なぜ、難しい技をすることをやめたか?

どどど!!世界を旅しながら、クラウン修行してるダンボどぉ!!!

先日、こちらのツイートの反響がよかったので、掘り下げてみるどぉぉぉ。

難しい技を見せることをやめた。 

ぼくはストリートパフォーマンスで無言で簡単な技しかやらない。

やっているジャンルはボールジャグリングやバランス、パントマイム、アクロバット、マジックと幅広い。

しかし、どれものみこみがいい人なら、1ヶ月でできる内容のもの。

もちろん、ボールジャグリングは7個投げられるし、アクロバットについては新体操をやっていたことを含めると、14年目になる。

だからこそ、技を見せることよりも“やりがい”があることを見つけた。

人とつながることができたときの“やりがい”

まず、ストリートパフォーマンスをすることで、一人一人から、楽しかった、面白かったと投げ銭をいただく。

投げ銭とは、この人にならお金をあげてもいいと価値を感じてくれた結果、カタチになったもの。

ストリートパフォーマンスを見てくれた人とつながれたかどうかが結果として、お金に変わる。

つまりは自分がここにいて、必要とされたかどうかをそのとき、その場で感じることができる。

人とつながるべき理由

さて、お金の話は置いといて、“つながる”ことは、この場、この瞬間に偶然、居合わせたはじめましての人同士で楽しかった、面白かったなど、感情を共有し、より強く感情を揺れ動かすことで、「あの日、あの人とこんなことしたよね」と記憶に残ることだと思ってる。

もちろん、素人からしてみて、難しい技をやったから、「あの人のやったアレがすごかったよね」と記憶に残ることはある。

しかし、一番記憶に残りやすいのは、自分が一番揺れ動いた感情*を感じたときではなかろうか。

*すごい、こわい、おどろいた、気持ち悪い、嬉しい、楽しいといった感情

ちなみに揺れ動いた感情の幅が大きければ大きいほど、いただける金額が多くなる傾向にあるよう。

難しい技をやらない理由

ストリートパフォーマンスをするときに難しい技をやらない理由は見てくれている人を観察をして、この場にいたいと感じる理由を提供する必要があるから。

ストリートパフォーマンスは主に観光地で行われることが多い。旅行する人からしたら、アレも見たい、コレも見たいと“誘惑”があちこちにある。

ショーに興味を持って、見てくれたとしても興味がなくなった、この人は私とつながってないと感じたら、別に興味ができたところに行ってしまう。

ジャグリングやマジック、パントマイムといった技をやりながら、常に見てくれている人とつながり続けることために必要なことはなんだろうか、とその場、その瞬間にいる人を観察して、この場にいたと感じてもらう理由のきっかけがいる。

だから、

👉どんな人か
👉どんな感情か
👉どんなテンションか
👉ぼくのショーを求めているか
👉ぼくとこの人は楽しめるかどうか
👉どんなことをされたら、嬉しいか

どんな方法で見ている人とつながれるかを考えるから、難しい技をしないことにしてる。


つながるとはべつの技術。

人と喋らずにつながるためにすることはいたって、シンプル。

👉アイコンタクトで目を合わせる。

ジャグリングやマジック、パントマイムの技をやりながら、人の目を見れる?人を観察して、考えることができるか?*

*例えば、最低限できないといけないこと
・ボール3つジャグリングをするために手元を見ないでできる。
・バルーンでクマをつくりながら、手元を見ずにできる。

ボールジャグリングで7個やるとしたら、お客さんを見ながらできるだろうか?いや、ぼくはできない。どうしても技を成功させるために意識を集中させなければならない。

その瞬間、お客さんと自分のつながりが続くかどうか。

だから、技をやりながら、お客さんに向き合うってことが自分にとって、まだまだ難しいことを受け容れて、簡単な技で見ている人と“つながる技術”を上達させようとしてる。

次の課題はショーを見ている人がショーをしているぼくと目が合ったように見せる技術を習得すること。

実際は目が合ってないけれど、目が合ったようにすることで、広範囲にエネルギーを出すことができる。

人とつながり続けることがコミュニケーションの基本で、さらにいろんなことを考え続けなければならない。

このつながり続ける技術は難しいけれど、成果が出たときにやりがいを強く感じるどぉぉぉ!

だから、難しい技をやらないことにしたわけ。

徐々に人の目を見るだけでグワッと心をつかむことができるクラウンになれるように頑張るどぉ!

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