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アンハッピーニューイヤー!2024年もロックに生かされよう!

アンハッピーニューイヤー!2023年は去るのが早すぎる。帰っていいなんて一言も言ってないのに。また何も成し遂げないまま年が明けてしまった。夏休みの宿題をたっぷり残したまま8月31日を迎えたような気分だ。歳を食うごとにその焦りが大きく膨らんでいってる気がする。これを綴っている今、とうとうサモア(世界で新年を迎えるのが最も遅い地域)も2024年を迎えたようだが…………ちょっとよく分からない。理解が追いついていない。そもそも2023年が来たことも私は許してないぞ。まだ2019年くらいじゃないのか?時の流れに体がついていかない。新年早々、いや新年だからこそ、ブルーな気持ちに苛まれている私である。


そんなアンハッピーなニューイヤーの記念すべき1日目に暇を持て余していた私は、護国神社へ初詣に行ったついでに、大濠公園のベンチで本を読んでいた。まぁまぁ寒くて絶対ベンチで本を読む気温ではなかったが、元日から空いてるスタバのおかげで大好きなジョイフルメドレーティーラテで暖を取ることができた、ラッキー!

で、何を読んでいたかと言うとこれ。


本屋で「アメリカ」のコーナーをテキトーに見てたら出会った本。
『死とロックをめぐるアメリカ旅行』、このタイトルに心が擽られないわけがない。おまけに大好きなシド・ヴィシャスの名前が表紙にあったもんだから、即お買い上げしたというわけだ。

内容は音楽評論家のチャック・クロスターマンというユーモア溢れるおじさんが、ロックミュージシャンの"死"をテーマにアメリカを旅するという話。

この本は天寿を全うできずに死んだロックミュージシャンの話が主だが、それ以外にも様々なミュージシャン、バンド、音楽の話をしてくれる。私は結構幅広く、色んなジャンルの色んなバンドを聴いているつもりだったが、この本を読んでまだまだ自分の知らない最高の音楽があることに気づき、嬉しさを感じた。この本のおかげで数日前ハノイ・ロックスに出会い、CCRの"Up Around The Bend"のカバーは2024年の正月のテーマソングと化している。


そしてこの本の個人的最大オススメポイントは、「本当に筆者はロックの話ばっかりする」ということだ。ロックの本なのだから当たり前だろうと思うかもしれないが、本当にいちいちロックと絡めて話をする。例えば元カノの赤茶色の髪色について話そうとすれば、「ガンズの"Welcome to the jungle"のMVのアクセルみたいな感じ。ただし彼女は地毛。」と言う。自分は雨の夜がすごく好きという話をしていれば、「エディ・ラビットには負けるかもしれないけど」と付け加えたりする。(エディ・ラビットには"I love a rainy night"という曲がある。)

(参考までに、Welcome to the jungleのMV。
これ、赤茶なの?という疑問は置いとこう。)

こんな具合に、とにかく「これくらい共通認識だろ」と言わんばかりにナチュラルにロックネタをねじこんでくる。これが楽しくてしょうがない。ロック好きならみんな楽しくてしょうがないと思う。


というわけで、今ある本を読み終わったら次はこの本を読んでみてくれ。この本は人生の大半ロック界隈に身を置いてきたおじ様ファンも、人生経験もロックの知識も浅い小娘ファンも楽しめる内容になっているよ。もっとこの本について語ろうと思ったが、上手くまとめられそうにないのでここらへんで止めておく。



2024年もたくさんのロックに触れ合いたい。
去年はガンズ、TOTO、CCRを初め、これからの人生を共に歩んでいくであろう素晴らしいバンドやアルバム、曲にたくさん出会えた。TOTOはライブにも行き、愛するスティーブ・ルカサーを生で見ることができた。他にもフォンテインズD.C、スティング、ディープ・パープル、モリッシーのライブに行けた、ラッキーな年だった。

今年は早速ハノイ・ロックスに出会えたし、1月にビリー・ジョエル、2月にQUEEN、3月にボズ・スキャッグスとSLASHのライブが控えている。初っ端から盛りだくさんだ。労働その他憂鬱なことはたくさんあるが、ライブの予定があると「それまでは頑張って生きよう」と思えるのでありがたい。ということで2024年もロックに生かされよう!


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