苦しい世界を生き抜くために
こんにちは。
今週は、有馬記念があるので、競馬関係記事を書こうと考えていましたが、先週ショッキングなニュースが飛び込んできたので、そこから感じることを記事にしたいと思います。
1、神田沙也加さんの自殺
そのニュースはこれです。
最初このニュースを見た時は目を疑いましが、事実のようですね。
このニュースを聞いて驚きを隠せない人は私だけではないでしょう。
あんなに美人で才能のある人がどうして??という気持ちでしょうか。
ただ、自殺したのは事実なのですから、これは事実として受け止めるしかありません。
去年から芸能人の自殺報道が本当に目立ちますね。私は、芸能ニュースをあまり見ませんが、そんな私でも去年は2人の芸能人が自殺したニュースは知っています。
2、メンタルを病みやすい世の中
そもそも日本は、勤勉性という名の元、経済成長を遂げた国で、昭和の時代には24時間働けますか♪という、今聞くと気分が悪くなうような歌も流行りました。
勤勉性というのは、確かに右肩上がりの時期にはいいかもしれませんが、今は決してそうではあ利ませんね。
新型コロナウイルスの脅威から人々は生活習慣を変えざるを得なくなりましたし、その中でも苦しんでいる人が多くいると思います。
実際に新型コロナで鬱症状を訴えている人は、日本では倍以上に増えていますし、新型コロナウイルス被害が大きいアメリカでは3倍以上に増えているそうです。
しかも、この新型コロナウイルスのマスコミの報道以外にもコロナによる差別や偏見、SNSなどによる情報の急速な拡散などで人々がより疑心暗鬼で攻撃的になっているように感じます。
3、私の場合
それで、苦しんでいる人々も多いというように感じます。
私自身も、前職は人間関係が合わずに適応障害を発症しており、今はだいぶ症状は治りつつも抗不安薬や睡眠薬の服用は続けています。
職場が合わない中で、新型コロナで好きな旅行にも行けずに友達とも会えずに、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまいそして、最終的には自殺も考えました。最終的には職場に行くことができなくなってしまいましたし、そんな自分は生きる価値のない人間ではないかと毎日のように自問自答していました。
なので、自殺したくなる人の気落ちも非常にわかります。こんな世の中で生きていてどんないいことがあるのだろうか、苦痛だらけの毎日なら今この瞬間の死の恐怖だけを味わって楽になりたいという気持ちは私も以前は毎日のように感じていました。
それでも、自殺を一歩寸前のところで諦めたのは、家族や友達のことを一瞬考えたからです。やはり、自殺をすると本人も非常に苦しいのですが、本当に苦しいのは残された家族や友人です。
今回のようなホテルからの転落自殺のようなケースでも、電車に飛び込んだケースでも、家での自殺でも、残された家族に待ち受けているのは、損害賠償です。
ホテルであれば、自殺者がでたホテルという情報は簡単に広まりますから、一気に客足が遠のいてしまい、倒産することも十分に考えられるでしょう、賃貸マンションでも同様です。事故物件扱いにされたら、マニアでもない限りはそこで毎日生活したいとは考えないでしょう。
そうなると、損害賠償請求ということになります。本人は亡くなってしまっているので、そうなると誰に請求されるかというと連帯保証人か家族ということになります。
ホテルの場合は、損害賠償で家一軒買えるほどの損害賠償請求になるそうです。賃貸でも、賃貸の借主の死亡後の保証は連帯保証人に相続されるので、自殺した場合の保証、1000万円以上の損害賠償は連帯保証人の家族に全て請求されることとなります。
そして、なぜ自殺を食い止めることができなかったのだろうかと毎日のように苦しい思考に陥ってしまいます。
そう考えると、自殺というのが、いかに家族や友人、知人にも精神的にも金銭的にも多大な影響を及ぼすかがわかると思います。
4、孤独やうつの気持ちを感じたなら
とはいえ、死ねば楽になれるのにと考えてしまう気持ちは非常にわかります。
私自身も、今彼女とうまくいかずに連絡も取ることができず、高松という誰も知り合いがいない中で孤独の感情に苛まれています。
あのニュースを聞いた時、俺も追っかけようかなと一瞬考えました。自分自身の息の根を止めることくらい、その気になれば難しいことではないし、自殺という恐怖心を乗り越えれば他人との人間関係を築くよりはるかに簡単なことですから。
それでも、やはり止めました。自殺の恐怖というよりは、自分をこれまで支えてくれた家族や友人のことを考えてです。
今回のような著名人の自殺となれば、yahooのトップニュースになりワイドショーでも取り上げられますが、今や世界中で40秒に1人の人が自殺で命を絶っているのが現状です。コロナ禍の現状では、もっと増えているのかもしれません。
3、苦しい気持ちを乗り越えるために
苦しい気持ちを抱えている人は、今もたくさんいると思います。たくさんの人がそれぞれの思惑の中で生活している以上は、自分の思い通りに行かないことが多いですし、そんな中で自分の気持ちが沈むこともあると思います。
その時にできることを自分なりに書きます。
①生活リズムはできるだけ崩さない
気持ちが沈んでいる時にはなかなか眠りに入ることができなかったりする人も多いと思います。
私も以前はそうでした。翌朝の仕事が怖い、明日の朝が来てほしくないという感情に苛まれていました。
しかし、どれだけ足掻いても、生きている限り明日は必ずやってきますし、抵抗できないことです。
であれば、睡眠だけは必ずとることが非常に重要だと思います。睡眠の質が低下すると翌日のパフォーマンスに影響を及ぼしますし、さらに気持ちも沈んでしまいます。
