中国経済の陰りに対して出来ること
あんたは中国経済がきな臭いなんて話を見聞きしているかい?
ソースがあやふやな動画みたいなので中国経済がやばい事になっているなんて話はよく聞いていたんだけれど、ついにプレジデントでも取り上げられる様になってきたんだな。
記事によると中国のGDPって3割が不動産なんだってんだよね。
そんな状況で空き家が5000万軒あるってんだから、そりゃあ国が傾きかけているって思うヒトが居てもおかしくない。
っていうか、投資家としても、企業としてもチャイナリスクと言う言葉の示す通り、中国共産党が何かを決めた瞬間に前提としていたことがガラリと変わっちまうから、本質的には投資に向かないってのはあると思うんだよな。
立てて加えて、インフレ率と言う現実を眺めてみても、明らかにデフレ傾向が中国で見え始めているってことを上の記事では書いてくれている。
今回は中国の経済悪化について考えてみる回だ。
中国での経済が立ち行かなくなったら、日本もただじゃ済まない。
ちっと考えておこうぜ。
中国の経済成長
中国の経済成長ってさ、俺たちの感覚とちっと違う部分があると思うんだよね。
まずもって、GDPの値ってのが中国共産党の胸先三寸でなんとでも偽装できるって思っているヒトは結構な数がいると思う。
その正しいことを信用できない数字で中国という国の経済状態を図るのって現実問題難しさを抱えていると思うんだ。
対して、消費者物価指数。日本で言うところのコアコアCPIって数字は実際に売られているものの値段で見るから嘘をつくことが出来ない。
そいつが中国でマイナスになっている。
要するにデフレになっているってわけだ。
こいつはごまかしようがない話だと思うんだよな。
もちろん地域差ってのはあるから、平均で出された数字で物事を判断するってのは危険性はあるとは思う。
ただ、地域ごとの消費者物価指数とか、その中央値みたいな数字って見つけられなかったんだよね。
なので、まずは全体の消費者物価指数ってのを眺めてみたわけだ。
消費者物価指数そのものはGDPより嘘をつきにくいってのがあると思ったんだよね。
で、その現実はなんで起きてしまったのか。
その理由として不動産の作りすぎって話がつながってくるってのはそんなに不自然な論理展開じゃないと思うんだよね。
実際に主要都市とインフラ的につながっていないような都市にものすごい数の住居を作っていて、でも需要がないから売れなくて、なんなら作りかけの状態で放置されているケースもあるなんて話も聞く。
中国の不動産企業の最大手である恒大集団が債務超過で事実上の破綻に追い込まれているなんて話も良く聞くじゃんか。
それを踏まえると、中国という国単位では、国家的な政策リスクだけじゃなくて、経済的リスクが増しているってのは事実だと思うんだ。
世界の工場としての中国
とはいえだ。
中国がその豊富なマンパワーを前提として世界の工場として実に多くのもの作りをしていたってのも事実なわけじゃんか。
で、そのもの作りの前提となる基礎素材を日本が供給しているってのも事実なわけだ。
半導体の加工に必要なフッ化水素だって輸出している。
そう考えると中国の経済が破綻してしまうと、日本にもめちゃくちゃでかい影響が出てくるのは想像に難くない。
加えて、俺たちの生活の中にどんだけの中国製品が使われているのかって考えてみたら、安易にそれらの製品を切り捨てるなんて判断はデキッコナイスなんだよね。
もちろん、中国独自の技術だとかに依存しているのか?って言われたら、替えは効くってなる分野もそれなりにあるとは思う。
でもサプライチェーンってそんなに急激に変えることって難しいし、変えることによって国内の企業もろともに切り捨てないといけないなんてケースも普通にあるんだと思う。
要するに今すぐに中国に倒れられては日本国内に不幸が生まれてしまうってことだ。
中国ではない選択
でも、このまま中国に依存していても、持続可能な形で経済を回していくことってのは難しいって予想も多くのヒトがしていると思う。
最初に書いた通り、中国共産党の判断に伴うリスクってのがついてまわるからね。
ならどうするのか。
ものすごい普通の話になるけれど、同じ製品だとかサービスを複数の国に任せながらやるしかない。
もちろん、日本の近くにある国には各々がものすごい重い課題を抱えていると思う。
韓国との関係もそうだし、中国、ロシア、インドネシア、フィリピン。
そのどの国とも日本は課題を抱え続けていると思う。
それでも、前に進むってことを諦めるわけにはいかないんだよな。
なあ、あんたはどう思う?
中国に対して抱えている様々な問題をどうやってリスクヘッジしていけば良いんだろうな?