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女性専用というニーズを考える
あんたも女性専用○○ってやつを日々目にしているかい?
女性専用車両って存在が当たり前のものとして世の中に存在するようになってからだいぶ年月が経っていると思う。
もはや、その存在に違和感すら感じなくなっている状況だと俺は思うんだよね。
最近では女性専用ジムなんてものも出来てきているらしい。
なるほどなぁ。
ニーズってのはこう言う掘り起こしで顕在化していくもんなんだろうなぁ。
ちなみに、このニュースのタイトルを見たときに「あり?じゃあ女性専用ザクは?」って思ったのは内緒だ。
#ガノタ
そこではたと考える。
女性専用ってニーズってどうしてあるんだっけ?
今回は女性専用ってニーズの源泉について考えてみる回だ。
ちっとこのニーズの本質が何なのか一緒に考えてみようぜ。
女性専用という言葉
まず、だいたい新しく「女性専用○○」ってのが出来ると決まって出てくる意見がある。
それって男性差別じゃね?って意見だ。
その意見に対して決まって出てくるのは「男性専用〇〇」が必要だって声を上げればいいじゃんかという意見だ。
その意見の応酬を見るたびに思うのが、「不毛だなぁ」って感覚だ。
そもそもが社会の多くの仕組みは男性が利用することを想定して作られていて、ことさらに男性専用○○なんてものを用意しなくても、男性が普通に仕組みを利用できるように出来上がっている。
だからこそ女性専用○○ってやつにニーズが生じているってのが自分の理解だからなんだ。
電車のつり革ひとつとっても、標準の高さは男性の平均身長から割り出されているしね。
つまりは、生き物としての差がある女性と男性という区別において、女性用にできあがっているサービスの少なさがニーズを生んでいるってわけだ。
女性と男性を分ける意味
女性専用車両ができた経緯って詳しくは知らなかったんだけれども、どうやら痴漢対策ってことらしい。
なるほど。女性保護って意味合いってことか。
いや、冤罪対策って意味では男性保護って意味もあるか。
俺なんかおっかなくて電車の中ではほとんど手を下ろせないしね。
じゃあ、さっき書いた女性専用ジムは?
ジムで痴漢するようなやつなんていんの?
記事の内容を見ると、生理用品の無償提供だったりと言った女性が必要としているサービスを提供しているって話らしいけれど、それって女性専用じゃなくてもできんじゃね?
こっからは想像でしかないんだけれど、本質的に女性って男性をおっかながっているって事があるって意味なのかな。
平均的に男性の方が女性よりも腕力があるから、攻撃されたら対応できないってのはたしかにおっかない。
まあ、俺なんかだと吉田沙保里さんと戦いになったら秒殺される自信がもりもりにあるわけだが。
#いとうあさこさんにはギリ勝てる気がする
女性は男性よりも攻撃されたときのリスクが一般的に高いからってのが女性専用○○のニーズの源泉ってことか。
あり?でもさ。
じゃあ、なんで「御老体専用○○」とか「子ども専用○○」ってないんだ?
成人に対して一般的に弱者である御老体や子ども。
でも御老体専用車両なんて発想は聞いたこともない。
確かにシルバーシートってのはあるけれども、車両を分けるって発想はないわな。
おそらくは、痴漢の発生するリスクよりも御老体や子どもから強盗で何かを奪うって行為の発生リスクが遥かに少ないからってことなんだろうなぁ。
いや、でもなぁ。
それだと女性専用ジムのニーズに対する理屈が成立しない。
ジムで痴漢するなんてやつ聞いたことないもんよ。
もしか俺が知らないだけであるもんなの?
女性が運動で息を切らしているのをいやらしい目つきで眺める輩がいるとかか?
でも、そんなこと言ったら女性専用皇居ランロードなんてのが求められちゃわないか?
そんな話聞いたことないぞ。
そう考えると「女性専用〇〇」ってのは「そう言うニーズがあるでしょ」っていうイメージが先にあって、それを具体化することで実際のニーズにつなげたってのが実態なのかもしれないな。
だとすれば「御老体専用○○」も「子ども専用○○」も普通に作り上げることが出来るニーズってことなのかもしれない。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちは「弱者」を見つけては、そこに向けたニーズってのを作り込み続けるんだろうか?