自分のコントロールできることとできないこと
こんにちは。
今日は、ストレスを溜め込まないために大事な考え方を書きたいと思います。
それは、表題の通り、自分の力で変えられるものとそうでないものを区別して考えましょうということです。
私も、今までこれができずに無駄にストレスを溜めていた印象です。
1、ニーバーの祈り
二ーバーの祈りとは、アメリカの神学者ラインホルト・ニーバーが1943年に行われた「祈り」に言及した(教会での)説教の記録です。
その内容は
神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
変えるべきものを変える勇気を、
そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。 一日一日を生き、
この時をつねに喜びをもって受け入れ、
困難は平穏への道として受け入れさせてください。 これまでの私の考え方を捨て、
イエス・キリストがされたように、
この罪深い世界をそのままに受け入れさせてください。 あなたのご計画にこの身を委ねれば、あなたが全てを正しくされることを信じています。
そして、この人生が小さくとも幸福なものとなり、天国のあなたのもとで永遠の幸福を得ると知っています。 アーメン(wikipediaより引用)
この説教、何を言いたいのかというと自分の力で変えられるものには最大限の努力をし、自分の力で変えられないことは受け入れる力が大事ですということです。そして、変えることができることとできないことを区別し見分ける力が大事ですと言ってます。
今の変化の多い世の中を生きる上でとても大事な考え方だと思います。世の中の物事は自分の力でどうにもならないことの方が圧倒的に多いと思います。その中で自分が変えることができることだけにリソースを注ぐことは非常に大事だと思います。
2、自分の力で変えることができることとできないこと
では、自分の力でどうにかできることとできないこととは具体的な例で挙げるとどんなことが挙げられるでしょうか。
(変えることができること) 自分の置かれている環境、自分の持っているスキル、生活習慣、自分自身の考え方など (変えることができないこと) 他人の言動考え方、世の中の情勢、会社の社内環境、自分の過去の出来事や経歴、年齢など
こう書いていくと時自分の力でどうにもならないことの方が圧倒的に多いことがわかります。
今の世の中だと新型コロナの拡大などは、自分が意識してかからないように行動することはできますが、新型コロナウイルスの蔓延を防止することは1人の力ではどうしようもありません。
3、変えることのできないものの具体例
私は麻雀🀄️が好きなので麻雀を例に例えます。今日、ABEMAのMリーグファイナル最終日で、三つ巴の様相を呈してきたので最終半荘まで優勝がわからない非常に面白い日になりそうです。
さて、この麻雀不確定要素が強いゲームです。自分の力で考えることができるのは、ツモ時手牌の不要などの牌を切るか、鳴き(ポンチーカン)の判断、他者の攻撃時に危険牌を切って勝負するか、安全な牌を切って降りるか、点数状況から高い満貫以上の手を狙うか、安い手で上がるかなどの判断、役牌やドラを他者に泣かれないようにしぼるか、くらいではないでしょうか。
他の、配牌、ドラ、他者の手牌や進行具合、他者の攻撃(リーチ、鳴き、ダマ)、自分のツモ牌などほとんどのことが自分の力ではどうにもならないことです。
麻雀はその不確定要素が多い中でどうやって自分のペースに持っていくことができるかが勝敗の分かれ目になってくるので非常に面白いゲームだと思います。一方、負けてしまうときはどうしようもできないことで負けてしまうこともある(自分が先制リーチして、他家から追っかけリーチが入り、追っかけリーチの上がり牌をすぐに持ってきてロンされてしまうなど※リーチ後、一巡以内に上がると一発という上がり役がつき点数が上がります)ゲームです。
なので、どんな状況でも冷静な判断ができるかがトータルの成績に大きく影響してきます。これは、麻雀以外にも全てのスポーツに言えることかもしれません。
さて、麻雀の話が長くなってしまいましたが、人生の中でも自分の力でどうしようもないことにリソースを注ぐ時間があれば自分の変えられることに力を注いだ方が有意義ですよね。
例えば、世界の情勢などは変えることができないので、悪戯にぼーっとテレビのワイドショーを何時間も見るのは非常にもったいない時間の使い方です。ワイドショーの内容といえば〇〇で殺人事件が起きた、東京大阪の新型コロナ新規感染者は〇〇です、芸能人の〇〇さんが不倫したなどの内容です。
このようにワイドショーというのは私たに不安を与える内容が多くを占めていますし、見たところで無駄に怒りや悲しみが込み上げてくるだけです。
こんなことに時間を使うくらいなら好きなアニメドラマや楽しいバラエティ番組を見る方がよっぽど有意義です。ガキ使や水曜どうでしょう、昔だとめちゃイケやトリビアの泉などくだらない(笑)と思いながらも見ていました。番組の内容は非常に面白いですよね。
これは、人間関係にも言えることです。他人の言動は自分の力でどうにもなりません。もちろん、明らかに自分に非があった時は関係修復に努めないといけませんが、そうでもない相手が一方的に機嫌が悪い時は、自分の力で相手の機嫌を良くすることは親しい間柄でもない限りは不可能です(親しい関係でも難しいと思いますが)。
そういう時は、あまり必要最低限にしか接することなく、自分のできる仕事や勉強に集中した方がいいでしょう。
他にもさまざまなことが自分の力ではどうしようもできないことがあります。まずは、このけることのできないことで無理に悩まないことが非常に大事だと思います。
4、自分のちからで変えることができることの具体例
続いて、自分の力で変えることのできることを挙げたいとおもいます。どれも決して簡単なことではありませんが、自分の強い意志があれば変えることができます。
