

そこは、「上司連れててでもいいから出てこいよ」

って言うのが、僕の意見です。

【最後に】

僕は「服従の心理」を読んで

自分の職場環境と重ねてみると

結構多くの人が、服従によって苦しんでいたり

変なことしてることに気が付きました。

「あの人は、なんでこんな事をしたんだろ?」

と思ったときは、意外と「服従」によって

思考停止していることがあります。

そして、服従の心理を理解することによって

自分が「服従」に対して

免疫を持つことができると思います。

是非、読んでみてください。

では。

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