俺たちが望む世界。AIが導く世界。
あんたは近未来ワード好きかい?
AI。聞いたことはあるけれど、分かったようでわからない言葉だよな。
でも実際、その訳のわからない言葉で俺たちの世界は変えられつつあるって言ったらあんたは信じられるかい?
どうやら、俺たちは時代の激変期にいるらしい。
もしかしたら、その変化っぷりはインターネットを凌ぐかも知れないって話だ。
今回は、その辺の未来ワードをできるだけわかりやすく書いてみようって俺の挑戦の回だ。
まあ、あれだ。期待してくれ。
俺のあがきっぷりを!(駄目じゃん)
AIってやつは俺たちの味方なのか?
AI。人工知能。なんつーか恐怖を伴うワードだよな。
人間ではないものが知能を得て、その知能が俺たち凡人をさっさと凌駕していくって世界観はターミネーターを始めとして多くの映画やその他のコンテンツで描かれている既定路線だ。
で、大抵の場合はAIの指し示す世界が気に食わない人間がその世界をぶっ壊して終わる。
次に何の生産的なビジョンを描き出すこともなくね。
具体例を書くならマトリクスにせよさっきのターミネーターにせよ、AIが指し示した世界観を俺たち人間は全く受け入れないって描き出しているよな。
実際のところ、AIは俺たちの敵なんだろうか?
答えは否であり是である。
なんで答えが一定しないのか。それは俺たちヒトが望む世界ってやつが何者なのかが定義できないからだ。
俺たちが望む世界観
言ってみれば、俺たちはどんな世界観でも否定するし妥協できる。
問題はその世界観が「自分たちの責任で作られたか」ってことなんだよな。
俺たちは選挙というイベントを通じて日本という国を司っている。
ん?選挙行ってないって?
うん、行け。いろいろ考えながら行け!
選挙に行っている俺たちは、少なからず「日本を良くしよう」って思いで行っていると思う。
でもその「良くする」って状態が何者なのか。
あんたは言葉にすることが出来るかい?
AIはざっくり言えば「良い日本」というものを何らかの定義で判定する。
例えば「GDPが成長することが良いこと」みたいにね。
GDPのような数字で世界が評価出来るという定義が出来ればAIは強い。
ありとあらゆるビッグデータをパターン分析して、GDPを最大化するための勝ち目の高い行動ってやつを導き出してくれる。
良い世界を数字で定義すれば、その最適解をAIが導き出してくれるってわけだ。
人間の行動が予測されるってこと
そういう時代はもうすぐそこにある。
何が売れるのか。何が流行るのか。そういうことをAIが導き出したときに何が起きるのか?
俺たちは俺たちの行動を予測されているのか?
俺たちがAIの予測通りに行動させられているのか?
そんな疑問がふっと湧いてくるよな。
でもそれは、こんな疑問とイコールだと思わないか?
俺たちはコーラが好きだから買っているのか?
俺たちはコーラの宣伝を見たから買っているのか?
この問に明確な解を出せるヒトは少ないと思うんだよな。
あんたもそうだろう?
あんたが「なぜそれが好きなのか」という理由を言葉にできることって驚くほど少ないと思うんだ。
じゃあ、広告を出せば全ての物が売れるのかって言えば、そんなことはない。
どうやら俺たちヒトは自らの創った広告の中でも効果的な広告ってやつに反応しているらしい。
ポイントはそいつがこれこれこう言う理屈で効果的って言う理屈先行で出来上がるものじゃないってことなんだ。
その点でAIってやつは大活躍する。
「売上が上がる理由」
ではなくて
「売上が上がるパターン」
を見つけるのがAIだ。
AIは理由は見つけない。これをすればこうなるってパターンを見つけるだけなんだ。
ところが、俺たちヒトは事業をする際に理由を求める。
なぜなら、事業に対する責任を負う必要があるからだ。
失敗したときに「こう言う理由で動いていた」という説明なしにはヒトはヒトを許すことが出来ない。
でもそれがAIなら?
俺たちはAIに理由を求める事ができない。
理由なしで最適解を導き出される社会。
そいつがもう目の前に来ているってことらしいぜ。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちは、理由なしで世界を認められるんだろうか?