睡眠不足に関する記事は下記記事に書いたので、ご覧ください。
私は、今の仕事は1日の中で3交代制なのでどうしても生活のリズムを整えるのが難しくなりますが、そんな中でも睡眠時間だけは確保するようにしています。
②苦しいという自分の気持ちを受け入れる
これは、ACTの考え方ですが自分自身の感情というのは、制御できないものです。
辛い、怖い、将来の不安、イライラするなどの負の感情も感情です。それに良い、悪いを判断しているのは、自分自身(思考する自己)です。
このネガティブ思考に立ち向かうために、不安を感じているということを受け入れること(Acceptance)がまず大事なことです。
そして、その不安な感情をさらに広げないことが非常に大事だと思います。
今の、私の場合で例えます。私は、今2週間以上彼女と連絡が取れない状況にいます。その時の思考は、彼女と連絡が取れない→彼女は自分のことを見限ったんだ→3年間付き合った彼女に愛想をつかれた自分はもう一生孤独なままだ、というふうに負の思考が走馬灯のように脳裏によぎります。
しかし、最初の彼女と連絡が取れない以降の思考は、自分が勝手にネガティブな予測をしているに過ぎないです。人間にはネガティビティバイアスがあり、ネガティブな事象はポジティブな事象よりも6倍脳裏に残るので、このようなネガティブ思考に陥ってしまいます。
なので、自分の感情を受け入れつつも自分の行動を自分自身で制御するしかありません。
その方法ついては、『幸福になりたいなら幸福になろうとしては行けない』という書籍がAmazonで購入できるので、読んでいただければ非常に参考になると思います。
③苦しい中でもできることを行う
そして、苦しい中でもできることを行うことが非常に重要だと思います。
将来を良くするためには、行動するしかないのですから。
悲観してばかりで何も行動しないのは、よくないです。本当に辛くて何もする気が起きないのであれば、気の合う知人や友人、家族に相談したり、それも厳しいのであれば、相談窓口があるので、そこに相談することが非常に重要だと思います。
毎日負の感情が積み重なって、ある日限界がきて自殺という行動に出てしまうと思います。
私は、苦しいときに友人に気持ちを打ち明けて、心療内科に電話しなければ今この世にいなかったかもしれません。
気持ちを打ち明けることは、非常に大事だと思います。
相談する人がいなければ、自分の今の気持ちをあるがまま文章に書くことで気持ち的にも落ち着くと思います。今日、自分にどんなことが起こり、それに対してどう感じて、その結果どんな行動を取ったのかをまとめていけば、今の気持ちは少し楽になると思いますし、将来でもっと辛いことが起きても過去こんな辛いことを乗り越えたことを記録することで、乗り越える起爆剤になるかもしれません。
書き方は、NOTEのようにブログ形式で綴ってもいいですし、非公開形式で自分だけが見えるようにブログで書けばいいと思います。形式は自分のやりやすいようにすればいいと思います。
記録を取ることが、将来を良くするためにも大事ですし、今の気持ちを整理する上でも非常に重要だと思います。
その辺りは、今読んでいる『超ストレス解消法』という本にもっと詳細に書いてあるので興味のある人は読んでみるといいと思います。
この本には、ストレス耐性を高める方法やストレス解消の方法がたくさん書いてありますが、一度に全てやろうとしても無理で結局挫折してしまうので、できることからやることがいいと思います。
できることからコツコツと、というCMがABEMAのMリーグ🀄️で流れていますが、まさにその通りだと思います。
4、まとめ
最近は、ニュースを見ないようにしています(見ても基本的にはいい気分になることはないため)が、神田沙也加さんのニュースと大阪の北新地の放火のニュースは心が痛むような悲しいニュースでした。
この2つのニュースに共通していることは、どちらのニュースも精神的に自分自身を制御できなくなって起きてしまった事件ということです(どの事件もそうかもしれませんね)。
放火殺人も自殺も、平常心でいれば絶対に起こさないようなことです。どちらも行動して良くなることはないどころか、周囲の人への影響をかんがえれば大きなマイナスです。
しかし、人間平常心でいられなくなると常軌を逸した行動をとってしまいます。
これは、個人のみならず国家単位でもそうですね。第二次世界大戦は、1929年の世界恐慌を発端にファシズム政権の誕生、そしてドイツの国連脱退、世界大戦へという国家単位の制御の効かない状態が引き起こしてしまった悲劇です。
先日、広島に旅行にいきましたが、雨に濡れる原爆ドームがその悲惨さを物語っているように感じました。
世界情勢という大きなことは自分一人では制御できませんし、他人の感情や自分の感情でさえ制御することは困難です。
しかし、自分の行動は変えることができます(行動でさえ変えることは簡単なことではないですが)。
なので、今苦しいと感じているのであれば、その気持ちをまずは自分自身で受け止めて将来を良くするために行動するしかないと思います。自分1人で、どうしようもできなければ、気の合う知人、もしくは専門家に相談することが特に重要だと思います。
自殺という最悪の選択をしてしまう人が1人でも減ることをこの記事の最後に祈って終わりたいと思います。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
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