旅を終えるか、旅をつづけるか
エベレストベースキャンプにたどりついたのは、
旅を始めて4ヶ月くらい経った頃だったと思う。
その4ヶ月の間で、
今までに見たこともないものを目にし、
知らない食べ物を食べ、
知らない言葉を喋り、
知らない気持ちになった。
まだまだ帰国の予定もなかったし、帰国したいと感じたこともなかった。
エベレストベースキャンプに到着し、
大きさが分からないくらいに壮大な自然の中で、
初めて、「帰国」というワードが頭に浮かんだ。
美しいものが多すぎて、知らない感情が多すぎて、
体験に心がついていってない、そう思った。
とても不思議な感覚。
翌朝、隣で寝ていたチベット人の友人の目覚ましが鳴った。
マイケルジャクソンのスリラー。
繊細なムードはどこかへ飛ばされて、
旅は再開。
大袈裟もいいけど、
「普通でいてみる」ということを学んだ。
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