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9月1日という日

あんたも9月1日という新学期の節目の日を味わっているかい?

実際学生時代なんてものは四半世紀前に終えている俺にとっても9月1日ってのはなんとなく節目として感じることがあるんだよな。

新しい生活の始まりっていうか、生活環境が変わる日の一つだと思うわけだ。

そして、どうやらその変化ってやつは学生諸君に相当なプレッシャーを与えることもあるらしい。

この記事によると、1980年から始まった自殺者数の統計で2020年に自殺してしまった小中高の学生数が過去最多となってしまったんだそうだ。

そして、その自殺が特筆するほど多い日。
それが9月1日なんだそうだ。

今回は子どもたちが変化に対して最悪の選択をしないためには何が出来るのかって考えてみる回だ。

ちっとおっかないし、完全な正解なんてありはしないとは思うんだけれど、付き合ってくれよな。

自殺への共感の危険性

上の記事では各メディアが自殺したヒトに共感する情報発信の危険性について書いてくれている。

流石にテレビやらのマスメディアがそう言う危険性を伴う発信をすることはほぼ無いと思ってみているけれど、SNSは違うよな。

1億総発信者の世界観では非常に安易に自殺への共感が発信されてしまう。

「わかるよ」の一言が更に多くの若者の命を危険にさらしてしまうって現実がびっくりするくらい身近に転がっているってわけだ。

これってすげぇ悲劇だと思う。
共感っていう俺たちが求めてやまないものがヒトの命を奪う結果をもたらしているわけだもんな。

相談するきっかけ

実際、こう言う悩みってのは誰かに相談してなんぼなわけだ。
そのための相談窓口みたいなものもたくさん用意されている。

○こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556/おこなおう まもろうよ こころ(ナビダイヤル)相談対応の曜日、時間は都道府県によって異なる)
○#いのちSOS(0120-061-338/おもい ささえる 毎日12時から22時)
○よりそいホットライン(0120-279-338/つなぐ ささえる 24時間)
○いのちの電話(0570-783-556/ナビダイヤル 毎日16時から午後10時まで)(0120-783-556/フリーダイヤル 毎日16時から21時まで、毎月10日午前8時から翌日午前8時まで)(IP電話からは03-6634-7830 毎月10日午前8時から翌日午前8時まで)
○チャイルドライン(0120-99-7777 毎日午後4時から午後9時、21年12月29日〜22年1月3日は休止)
○子供のSOSの相談窓口(0120-0-78310 なやみいおう)
○子どもの人権110番(0120-007-110 平日午前8時から午後5時15分まで)
出典:上記記事

でもさ、こう言うところに相談できるような精神状態なら、きっと自殺なんて思わないとも思う。

そう言う精神状態に追い込まない予防ってのはどうすれば出来るんだろう?

もうちょっと言うなら自殺を考えないで済んでいるヒトってのはどうやって自分の精神を健全に保てているんだろう?

おそらくは逃げ場の存在ってことなんだろう。
自分という存在を認めてくれる場と言い換えても良い。

それはヒトによっては仕事かもしれないし、家族かも知れない。
部活かも知れないし、習い事の場かもしれない。

なんでもいい。
俺たちを認めてくれる場が俺たちを救ってくれているってわけだ。

自らの命を自分から守るための成長

俺たちが自分自身から自分の命を守るために必要なもの。
それが誰かからの信任だとすれば、俺たちはどうやってその信任を感じることが出来るのか?

誰かに褒めてもらった記憶。
そいつに尽きる気がするんだよな。

俺たちは日々なんかの課題を抱えながらそいつをなんとかし続けるってことに命を費やしている。

その活動によって実際に課題が解決されることもあれば、別の形で課題が沸き起こる原因になってしまうこともある。

でもどんな場合でも、あんたの活動を見ているヒトが必ずいる。
そして、そのヒトはあんたに向けて何かを言っていると思う。

その言葉を受け止めよう。
もしかしたら、その言葉は批判的な何かに聞こえるかも知れない。
でも、その言葉の裏には必ず何かあんたの価値を感じさせてくれることがあるはずなんだ。

なんにも価値が無いって思うヒトには言葉なんてかけないからね。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちはどうやれば相手に相手の価値を伝えることが出来るんだろう?

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