変化の時代について考えてみる
あんたもいろんな打ち合わせをしているかい?
リモートワークが主体になった世の中で、物理的な「打ち合わせ場所」という制約が取っ払われた状況は、より打ち合わせの頻度ってやつが高まっているようにも感じる。
その傾向はいわゆる幹部社員層で顕著に出ている傾向だと思うんだよな。
俺の勤めている会社では、明らかに幹部社員の考えていることが変わってきた気がするんだ。
今までなら「俺たちの強みをどうすれば活かせるんだ!?」って必死こいて考えてきたヒトたちが「状況の変化に乗じて新しい価値をどうすれば作り込めるんだ!?」って考え始めた。
これって、幹部が一般社員とのコミュニケーションの時間を削られることで、より高みを目指して考える余裕ができたってことなのかも知れないな。
今回はオンラインで仕事をすることによる俺たちへの変化について考えてみる回だ。
オッサンともなれば変化についていくのがやっとだと思うけれど、一緒に考えてみてくれよな。
小売業界にもたらされたコロナ渦による変化
ニューノーマルな状況は俺たちの生活を激変させた。
俺たちは「ヒトと会わない」っていうことそのものに価値を見出すことを強制されている状況だよな。
その状況が生み出したものが一つある。
レジ待ちでの新たなストレスというやつだ。
あんたも日々の生活で買い物をすると思うんだけれども、あのレジ待ちの時間の強制的な「密」な状況ってのは、ニューノーマルの価値観の中でも必要悪のような位置づけにされるものだよな。
コレに伴って小売業界は結構な動きを見せているらしい。
例えばAmazonGoだ。
要するにレジが無いコンビニってやつだ。
この仕組をAmazonは外販するって言っているので、そのうちそこかしこでこの仕組が採用される可能性があるってわけだ。
レジが無い代わりに、お客は直接商品を手にとってバッグに入れて店を出るだけで決済が自動で行われる。
これって俺たちの常識からすると万引しているような後ろめたさに襲われちまうが、想像するにレジストレスからの開放ってやつは、俺たちの買い物に対する体験を一変させる事になると思うんだよな。
さらに言えば、この仕組は店舗側にも絶大なメリットが有る。
どのお客がどんな商品をどんな買い方をしているかってことがすごい勢いで収集されるってことの意味。
あんたも共有してもらえるだろうか?
例えば、とある女性が昼ごはんにサンドイッチを手にとって、やっぱり炭水化物はやめとこうって思って具だくさんスープを手にとって、やっぱりおにぎりを手にとって購入したって情報があったとする。
そしたらお店はその女性に「無理せずダイエットできる商品」をおすすめすることでお店のファンを獲得できることになるよな?
そう言う個別プロモーションをAIを含めた仕組で実現することが現実的な方法として俺たちには用意されている。
それもこれも、俺たちにはニューノーマルへの対応という黒船によって強制的に変化する必要に迫られたって現実がもたらしたものだよな。
状況の変化は俺たち自身が変化するきっかけにもなっているわけだ。
変化に対応する
俺たちはこの変化の時代を生き抜くために、変化そのものに対応する必要がある。
例えば、在宅勤務が前提となることで仕事場にいるってことで評価される状況は一変した。
本当に今まで以上に「成果」を求められる時代に突入したってことだ。
そうなってくると、通勤時間なんてムダな時間を使っていたら成果を出せないので、より時間の使い方ってやつに敏感になっていかざるを得ないよな。
その意味では個人のレベルでワールライフバランスってやつを明確に意識しないと自分の中の「幸せ」ってやつを崩してしまいかねない世の中だ。
今までであれば通勤というきっかけをもってプライベートにスムーズに移行出来ていたところを、そのきっかけを失うことで、完全にリラックスしたプライベートを失ってしまいかねないもんな。
逆に言えば、仕事に集中できる環境さえ手に入れてしまえば、俺たちは「成果」に邁進できるのかも知れない。
なあ、あんたはどう思う?
結果が今まで以上に求められる世の中で、俺たちはどうやって生き残っていけば良いと思う?