楽しむ勇気
あんたは世の中に価値を提供しているヒトってどんなやつだと思う?
俺たちの身の回りにも、「こいつすげーな」ってやつはいると思う。
明らかに技術的な知識を持っているやつ。
説得力を持った話し方をするやつ。
そして、誰よりもヒトを巻き込むやつ。
おそらくは、生まれ持った資質みたいなものがあるとは思うんだけれど、なんとなく後天的な何かもある気がするんだよな。
だってそうだろ?
あんたが何かの仕事をしているとして、その仕事の技術は仕事の中で得てきているはずだ。
学校で習ってきたことを活用できたシーンってのは結構限定的で、仕事ってのはその知識をどう応用出来たかってことが重要になってくるって感覚があんたにもあるだろ?
そう考えるとさ。
その応用力ってのをだ。
どうやったら鍛えられるんだろうって話になるわな。
今回は自分で認められる自分になる手段について考える回だ。
ちっとオッサンでも子どもでも変わることが出来る手段ってのを考えてみようぜ。
すげーやつとは
そもそもだ。
俺たちが「すげー」って思うやつってどんなやつなんだろう?
会社から与えられた巨額の売上予算を斜め上の数字でなんとかしてしまうやつ?
自分では思いもつかない手段で課題を克服するやつ?
どんな厳しい状況でも笑顔で立ち向かうやつ?
全部すげーよな。
共通しているのは「自分には出来ないことをしているやつ」だと思うんだよな。
逆に考えると自分が出来ていることを出来ないやつを見ると残念な気持ちになったりもする。
すげーの基準ってのは自分自身ってのは避けようがない事実ってやつなのかもしれないな。
すげーやつになるために
そう考えるとだ。
自分がすげーやつになるには、今の自分が出来ていないことを出来るようになる必要があるわけだ。
でだ。
そもそも今の自分に出来ないことって何だって自分自身に問うてみてだよ。整理した答えってのが出るかって話だ。
例えば英語が話せない。
例えば仲間とのコミュニケーションがうまく行かない。
例えば早く走ることが出来ない。
例えば料理が作れない。
色々出てくるとは思う。
そこではたと考える。
あれ?俺はそういう出来ないことを全部できるスーパーマンになりたいのかってさ。
なりたい自分
改めてそう考えるとだ。
俺はどんな俺であれば幸せなんだってことだよな。
楽しく過ごしたい。
楽をして生きていきたい。
そういう「状態」を想像することは出来る。
でもその「状態」を生み出すためには何が必要なんだ?
例えば英語。
俺が日本語と同じ様に英語を使いこなせたら、確かに楽しい気がする。
何しろコミュニケーションする相手が爆発的に増えそうだしな。
このnoteだってあんたと話をしたいから続けているみたいなところはある。
ただ、それって「楽をして」いるってのと違うんだよな。
「楽しい」と「楽をする」ってのは漢字は同じなのに手段が真逆になりがちだって思ったりするんだよ。
「楽をしている」ときって「楽しく」ないじゃん。
あんたもそう思うかい?
で、どっちを選ぶ?って言われたら間違いなく「楽しく」してたいよな。
「楽しむ」ために
そう考えるとだ。
「楽しむ」ためには何が必要なんだ?
おそらく「行動」だよな。
俺の先輩にね。めちゃくちゃ人生を楽しんでいるように見えるヒトがいるのよ。
会社の中で出世しているわけでもないんだけれど、めちゃくちゃ仕事が出来るって感じのヒト。
しかも、仕事を全力で楽しみつつ、プライベートも一切手を抜くことなく「楽しんでいる」って感じさせるヒト。
完璧に手を抜いてないんだよ。何をするにしても。
誰よりも少し多く考えて。
誰よりも少し多く調整して。
誰よりも少し多く行動する。
ああ、そうか。
俺たちが「楽しむ」ためにはヒーローになる必要があるってことなのかもな。
だってそうだろう?
ヒーローってのはどこかの誰かの未来のために、みんなよりも少しだけ何かをこなしているやつだ。
しかもその動機は自分自身が「楽しむ」ためだ。
ヒーローってのはどこかの誰かの幸せを「楽しむ」やつのことだもんな。
なあ、あんたはどう思う?
あんたがなりたいあんたになるためには何をやっていく必要があると思う?