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2024年に99冊本を読んだ社会人による積読紹介

 社会人1年目の2023年は56冊を読み、2024年は99冊読み切った。今年はこれ以上読みたいと言いたいところだが、去年はたくさん読むことに注力したため重い本(三体の2巻目とか)は少し避けてしまっていたので冊数は気にせず読み応えのある本にも挑戦したい!

 と言いつつも去年は「愛と幻想のファシズム/村上龍」「一九八四年/ジョージ・オーウェル」「ハーモニー/伊藤計劃」のような面白いが難しい本も読了することができた。

 海外・国内文学+新書をメインで読む私が現在積んでいる本・その理由を備忘録的にまとめていきたい。

読みかけてやめた編

 普段並行して4冊くらい読んでいるが、途中まで読んで断念しているものも多い。まずは読みかけたものをまとめていく。

怠惰の美徳/梅崎春生

 3/4くらいは読んだ状態で2年ほど放置している。怠け者の作者のエッセイと短篇小説。ちみちみ読み進め、悪くはないが一気にガーーーッと読み進めてしまうような面白さはない。かなり作者は怠惰人間なのでがんばれない時期に読んでみたら自分を許せるようになりそう。

快感回路/デイヴィッド・J・リンデン

 ギャンブル・アルコール・性行為等に依存してしまうのはなぜかが解説されている。2/3ほどは多分読んだ。内容自体はおもしろいが、快感を感じる時にどういう脳内物質が出るのか?など新書ながらしっかり解説されており難しかった。
 通勤中に読んでいたが、混んでる電車の中で読むにはちょっと難しすぎた。落ち着いてるときに読んだら読み切れると思うが、そもそも依存症は客観的に解決されたものよりも当事者が語るもの(アル中ワンダーランドとか)の方が読み物として面白い。

普通を誰も教えてくれない/鷲田清一

 国語の教科書にこの人の文章が載っていて、なんかよかったなと思っていたので大学生の時エッセイを買った。4/5ほど読んで放置。国語の教科書では小学生向きに平易な文章だったが、これは少し私には難しかった。でも小説家でもエッセイストでもない人のエッセイも結構好きだ。会話に出てくる本心なんてたかが知れてるとずっと思っているので、いろんな人が本当に考えていることを知りたい。

許されざる者/レイフ・GW・ペーション

 1/5くらいしか読んでない。作者はスウェーデンミステリの重鎮らしい。祖父が貸してくれた。国内のミステリは東川篤哉、貫井徳郎、綾辻行人のような読みやすいやつは読んできたが海外ミステリは全然通っていない。海外文学は人名・地名に慣れていないため苦手意識があり、そもそもスウェーデン人の小説なんかこれが初めてだった。ミステリはハマると一気に読んでしまうがハマらないとすんごいだるい。
 私と祖父はなぜか2人とも「その女アレックス」を持っている(エグめの内容なのに被った) それは読みやすい上に面白くて一気に読んだので「許されざる者」の作者と合ってないのかもしれない。

まだ手をつけてない編

 読みかけてやめた編で長々と積んでる理由を述べているがここからは手をつけてない以上語りようもないのでサクッと紹介していく。

株式投資2025 波乱必至のマーケットを緊急点検/前田昌孝

 積立NISAを始めるうえでちょこっと勉強してみるか!と思って買ったがガチすぎた。かっこつけずに「お金の大学」とか買えばよかった。今のうちに読まないと意味がなさそうなので急いで読む。本当に私は愚かな人間です。

カササギ殺人事件/アンソニー・ホロヴィッツ

 海外ミステリが苦手なくせに、これは本屋でよく見るのでずっと気になっていた。母が持っていたので上下貸してもらった。これが読みきれなかったら海外ミステリはあきらめようかな。

平凡すぎて殺される/クイーム・マクドネル

 カササギ殺人事件を借りたときこれも面白いよと母が貸してくれた。あらすじはとても面白そうなので頑張りたい。

烏は主を選ばない/阿部智里

 八咫烏シリーズの2作目。八咫烏シリーズ一式を友達が去年貸してくれた。読み始めたら面白いんだろうな、と思うが(1作目は読んだし)ファンタシー系は設定が複雑なので手を付けるのにも勇気がいる。

容疑者/ロバート・クレイス

 祖父が貸してくれた海外ミステリ。自分では買わないような作品だが祖父が勧めてくれたので読みたい。

これはペンです/円城塔

 小説を書く友達が勧めてくれたので買った本。SFなのかな?読書家の友達でSF好きな子が別にいるが、私もSFを好きになれたらいいな〜とは思ってる。かっこいいから。でもSFもミステリも難しいし気持ちの変化とか情景がメインじゃないから結局純文学が好き。

存在の耐えられない軽さ/ミラン・クンデラ

 有名な海外文学ではあるがなんで買ったのか覚えてない。レビューを見た感じ絶賛されてるが去年Twitterで絶賛されていた「灯台へ/ヴァージニア・ウルフ」を読んだが2日間の出来事を情感たっぷりに描かれており濃〜〜〜!!としんどくなって刺さらなかったためこの作品もどうであるか不安だ。まあ今刺さらなくても数年後読んでみてささる小説もたくさんあるし一旦挑戦だ!

まとめ

 以上途中でやめたもの4冊、初見7冊で11冊を積んでいる。今は「虐殺器官/伊藤計劃」を読んでいるのでこれを読み終わったら頑張るぞ!


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