持続可能に向けたフロンティア
最近、あんたももしかしたらSDGsって言葉をちらほら見かけているかもしれないね。
このなんかカラフルな感じのロゴなんだけれど、なんかの活動かなんかか?くらいの意識で俺の場合は眺めていた。
ちょっと気になったんで、調べてみたんだけれど、どうやら国連で採決された2030年までに各国で達成すべき17の目標ってことらしい。
また規制が増えんのかな?とか思っだんだけれど、よくよく調べてみると、こいつって、ワリカシいろんなチャンスにつながっていることみたいだ。
今回は、このSDGsってやつについて調べてみたんだよね。
場合によると、日本復活のチャンスかもしれないぞ?これ。
17の目標
SDGsってのは2015年9月の国連サミットで全会一致で採択された目標なんだそうだ。
「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標ってんだけど、言葉が難しいわ!
持続可能ってのはあれだろ?自然に優しい的な?
多様性ってのは、人類みな兄弟的な?
包摂性に至っては一発でIMEが変換できないじゃんかよ。
そう言うときはWikipedia先生だよな。
包摂(ほうせつ、subsumption)とは、経済・社会が、その本来の諸関係にとって外生的な存在を取り込む過程をいう。
出典:Wikipedia
まだわかんねぇな。つまり何か?みんなでやろうぜってことか?
良くはわからなかったけれど、俺なりに要約すると、きっとこうだな。
2030年までにみんなで幸せになろうよ。
だな。
で、みんなで幸せになるための目標が17個あるってわけだな。ふうむ。
17個の目標の一つを眺めてみよう
で、その目標17個の達成状況を見れるのがSDGs Dashboardってやつで公開されている。
ちっと見てみてもらいたいんだけれど、目標のアイコンをクリックすると各国の達成度合いが見えるようになっている。
日本を見てみると、意外なことに「14:海の豊かさを守ろう」のスコアが低い状態みたいだ。
日本の水はキレイって印象があるけれど、中身を見ていくとどうやら「トロール網漁業をやっている」ってのがスコアを大幅に落としているらしい。
どうもこのトロール漁業ってやつは、海洋資源を根こそぎ持ってっちまう猟法なので、世界的には批判の対象になる方法らしい。
アメリカは2006年にこの猟法を全面的に禁止にしているんだそうだ。たしかにこいつは持続可能って意味だとNGなやつっぽいね。
でも、この猟法を使わないで漁業を成り立たせることって可能なんだろうか?
おそらくは、俺たちみんなが豊かな海を享受するためには、どうしても養殖を活用しないとだめだと思うんだけれど、魚の養殖って結構いろんなハードルがあるみたいなんだよね。
餌をあげないと身が細ってしまうし、あげすぎると赤潮の元になって海洋環境を壊してしまう。
そもそもマグロの養殖が出来るようになったのだって、ここ最近の話だっていうもんな。
そもそも、あげるべき餌の量ってのは天候だったり食いつき具合だったり様々な要素を養殖に携わるヒトの経験値で決めているんだそうだ。
こう言うところを効率化していくことで、養殖業が活気づくのかもしれない。
そう考えた会社がある。
ウミトロンという会社だ。
この会社の製品であるウミトロンセルというのがあるんだけれど、いけすの中の魚の様子の映像解析結果や水温などを観測して、生産者に適切な餌やりのタイミングを教えてくれるってすぐれものだ。
これによって、今までであればいけすに毎日のように通って経験値を積み上げなければならなかった養殖がAIによる判断で半オートメーション化するってことになる。
無駄な餌やりも1割位抑えてくれるので生産コストも下がる。
ちなみにエサ代が養殖産業の全コストの5割から8割だってんだから、大変なコストカットだよな。
SDGsによって「14:海の豊かさを守ろう」って目標が定められたことで、こう言う会社が評価されるような世の中になりつつあるんだと思うんだよ。
だとすれば、こう言う技術を世界に広げることで、俺たち日本人はこれからの少子高齢社会を生き抜いていけるのかもしれないよな。
なあ、あんたはどう思う?
まだ、日本にはこう言うフロンティアがあるって信じられるかい?
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