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考えつくすこと。言い訳しないこと。
仕事でなにかやらかしちまった時、あんたはどうしているんだい?
誰しも、人間なんだからミスはする。問題はそのミスってやつをどうやって自分の糧にしていくかってことなんだが、どうしたって保身の考えが俺たちを支配してしまうもんだよな。
やれ、○○が悪かった。××は予想できなかった。
そんな言い訳のオンパレードだ。
今回は、そんな言い訳をしたくないと思う俺やあんたが、どうやったら言い訳をしないで済むのかを考えてみる回だ。
まあ、全く言い訳しないなんてことは無理かもしれないが、ちっと考えてみようや。
計画と実行
多くの仕事は計画の立案から始まる。Plan - Do - Check - ActionのPDCAサイクル。あんたも聞いたことがあるよな?そのPDCAの最初のPlanだな。
計画なんていうと、大げさかもしれないが、何か行動をする時にその行動の結果を想像したりするじゃないか?
それが計画だと思ってくれていい。
当然だが、完璧な計画なんてものはありえない。
なぜって?未来は不確定性原理の理論のもと完全には予想できないことが証明されているんだもんな。
未来を完璧に予測できない以上は、「それらしい」未来予測のもとに行動するしか無い。
その「それらしさ」について、組織として検証し、その検証結果としてまっとうだとされれば、その計画は承認される。
ところが、その計画は「それらしい」だけであって、未来をすべて記されたアカシックレコードでもなんでもない。
あくまで予想された未来へのロードマップでしかない。
当然、その計画とギャップが生じる可能性は常にある。
あんたが仕事に不慣れなのであれば、その計画どおりに行動できなかったってミスをするケースも有るだろう。
でも多く失敗は、その計画にも予想できなかった出来事への対処をミスったことによるものだ。
十分に計画したはずなのに、それでも計画外のことってのは起きるものだからな。
想像の瞬発力
計画外のことは常に起きる可能性がある。
だとすれば、俺たちはどうすれば計画外の事柄に対処できるんだろう?
一つの方法は、リスクを洗い出しておくってこと。
予め予想がつかないことについて、書き出しておいて、その予想外のことが起きたときの計画を立てておくってことだな。
予想外なので、当然正確には起きることを想定出来ないが、そのリカバリにかかるコストってやつを予め用意しておく。
このリスクに対しての準備をコンティンジェンシープランという。
具体的にはとある開発作業において、自分たちのコントロールの外にある開発作業と並行して進める必要があるケースが有る。
AシステムとBシステムを開発していて、自分たちのAシステムの開発の途中にBシステムとの結合テストをしなければならないようなケースだな。
Aシステムの開発進捗は、当然自分たちの管理の元にコントロールをするわけだが、Bシステムの開発は全くの別ベンダーだったりする。
でもBシステムの開発が遅れてしまうと、結合テストが出来ないので必然的にAシステムの開発も遅れてしまうというわけだ。
そんなときに、Bシステムの開発が遅れた場合の計画を立てておくってのがコンティンジェンシープランだ。
例えば、Bシステムとの結合テスト以外の作業を前倒しにして、進めることで、全体のスケジュールを守ろうとするとかね。
そんなコンティンジェンシープランがハマれば割とうまくいくんだが、そうも行かないケースが起きることもある。
そうなったら、俺たちはどうすれば良いんだろう?
そうなったら、俺たちにできることは「原点に戻る」なんだと思うんだ。
この仕事はなんのための仕事なのか?
この仕事は誰のための仕事なのか?
そんな原点を見つめ直すんだ。
俺の経験上、多くの答えはその原点の向こう側にある。
だから、その原点を見つめ直して、考える。しっかりと考える。
俺たちは機械じゃない。考えることができるってのが俺たちの価値なんだ。
しっかりと考えを整理出来た時、その対策は「言い訳」ではなくなっていると思うんだよね。
考えても、まだ「言い訳」のように思える方法しか思いつけていないんだとすれば、それはまだ考え足りないってことなんだと思うんだ。
あんたはどう思う?
俺たちは、言い訳をしないで済むほどに考えを巡らせることができると思うかい?