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春名風花さんに向かった闇

あんたも日々のニュースでの「誹謗中傷」ってキーワードを気にしているかい?

俺もご多分に漏れず、そのキーワードを伴うニュースには耳がダンボになっているわけだ。
#昭和的表現攻撃

実際、SNSで非常に多くの人が発信者として振る舞う世界観において、発信することの意味みたいなものは俺たち個人が向き合っていく必要のある新しいお作法ってやつなのかもしれないね。

そんな中、はるかぜちゃんこと春名風花さんが誹謗中傷されたことに対して、裁判を起こして示談金を得たってニュースが飛び込んできた。

今回はこの春名風花さんのことについて調べてみる回だ。

えげつない事になっていたようなんだよ。
俺たちはそのことを知っておく必要があると思う。
ちっと付き合ってくれよな。

春名風花さんが物を言い続けるために払った犠牲

今回、この事を調べてみるきっかけをくれたnoteがある。

春名風花さんご自身が書いているnoteだね。

このnoteでは具体的な事件のあらましとかではなくて、その誹謗中傷がいかに自分と周りのヒトを苦しめていたかってことが書かれていた。

さらには、こんなツイートを紹介していた。

奨学金の返済に充てる、ってさ。俺たちは必死に汗水流して働いて、毎月毎月金納めてやっとこさ返してるってのに。
悪口言われただけで315万もボーナスもらえる上級国民はるかぜちゃんは、やっぱ違うわ〜。
出典:上記note

正直な感想を言うと、え?マジでこんな事言うやついんの?って感じ。

Twitterが荒れているって話はよく聞くけれど、これはなんつーか、便所の落書きって言葉がよぎるくらいのセンスだと思っちまった。

Twitterで検索してみて、そのつぶやきを見つけることが出来たけれど、このつぶやきをしたご自身も結構な闇を抱えているような感じも受けた。

自分の正義感から何かを攻撃してしまったってわけじゃない。
単純に自分の中の闇が漏れ出てしまった感じ。

それって誰も幸せにしないことだけれども、きっと闇を抱えた本人には止めることが難しいことなのかもしれない。
だとしたら、どれだけの不幸なんだ。
少なくとも、俺にはこの闇を抱えたヒトが幸せになる姿を想像できない。

春名風花さんが受けた誹謗中傷

実際、春名風花さんはどんな誹謗中傷を受けていたのだろう?

ちっと調べてみると、結構えげつないことをされていたっぽい。

このニュースにはこんなことが書かれていた。

「そのなかには、誹謗中傷どころではない、ぼくへの殺害予告までありました。実家の住所も公表され、そのせいで、怖い思いもたくさんするように…。例えば、お風呂場の窓から、知らない人が手を入れてきたり、近所で、“きみの学校に春名風花さんっている?”などと聞き込みをする人も現れ、危険が迫っているのを感じました。あまりの恐怖に、家から一歩も出られない日々が続きました」
出典:上記サイト

……マジか。
風呂場の窓から知らない人の手とか怖すぎるだろ。普通に病気になるやつだわ!

しかも10年前って言ったら、春名風花さんが9歳のときだぞ。
普通に子供の成長に対して壮絶な悪影響を与えるやつだろ。

SNSがまだまともに知られていない状況で警察も事件として扱ってくれなかったって実態もあるらしい。
今はどうなのかはわからないけれども、そう言うことが起きたら、相談できる場所もなかったとすれば、ご家族含めてどれだけの心労だったかってのは想像に難くないよな。

ヒトの闇が生み出す誹謗中傷

今回この事件を軽く調べてみるまで、俺は誹謗中傷ってのは、その誹謗中傷をするヒトの中にある正義が攻撃を生み出してしまっているって思ってたんだよ。

だれしもが、正しくあろうとするあまり、誰かの「間違い」を許せないって感覚が攻撃を正当化してしまっているってさ。

木村花さんの事件のときもその事を感じてこんなnoteを書いてみていたんだよね。

ところが、今回紹介したつぶやきを追っかけてみると、これは正義感から生まれたものじゃないって感じた。

単純に自分の中の闇を自分の中に押し止めることが出来なかったってやつだ。

ヒトは誰しも自分の中に闇を抱えている。
その闇を自分の中に押し込めるように俺たち大人は訓練され続けていた。

ところが、SNSという「ライト」な発信媒体を俺たちが手に入れることによって、俺たちは簡単にその闇を外に出す手段を手に入れてしまったってことなのかもしれない

だとしたら、俺たちはこの新たな状況の中でお互いの闇でお互いの闇を増幅し続けるしかないんだろうか?

そんな事はない。
あってはいけないよな。

じゃあ、どうするのか?
俺たちは俺たちの中にあるもう一つのものを表現していかなきゃいけない。

それは「希望」だ。あんたの中にある光だ。

あんたの中の光を発信することで、多くの闇を照らそう。
少しづつかもしれないけれど、闇を照らそう。

闇を照らすだって?
それはどういうことなんだって?

多分、この歌のように生きるってことだと思うんだ。

冒頭の英語部分を俺なりに訳してみるとこんな感じかね。

お前はプレッシャーを感じながらもお前の心を置き去りにして行く道を探る。
奴らは俺たちの決断を無視して誤解をばらまく。
誰もいないここでお前は俺が始めるのを待ち続ける。
繰り返す恐怖の中、世界がどうにかなる前にもがきながら世界と戦おう。
出典:MAN WITH A MISSION Raise your flag
 から香坂の意訳

なあ、あんたはどう思う?

俺たちのもがきつかんだ希望は誰かの闇を救うことが出来ると思うかい?

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