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選択肢があることの大切さ

こんにちは。

お盆の大型連休が終わりました。お盆を帰省や旅行先、自宅でゆっくりされた方、台風の影響で振り回された方色々いらっしゃったと思います。

さて、この記事では台風7号の計画運休とその翌日の東海道・山陽新幹線の運転見合わせについて個人的に思うことを記事にします。


台風7号の計画運休

台風7号は、日本を直撃する進路であることはお盆前から予想されていたことではあります。

それに合わせてJR各社も新幹線の計画運休の可能性を発表していました。

結果、15日は名古屋〜岡山間での計画運休が発表されました。

事前に発表されたこともあり、15日は大きな混乱は見受けられなかったように思います。

もちろん、現地に居合わせたわけではないので、正確な状況は分かりかねるところではあります。ただ、ネットニュースの記事を見受ける限りでは大きな混乱はありませんでした。

16日運行再開直後の運転見合わせ

大きな混乱となったのは、運行を再開した16日の朝〜です。

運行再開後、静岡県でまとまった雨雲がかかっており、これは運転見合わせになるだろうなと思ったら、案の定運転見合わせとなりました。
さらに午前中には、山陽新幹線も博多まで運転見合わせとなり、東海道新幹線と山陽新幹線の直通運転も中止となったようです。

これには、パニック状況でした。新幹線の改札口、駅構内は新幹線を予約した人で溢れかえっていたようです。

16日の午後には東海道新幹線、山陽新幹線ともに運転は再開したものの、ダイヤモ大きな乱れは終日続き、翌日の17日まで続いたようです。

選択肢を用意することの大切さ

台風で事前に来ることはわかっており、計画運休への理解も進んでいたことで大きな混乱がなかったことは良かったです。
ただ、その後の運転再開後に混乱となってしまいました。

個人的に思うことは、旅程がうまく進まないときには他に選択肢を用意しておくことが本当に重要だということです。

私自身、15日に青森→高松まで移動する予定でしたが、14日に繰り上げました。
結果的には正解でしたが、もし14日に新幹線が運転を見合わせることがあるのであれ、別の手段も考えていました。
北陸新幹線で金沢→サンダーバードで大阪、大阪から先は普通列車で乗り通す、もしくは高速バスの席が空いていれば高速バスを利用すれば14日のうちに高松到着は可能でしょう。

16日に運休してしまった場合でも、知っている人は北陸新幹線での迂回ルートを利用したのではないでしょうか。東海道新幹線を使わずに大雨となっている静岡県内を迂回できればいいわけですから。
立ち席利用の可能性は高いですし、東海道新幹線より時間は当然かかりますが、人で溢れた新幹線車内や駅構内でいつ運転再開するかわからない中で待機するよりも有効な選択肢であるとは思います。

他にも特急列車を乗り継ぐという手段もあります。
新宿まで移動してあずさ号で新宿→塩尻、しなの号で塩尻→名古屋、近鉄ひのとり号で名古屋→大阪難波といけば大阪までの移動は可能となります。
もしくはあずさ号、しなの号で名古屋まで行って、新快速で大阪に向かう手段もあります。

名古屋まで高速バス、名古屋からは近鉄特急かJR新快速という手段もあります。

このように東京〜大阪間で考えると東海道新幹線以外にも数多の移動方法が存在します。

もちろん、16日の移動は諦めてホテルに宿泊するというのも選択肢の一つです。

もし運転見合わせとなってしまってどうしてもそのうちに帰りたいというのであれば、落ち着いてこれらの選択肢を考えるということも非常に大切になるのではないでしょうか。

最後に

今はyahoo乗り換えなどの乗り換えアプリがあり、わざわざ紙の時刻表を用意しなくても簡単に目的地までの経路を調べることができる非常に便利な時代です。

何も起きていない平常時はそれで問題ないでしょう。
ただ、今回の台風のような運休が見込まれるときには、代替の移動手段を考える必要はあるでしょう。

代替の移動手段はなかなかアプリで探そうとしても見つからないこともあります。

東京→大阪間の移動で北陸新幹線を利用するルートは詳細経路を設定しない限りは、乗り換えアプリでは表示されませんから。
そもそも大阪まで行くのに北陸新幹線で大宮まで北上するというのもなかなか知っていないとできないことです。

私自身、7月にも今回と似たようなことがありました。7月9日サンライズ瀬戸で横浜まで移動しようとしていましたが、山陰地方を襲った大雨の影響で運休(岡山駅で連結するサンライズ出雲号が運休となったため)してしまいました。

兎にも角にも新横浜駅に10日の11時までには到着したかったので、10日ののぞみ号の自由席を一旦購入。天気予報を逐一確認しながら、10日の移動を考えることにしました。実際、10日の天気予報を見ると九州あたりの雨雲が非常に気になる状況でした。
9日は早めに就寝して、10日早朝起きると福岡県内にまとまった雨雲が流れており、博多〜小倉間は運休する可能性が非常に高いと思いました。

こうなれば、もう早めに移動するだけです。当初乗車予定だった博多始発ののぞみ8号は諦めて、高松駅5時半発のマリンライナーに乗って、6時台広島始発ののぞみ号に切り替えました。
結果、博多〜小倉間は運転見合わせ、その後博多〜広島まで運転見合わせ区間は拡大しました。

運休が予想されるときには、アプリの情報だけでは不完全なところもありますから、その時は自分で経路を調べて対応する力は求められるでしょう。

運休で駅員に詰め寄ったり、旅行は懲り懲りだと考えるのではなく、そのトラブルへの対応を逆に楽しむくらいの心の余裕があるといいのではないでしょうか。
これは、旅行以外にも仕事のトラブル対応でも使えることです。トラブルでイライラしている人より、今の状況を整理して、上司に冷静に報告、一つ一つのことを冷静に対応している人の方が仕事ができる人でしょう。

そのためにも知識は一つの武器ですし、心の余裕も合わせて持ち合わせている必要があるでしょう。トラブルや災害を一度経験したくらいでは身につかないもので何回も経験して、対応できることです。
私自身、旅行のトラブルは何度も経験しました(運休、乗り遅れ、予約ミス、買い間違いなど)。

今回の台風の計画運休と再開後の運転見合わせはそのことを感じる機会となりました。
安全第一なので運休の判断は、仕方のないことです。むしろ、平常時に定時運行、安全に運行していただいている交通関係者の方々には感謝です。
利用する立場の客としては運休時にどのように対応するのかということが非常に大切になるでしょう。

記事は以上になります。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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