①自分の置かれている環境
まず、自分の置かれた環境です。毎日行くのが本当に憂鬱になるくらいの会社であれば、日本には職業選択の自由があるので、転職して別の環境に身を置くということができます。もちろん、転職して環境が良くなるかは不確定ですが、毎日毎日が鬱になるくらいの環境に身を置くなら環境を変える努力をした方がいいと思います。もし変える気がないなら、愚痴や悪口を言わずに今の環境を良くするように自分のできることをするのがいいと思います。
②自分の生活環境
自分の生活環境が1番変えやすいことだと思います。部屋の中が物置のように物だらけになっている人は自分にとって必要なものと不要なものを仕分けし、そして今後不要な物を家の中に入れないように買い物に気をつければ、家の中のストレスは減っていきます。
家の中がぐちゃぐちゃで物が多いと探し物も増えますし、掃除にも時間がかかるかもしくは掃除自体を放棄してしまいます。そうなると、余計な時間もかかりますし、自分のしたいことに使う時間も無くなってしまいます。
断捨離関連の本はたくさんありますが、私が内容的にも読みやすく参考になった書籍をあげておきます。内容的には精神論?のように感じる内容も最初はありましたが、読み進めていくうちに納得する部分も多く、物を少なくする上で参考になりました。
会社の環境は自分の生活、お金がかかっているのでそう簡単に変えられる物ではありませんが、まず自分の身の回りから変えて行くことがストレスを減らすコツだと思います。
③自分の考え方
他人の考えかたは変えることができませんが自分の考え方、感じ方は変えることができます。これも簡単ではありませんが、本やブログなどで考え方や感じ方を変える方法はたくさんあるので参考にしてみてはいいと思います。
私自身も結構ネガティブな思考でしたが、図書館で本を読んだりブログで少しずつですが、考え方も変わっていています。ただ、これは時間がかかるので結構強い意志も必要になってきます。
あと、考え方で注意しなければならないのは、自責の念、自己嫌悪です。何事も自分が悪いと結論付けてしまえば、もうそれ以上現実と向き合う必要がないように感じますが、これは厳しいことをいえば現実逃避です。
自分が悪いと結論づけるのではなく、物事を客観的に考えることが大事だと思います。ここら辺は、私も実践中ですが、最近の言葉で言うとセルフコンパッションのような考え方で、ありのままの自分をまず受け入れ、それから今の現実を乗り越える手段を考えるのがいいと思います。セルフコンパッション、マインドフルネスなどの書籍はたくさん出ているので自分が読みやすい本を探すのがいいと思います。
参考文献として2つあげておきます。Amazonで見るとたくさんの書籍があるので探してみてください。読むと自分の考え方も少しずつ変わっていくと思います。
④自分のスキル
今の日本は終身雇用という概念が過去のものになりつつあり、新卒で入社した会社に定年まで勤める人は少なくなっているでしょう。
私は転職しましたが、やはり転職する上で必要なのは自分が仕事をする上でどんな力(スキル)があって、会社に貢献できるかです。新卒採用では、志望動機と入社後のビジョンが内定の可否を左右しますが、中途の場合はやはり即戦力を取りたいという会社が多く、入社後何も身につけないままだと転職活動も非常に厳しいものになります。私も何十社も面接に落ちました。
なので、今の仕事で身につけられることは身につけた方がいいと思います。私自身、毎日嫌々ながら仕事に行き、ストレスMAXで帰ってからは酒を飲んで寝るという生活を繰り返し気付けば30歳を超えていたので、そこは強く言いたいです。
もし今の会社が何のスキルも身につかないし、毎日深夜まで残業して自分のスキルを高める時間もなければ、思い切って退職し職業訓練校などがあるので、そういう場所を利用するというのも1つの考え方です。
私は、30代で退職し職業訓練校のプログラマー育成のコースに選考で合格し、今週末から訓練開始になります。30代で未経験の職業への転職は決して簡単なものではありませんが、愚痴ばかりで現状を変えないよりも一歩踏み出す方が大事だと思います。
以上、自分で変えられるものについて書きました。上であげた以外にも自分の生活習慣(飲酒、喫煙などやめると経済効果が非常に大きい物)などは専門外来を受診したり、自分の意思+専門家の協力で変えられることができます。変わりたいが自分の意思だけでどうにもならない時は専門家に相談し、協力を得るのも一つの考え方です。
5、まとめ
以上、少し長くなりましたが自分の力で帰変えることができることとできないことについて書きました。
まず、自分の変えられることと変えられないことを仕分けし、変えることについては努力することを書きました。
ただ、努力するにもただ闇雲に努力するだけではなく、努力の方向性、戦略が大事になってきます。いかに労力をかけずにいい方向に持っていくかを考えるのが大事だと思います。
一方、変えられないものについては事実を受け入れることがとても大切です。その際、決して感情的にならず、冷静に客観的に事実を受け止める力が求められます。あとは、判断する上でノイズになるような情報は遮断してしまうのがいいと思います。ワイドショーやYahooニュースおよびコメントはかなりの時間泥棒なので、こういうのには手を出さないのが大事になってくると思います。
記事は以上になります。なかなか自分を変えるというのは自分の意思やエネルギーも必要ですし、今の現状を受け入れるのも然りです。ただ、現状に不満ばかり言うよりかは毎日改善していくことが生活の質を高める上でも仕事をする上でも大事になってくると思います。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
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